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私が公務員を辞めた本音は「やりたくないことから逃げたかった」

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こんにちは。元公務員のもりこねです。

私が公務員を辞めた理由は、まだこのブログでは記事にはしていませんでしたが、以前やっていたライブドアブログにて、1年半ほど前に記事として挙げています。(今は公開していません)

ここ最近それを読み返してみたのですが、とにかくツッコミどころ満載なうえに、嘘を書いたわけではないのに「本音はもっと違うところにあるんじゃないのか?」と激しい違和感を覚えたのです。

そこで、どうして私は公務員を辞めたのかということについて、あらためて自分の気持ちに本気で向き合ってみました。

すると、退職理由の一番の本音は、「もうこれ以上やりたくないことをしたくないから逃げた」ということがわかってしまったのです。

今回は、そんな私の公務員を辞めた赤裸々な思いを記事にしていきます。

ちなみにこの記事(というのか公務員記事全般)は、退職を勧めるものでは決してありません。

この記事はこんな想いだけで書いていきます

公務員退職者の辞めた理由を知りたい方にとって、こんなしがない体験でも、情報のひとかけらとしていただけたらいいなぁ・・・

ゆえに、自分語りの極めて自己満足な内容になっていますので、ご注意のほど〜(笑)。

読みたい箇所からどうぞ

理由1:やりたかったことに挑戦したかった

私は小さい頃のある出来事できっかけで、やってみたいと思っていた仕事がありました。

でも、様々な事情で、それほど強く希望をしていなかった「公務員の道」を選んだのです。

結局20年以上勤務することとなるのですが、その間にも、関連する仕事のボランティアをしたり、関係者から情報収集するなどして、私なりに動いてはいました。

しかしながら、いかんせん公務員という職業柄、なかなか本気で転職をするという行動にまで移せず、ずるずると時は流れていったのです。

しかしある時、ダメもとで応募したある会社から内定をいただいたことで、公務員を退職することが現実となったのです。

その応募のきっかけとなったのは、次の2番目の理由で触れていきます。

理由2:仕事が合わないと思っていた

20年以上勤務してきた私がいうのもどうかと思いますが、私には公務員の仕事は合っていませんでした。

何が合わないと思っていたのか。

閉鎖的、前例踏襲、事なかれ主義、権威主義など、まあいろいろありましたが・・・

代表的なのが、調査(あら捜し?)や指導(上から目線の何様きどり?)ができるという「権限」があり、それを平然と行えることです。

そして、失敗が許されない風潮や、どこまでも「正解」を追い求めるところ・・・

それらに、自分でもなぜだかわからないのですが違和感を覚えていたのです。

それが、与えられた仕事でしょ?
うまく折り合いをつけながらやればいいんだよ。
そんなに深く考えず、仕事と割り切れば?

・・・わかります。すごーくわかるんです。

だから、私なりに仕事も人間関係も、そんなアドバイスをふまえながら、それなりに努力はしてきたつもりです。

苦手な仕事や職場の人の「いいところ」を見つけようと視点や捉え方、考え方を変えてみたり、時には仕事と割り切って心を楽にする方法も取り入れたりして、試行錯誤しながらやってきました。

しかし、どれもやっても、その時はいいと感じてなんとかやり過ごせるのですが、その後にやはりしっくりこない、違和感の嵐がやってくるのです。

誰もが恵まれていると思う公務員に対して、そんなふうに違和感を覚える私はどこかおかしいのか?と何度も思っていました

そして、そんな仕事のストレスを発散させるために、同僚たちと愚痴や文句、悪口を垂れ流しながら呑んだくれることに、ほとほと嫌気がさしていたのです。

ほんの少しの余暇時間を楽しむだけのために、1日8時間以上×週5日間を仕事に拘束されることにも。

その繰り返しで疲弊する一方なので、ある時から自分の感情に蓋をしたくらいでした。

そんな時、2011年3月11日の東日本大震災があって、私の気持ちも多少なりとも揺さぶられ、死生観を考えるきっかけとなったのです。

人は生まれたからには、例外なく死を迎える。
すでに40歳を超えた私だが、今死んだとしたらおそらく後悔するだろう。
そうならないために、今何をどうすればいいのか・・・

そんな思いとともに、どうしても心や身体が、もうこれ以上はこの公務の仕事を受け付けられなくなってしまったのです。

何かがおかしい。
何か違和感が拭えない。
そんな自分に、もう嘘はつけない。
限界だ。

定年までここで勤め上げるイメージが、どこをどう考えても湧いてきませんでした。

これまでも何度か辞めたいと思いつつ思いとどまってきましたが、この気持ちは揺るぎない確信となり、退職する方向へと行動していたのです。

それが、先に挙げたとある会社への応募でした。

理由3:要は逃げたかっただけ→これが一番の本音かも

これまで挙げた上記2つの退職理由は、もちろん本当のことであり本音です。

でも、心のもっとずっと奥にある本音に、ここ最近気づいてしまったのです。

それは何かといいますと・・・

いろいろゴタゴタ理屈並べてるけど、要は嫌なことから逃げたかっただけでしょうよ!

