中型自動二輪免許(今でいう普通自動二輪免許)を取って、今年2023年の6月でちょうど30年になります。
そこで、備忘録も兼ねて、無駄に長いバイクライフを振り返る記事を書こうと思い至りました。
かなり調子に乗っていってしまいますと、ヘタレライダーの私でも長年バイクに乗り続けられた理由は、これかなと思っています。
無理をせず ほどほどに
ちなみに、私がバイクに乗ったきっかけは、こちらの記事にありますので、お暇な時にでもどうぞ↓
それと、中型自動二輪免許(以下、中免と略します)の教習所奮闘記(?)も記事にしていまーす!
極めて個人的な内容になると思われますので、ご興味なければそっとページを閉じてくださいまし〜。
30年間のマシン遍歴
まずは、30年の間にどんなバイクに乗ってきたのかを、高速でお届けします!(しかし、あらためてみると、30という数字、重いなあ・・・)
ホンダ「VT250F」
人生初のマイマシンは、ホンダのVT250Fという名車でございます。
中免を取る前後から、雑誌やバイク屋でマシンを物色したり、友人知人から情報を得たりをしていたものの、いかんせん高い買い物。購入するに踏ん切りがつきませんでした。
そんな中、友人の職場の同僚がマシンを手放したく、タダでいいから貰って欲しいというおいしい話が舞い込んで来たことから、免許取得の10ヶ月後に念願のマシンを手に入れたのです!
これで、バイクの基本のきを学び、バイク仲間との出逢う機会を得られました。
ファーストバイク「ホンダ・VT250F」についての記事は、こちらにまとめております。
人生初の北海道ツーリングにも連れて行ってくれた、私にとっては神マシンでございます。
ヤマハ「セロ−225W」
2台目のマシンは、1994年に購入したヤマハのセロー225W・マゼンタカラーでございます。
もともと、中免を取ったきっかけは、「オフロード車に乗りたい」という欲望からでした。
今から思えば身の程知らずもいいところなのですが、カワサキのKDXに一目惚れしたのです。
このセローで、北海道ツーリングをはじめ、長野、福井、岐阜、三重などの林道走破を体験しました。
そんな多くの出逢いをくれたセローでしたが、手入れが行き届かなくなり、ついに2016年末に陸運局に廃車手続きをするに至ったのです。
そのかわりといってはなんですが、オットからセロー225W・フォレストグリーンカラーを譲り受け、現在に至ります。
セロー、本当にいいバイクです。
ヤマハ「SR400」
今となっては、なぜこのような行動を起こしたのかわかりません。
が、突如「400ccバイクに乗りたい!」と思い立ち、ヤマハのロングセラー車であるSR400(ダルレッドメタリックカラー・2005年リリース)を購入してしまったのです。
入手したのは、2006年。SR史上初のシルバーフレームということで、テンションが上がった記憶があるようなないような・・・(なにしろ昔の話なので記憶が定かではなく・・・)
そういえば、このSRで北海道も二度ほど走りました。
そして、SRといえばキックスターターです。
人のキックスターターを見るのはカッコよくて好きなのですが、いかんせん自分がキックするとなると、いまだに大汗をかく始末。(とほほ・・・)
ヤマハSR400を紹介している過去記事です。
購入から17年、めちゃくちゃ味のあるいいマシン。今でももちのろんで現役バリバリです!
カワサキ「W650」
今の私のメインマシンは、2009年に購入したカワサキのW650(メタリックマジェスティックレッド×ポーラホワイト)です。
このマシンで、何度北海道に渡ったことか。
私のムラのある操縦でも、壊れることなく走ってくれています。
ファイナルエディションということでかなり気合の入った機体のようで、カワサキなのに(?!)、オイル漏れも錆も反抗期もありません!(ドゥカティは壊れません!的な?)
カワサキW650について熱く語っている記事は、こちらです。
今年も、このマシンで、北海道を走ってきます!
待ってろーぉ!北海道ーっっっ!!
