こんにちは。アラフィフ女ライダーのもりこねです。
私は、バイクに乗り始めて今年で28年目になりますが、時々ふと思うことがあります。
それは、バイクはデメリットばかり(!)なのに、この便利な時代に、なぜ私は好き好んでバイクに乗るんだろう?ということです。
そして、そのこたえはズバリ!私が「バカ」だからという結論にいたりました(笑)。
数年前のTVアニメ「ばくおん!!」で、セロー乗りの女子高生「恩紗ちゃん」が言い放った「バイクはバカにしか乗れない」という言葉・・・本当にそのままそのとおりなのです(笑)。
今回の記事の内容は、こんな感じです。
そんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事を書いていきます!
(ていいますか、そんな疑問を持つ人っているのかなぁ?特に2番目・・・)
バイクのデメリット3つ

まずは、私が感じているバイクのデメリットについて、今回は3つだけ挙げてみます。
身体を張っている
バイクはその見た目どおり、生身の体をさらして乗ります。
そしてバイクは、四輪車のような「囲い」がありません。
さらに、バイクは一部を除いては自立できず、そんな重量物を支える必要があります。
それによって、どんなデメリットがあるのか・・・
・転倒した際に、大惨事になる可能性がある。
・四輪車からだと視認性が悪いため、うっかりぶつけられやすい。
・雨風、暑さ寒さなどの天候や気温に左右されることにより、危険性が高まり体力も消耗。
・バイクという重量物を取り扱うため、体力、筋力、気力(?)は必須。
これは、かなり怖いし、キツイですよね。
自ら苦労をしにいくようなもので、お笑い芸人ほどではないですが身体張ってます。
仕事じゃないのにこれをやり続けられるなんて・・・これはバカだからにほかなりません(笑)。
実際、立ちゴケしたり、悪天候や灼熱地獄の中を走っている時は、自分のバカさ加減に笑うしかない状態になります。

それでも、生身の体で走っているからこそ、全身で風を感じたり味わえる風景があるんですけどねー。
思ったほどかっこいいもんじゃない
バイク乗りであることを人に話すと、「かっこいいねー!」なんて(お世辞かもしれませんが)言われることがあります。
でも私は常々、バイクってそんなにかっこいいもんじゃないと思っているのです。
もちろん、かっこいいライダーは世の中にはたくさんいますので、これは私に限ったことかもしれませんが・・・(汗)。
私がバイクをかっこいいと思わない理由は・・・
・丸腰で走るライダーは、空気中のホコリや汚れ、時には虫の激突を一身に受ける。
・夏は汗でベタベタで気持ちがいいもんじゃない・・・
・お肌(顔面)や頭髪のダメージも大きく、美容に大敵。
・ヘルメットを取ったらきれいなロングヘアーがはらり・・・↓

なんて、こんなのない!幻想!!風に吹かれまくった髪はぐちゃぐちゃに絡まりまくってますから!!
頭頂部はつぶれて、前髪もぐちゃぐちゃな状態ですよ。
・・・と、もうこれくらいにしておきましょうか(笑)。
かの昔、20代の頃に、「きれいなお姉さんは好きですか?」というCMがありましたが、バイクに乗ると、どれだけばっちりヘアメイクをしても、もれなく「きたないお姉さん」になります。(え?それは元から?!)
でも今は、とてもきれいなモトブロガーさんやインスタグラマーさんがたくさん出てきてて、とてもいい感じですよね。
そんな方々に憧れて、バイクに乗る女性もいるのではないでしょうか。
そして、過去記事でもご紹介しましたが、街に溶け込むようなおしゃれなバイクウェアがメーカー問わず販売されているので、かっこいいライダーになる可能性も高まりました。

でも、一番かっこいいのは、「無事故で安全に走ること」ですよね。
アンチバイクもいるかも・・・
「アンチバイク」というバイクに嫌悪感を抱く人(少しやんわりした表現にしました)がいるということは、いつもどこか頭の片隅に置いて走っています。
ただ、気が付いていないだけかもしれませんが、私はこれまであまり遭遇したことはありません。
なので、アンチバイクの方がどんなことをするのか、そして遭遇した時にどう対処していいのかということは、正直わからないのです(汗)。
幅寄せなどの嫌がらせをしてきたり、悪口?を言われたりするのでしょうか。
でもまあ、時と場合によるのでしょうが、うまくスルーしてそっと離れるのが一番なんでしょうね。
実は私は、バイクに嫌悪感を抱く人の気持ちは、わからなくもないのです。

「だからバイクは嫌なんだ」と思われる走りをしないように、思いやりの気持ちでバイクに乗ることを心掛けたいです。
それでもバイクに乗るのは「何か」を感じられるから→すなわちバカ?