忘れられないバイクにまつわるあれやこれや
ではここで、かなり個人的な忘れられないバイクとの思い出話を、暑苦しく語ってみます。
今や夏の恒例行事「北海道ツーリング」
いうまでもまく、私とバイクの一番の思い出は、「北海道ツーリング」でございます。
これまでも、しつこく記事にしてまいりました。(その一部)
2022年夏の北海道ツーリング記事は、こんな感じです。
北海道ツーリングがきっかけで、今の夫と結婚しております。
私以上に北海道フリークのオットともに、以後20年以上、毎年欠かさず「夏は北海道!」が恒例行事なのです。
バイク女子が二人「日本平でゲリラキャンプ」
あれは、1990年代半ば。
同世代のバイク女子と、セローで静岡の日本平に一泊2日のキャンプツーリングに行ったのですが、そこで経験した「ゲリラキャンプ」が刺激的(?)で、今でも忘れられない思い出となっています。
なぜ、こんなことになってしまったのかは記憶が定かではないのですが、二つだけ覚えていることがあります。
それは、キャンプ場が見当たらないので、そこらへんの海岸沿いのコンクリートの地面にテントを張ったことと。
そして、夜中に至近距離から野犬の鳴き声が聞こえたので、テントの中で息を潜めて寝たふりをしたこと(なんでやねん!)です。
よい子は真似しちゃいかんなやつですな。
愛知から東京まで「ツーリング&スクーリング」
ここでもセローが大活躍(?)な思い出話です。
愛知から東京(多摩地方)まで、通信制大学のスクーリングのために、ツーリングを決行しました。
ツーリングが目的というよりは、スクーリングのための移動手段といった方が正しいのでしょう。
しかも、貧乏公務員だったので、少しでも交通費を浮かせようと、途中まで下道で走ったというのですから、救いようのないバカっぷりです(苦笑)。
当たり前ですが、講義には大幅に遅刻、その時に単位を取れたのか取れていないのか、それも今となっては記憶にありません。(最終的に卒業はできたので、どこかで取り直したたのかもしれませんけど、そうであれば相当のバカですわ)
若気の至りなのでしょうが、無事帰ってこれたということで、これもこれでよき思い出となっています。
凸凹大好き!「林道ツーリング」
先にも触れましたが、オフロード車に乗りたくて中免を取ったようなものなので、当然のことながら、凸凹なダート道は、走りたくて走りたくて仕方がありませんでした。
セローを手に入れてからというもの、休日は仲間と林道を走ることを楽しんでいたのです。
モトパンやモトブーツも揃えて、一人で使うこともできないくせにパンク修理キッドも搭載して、テンション高めな20代の私でございました。
そういえば、バイク仲間に誘われて、ヤマハランツァツアーにも参加したことがあります。
形から入るので、カッコだけは一丁前に揃えたりはしているのですが、いかんせん操縦スキルのレベルが低すぎまして、へっぴり腰でございます。
なのに、ドヤ顔です。
2ストマシンで1日中林道を走破するなんて、今となっては無理ゲーです(苦笑)。
30代半ばで取得「大型自動二輪免許」
30代半ば、大型二輪を取りに自動車学校に通いました。
免許試験場でのいわゆる限定解除試験ではなく、お金さえ払えば誰でもだいたい取れてしまう、実施試験免除のアレです。
その時の様子をまとめた記事がありますので、よろしければ覗いてみてくださいね。
どうしてもほしいわけではなかった大型自動二輪免許でしたが、選択肢が増えたり、視野がひろがったということで、取ってよかったと思っております。
番外編:クローズドコースの急制動で転倒!膝を負傷
どの地域にも、安全運転講習会と銘打ったマシンスキルアップ講習が、クローズドコースで開催されていると思います。
私も、当時在住の地域で、マイマシンを持ち込みで参加したことがあるのですが、そこでやらかしてしまいました。
急制動(急ブレーキ)で派手に転倒してしまったのです。
右膝を地面に強く打ったものの、骨折もなく済んだのですが、その身代わりに、愛車のセローはフロントフェンダーが傷ついてしまいました。
この時の教訓はこんな感じです。
- 急ブレーキは、車体を傾けた状態では絶対に行ってはいけません!
- 少なくともニーガードは装着しましょう!
- Gパンを着用してバイクで転倒すると、生地が激しく裂けます!
今さら何言ってんだ感満載ですが、この経験を機に、これらのこと↑が常に頭をよぎるようになりました。
ということで、バイクプロテクターの記事は、こちらにまとめていますよ。
バイクに乗り続けられた理由(自己分析)
最後に、(年数だけは)先輩風を吹かせて、なぜ私がバイクに乗り続けられたのかを、自己分析してみました。
周りの環境
常にバイクに乗る人が身近にいたというのが、一番大きいのかもしれません。
もうバイクをやめようかなと思っていた時期に、バイク女子の友人から「北海道に行ってくる!」という連絡が入りまして、風前の灯だったバイク熱を再燃させてくれました。
さらに、何度目かの北海道ツーリングでは、今のオットと出会い、毎日のようにバイクに関わるようになってしまったのです。
いいのか悪いのかわかりませんが、バイクを乗らなくなるという選択肢が、ないに等しくなってしまいました。
バイク仲間からの深い一言
20代の頃、ツーリング途中の雑談で、あるバイク女子Mさんが深い一言を呟きまして、それが私のバイクライフに影響を与えているんじゃないかと思っています。
その言葉とは・・・
バイクとは「細〜く長〜く」付き合っていきたい
これくらいゆるーい感じが、私には心地よかったのです。
バイクにまったく乗らない時期もありましたが、そんな時にふと思い出すのが、Mさんのこの言葉でした。
Mさん、私はあなたの珠玉の一言のおかげで、今でもバイクに乗り続けていますよ。
北海道をバイクで走りたいという欲望
はじめて北海道をバイクで走って以来、北海道ツーリングに魅了されて今に至ります。
ことに、1999年以降は、毎年欠かすことなく「北海道」です。(諸般の事情でタンデムの時もありましたが)
マシンはもちろん、ウェアやシューズ等のバイク用品などはすべて「北海道ツーリング」を照準に選んできました。
バイクに乗り続けられたなんていうのは、そんな単純で子どもみたいな理由だったりするのです。
マシンが魅力的
バイクは、美しい造形品でもあると思っています。
乗ってナンボなのは百も承知ですが、例えば乗らずに置いておいたとしても、それはそれで、眺めているだけでも十分楽しめたりするのです。
夢は、縁側でコーヒーやビールを飲みながら、W650やSR400を眺めて悦に入ることですかな。
そもそもあまり乗っていない
エラそうにバイク乗りを名乗っていますが、そもそもあまり乗っておりません。
バイクに乗り始めた20代の前半から半ばあたりまでは、いっとき通勤にも使っていたほど、わりとヘビーに走行距離を稼いでいました。
しかし、30代ともなると、ガクンと乗る頻度が減ってしまったのは事実です。
ちょっと言い訳がましいのですが、体調がよろしくない時はもちろんのこと、気分がぱきっとしない時も乗らないようようになりました。
無理をしなくなったということでしょうか。
それでも、先のバイク女子Mさんの言葉を思い出しては、「細くても長く乗っていられたらいいよね」なんていう言い訳が、バイクに乗り続けれらた秘訣なのかもしれないと、最近思っていたりするのです。
おわりに
バイク免許を取得して今年でちょうど30年ということで、バイクライフの振り返りをやってみたという、極めて個人的な内容でございました。
これまで、無事故・無違反(無検挙)で乗り続けられたのも、ひとえに周りの方々のご加護があってのことなのかと、感謝の念を抱かずにはいられません。
光の速さで50代になった今、いつまでバイクに乗れるのかは今のところ想像がつきませんが、安全に楽しく乗るためにも、やはり「無理をせずほどほどに」が大切なのかなと思っています。
ただ、欲をいえば、優しくてかっこいい女性ライダーを目指したいと思ってしまいます、幾つになっても。
ありがとうございました。