このような救いようのない(?)デメリットがありつつも、私がバイクに乗り続けている理由は、それをもしのぐ「何か」があり、それを感じたいがためなのです。
それこそが、すなわちバカなのです(笑)。
その「何か」は人それぞれ違うのでしょうが、私の場合の「何か」をお伝えしていきます。
私のバカさ加減も、お楽しみください(笑)。
面倒くさいところがいい
これは、完全にアウトなバカでしょう(笑)。
効率優先のこの時代に、面倒くさいところがいいだなんて、変態(?)そのものです。
面倒くささは2つありまして・・・
1)乗る際の装備、荷物の多さ
2)マシンそのもの
1)については、バイクは四輪車のような軽装では乗れないということです。(そういう方もいるでしょうが、私はできないタチです)
バイクウェアやプロテクターを着用して、ヘルメットにグローブ、ブーツも履いてと、何かと走り出すまでに準備が必要です。
そして、帰ってきてからも、片付けがこれまた面倒くさい(笑)。
2)については、なんていいますか、マシンなのに人間臭く感じるのです。
乗る前は異常がないかをみなきゃいけないし、定期的にメンテナンスも必要。
そして、ほったらかしにすると、拗ねる。(あ、今ちょっと引きましたか?)
私が好きな漫画に、荒川弘さんの「銀の匙silverspoon」があります。
その中で、馬が大好きなヒロインの御影アキちゃんが、主人公の八軒くんに「馬のこと」を語る印象的なセリフがあります。
(御影ちゃん)臆病で、繊細で、仲間想いの動物なの。
(八軒くん)うわー・・・なんか面倒くさそうな生き物だな・・・
(御影ちゃん)その面倒くささがまた良いっしょ?
出典元:荒川弘著「銀の匙silverspoon1巻」P76 小学館 2012年7月20日第9刷発行
馬ほどではないかもしれませんが、バイクもこれに似たところを感じたのです。
そう思うと、なんだかとても愛おしくなるんですね(だから手放せないのか?)。
効率や完璧、優等生もいいけど、そればっかりじゃ面白くないと思うのは、私だけでしょうかね。
見た目に翻弄されている
バイクの見た目に、完全にやられています。
私がバイクに乗りたいと思ったきっかけも、バイクを選ぶ基準も、「見た目」です。
もちろん、安全に走るためのスペックは大切ですが、それをふまえつつ優先したいのは、私にとっての造形美なのです。
たしかどこかのバイク雑誌で、バイク芸人として大活躍のチュートリアル福田さんがこんなことを言ってました。
バイクほどこの世で美しいものはない
このような言葉で、バイクのことを表現していました。
見た目や雰囲気が自分好みだと、毎回バイクに乗るのが楽しくなりますよね。
そして、その美しい姿を見ると・・・手放せなくなってしまうのです。
バイクの魔力にはまっていますね。
移動手段だけじゃなく目的そのもの
20代の頃に、職場の先輩(ライダーではない)からバイクのことを聞かれたので、語彙力のない私がたどたどしくもその魅力や楽しさを語っている時でした。

つまり君がバイクを楽しいと思うのは、バイクが移動手段じゃなくて、バイクに乗ることそれ自体が目的だからなんだね。
そうそう!それが言いたかったんですよねー。
自分では言葉にできなかったバイクに乗りたい理由・・・それをわかりやすく言語化してくれたのが、その先輩だったのでした。
非効率なバイクに乗るのはバカっぽいイメージがあるのですが(私調べ)、なにがなにが、移動中も楽しめてしまうというのは、まるで「1粒で2度おいしいグ○コキャラメル」のようじゃないですかっ!
めちゃくちゃ効率的で、お得ですよね。
おわりに

デメリットばかりのバイクに私が乗り続ける理由は、そのデメリットをしのぐ「何か」を感じたいから、ということをお伝えしてきました。
その何かを感じたいがためにバイクに乗り続けるのは、やはりバカだからにほかなりません。
そして、バカと言われると少しうれしいと感じる私もいるのです(笑)。
ちなみに、「バイクはバカにしか乗れん」の名言は、こちらで視聴できますよ。
デメリットだらけのバイクに魅力を感じるのは、不完全な自分と似たところがあるからかもしれませんね。
なんにしても、これからも安全運転で楽しくバイクライフを過ごしていきます!
ありがとうございました。