そうなんです。

かっこつけてやりたい仕事がしたいだの、上から目線の仕事は自分には合わないだのいっても、本当のところは、

「もうこれ以上やりたくないことはしたくない!」

「それで人生終えたくない!!」

だからそこから逃げたい!!」

それだけだったのです。

これまでの私は、「逃げ」に対して否定的でした。

上記の退職理由であれば、「今の仕事が嫌でやめたんじゃないですよ、それよりももっとやりたいことがあったからですよ」と周りにも説明がつくし、なんだかんだ体裁は保てます。

私はずっと、「公務員を辞めたのは逃げじゃない、そうじゃなくて、他にやりたいことがあったからだ!夢に向かって進むためだ!」と思っていました。

でも、それは思い込みでした。

そう思い込むことで、逃げじゃないと自分を正当化したかったのです。

自分が「逃げた」という罪悪感にさいなまれずにすむからでした。

そんなふうに自分の本音から目を逸らしてきたからでしょうか、退職してから今までの長い期間、罪悪感を抱いたまま過ごしてきたのです。

こうやってブログを書く習慣ができたことで、自分の心を否応なしに見つめる機会が各段に増えたことが、このように本音に気づく事態となってしまいました。

それまでそれに気が付かなかったのは、私が知らず知らずに臭いものに蓋をしていたからでしょう。もしくは、気が付かないふりをしていたのです。

でもですね。

「嫌なことから逃げた」ということを素直に認めたことで、正直ホッとしている

もう自分にも他人にも嘘をつかなくていいんだという、罪悪感がなくなりました。

そして、そんな自分に対しても、公務の仕事や職場環境などの外界に対しても、やっとゆるせる気持ちになれたのです。

さらに、時には逃げたっていいじゃないという気持ちにもなれました。

時には逃げたっていいんですよ、生きるためであれば。
生きることに逃げなければ!

都合のいい考え方だと思われるかもですが、大事なのは、逃げた後、逃げた先でどうするのかだと思っています。

「逃げてもいい」を語るといろいろ誤解を生みそうですし、逃げることを推奨しているように思われそうですが、これについては別記事にてまとめていますので、よろしければのぞいてみてくださいね。

とにもかくにも、私が公務員を辞めた一番の理由は、コレです。

公務員を辞めた本音の理由
  • もうこれ以上、やりたくないことはしたくない
  • やりたくないことをし続けて、人生を終えたくない
  • その環境から逃げ、やりたいことをするために、辞めた

これを読まれて、私のことを「情けないやつ」「ダメダメなやつ」と思った人も少ないことは承知のうえです。

でも私は、自分のしたことに後悔はしていません。

多少強引であっても、「環境を変える」という行動を起こしてよかったとさえ思っています。

それはなぜかと言いますと、公務員時代より今の方が、格段に穏やかな気持ちで自分を解放して過ごせているからです。

そして、自分の人生を生きている感がしているからです。

注)ただしこれは、他人からみた評価ではありません。あくまで自分目線というのか自分基準です(笑)。

おわりに

私が公務員を退職した理由を挙げていきましたが、実はこれについてはもう記事にすることはないだろうと思っていました。

読者のとって有益な情報になるどころか、逆にネガティブな気持ちにさせてしまうかもしれないということと、私自身が当時のことを思い出す必要がないからという理由からです。

なので、記事にするのはどうなんだろう?と少しためらっていました。

でも、思い切って公開することにしました。

その理由は、この二つをお伝えしたかったからです。

退職理由を記事に挙げようと思った理由
  1. 同じようなことで悩んでいる人に向けて、「そう思っているのは、あなた一人じゃないよ」ということ
  2. 公務員を辞めても「死にやしない」ということ、「逆に楽しく生きている人もいるぞ」ということ

そんな言い訳をしながら、そろそろお暇いたします。

ありがとうございました。

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この記事を書いた人

公務員→キャリアカウンセラー

当サイトは、「人生はネタだらけ」という持論のもと、勢いだけで綴っている骨の髄まで雑記ブログです。

そんな一介の自己満足ブログでも、いつかどこかで誰かのお役に立つことができたならば、我が人生に悔いなしです。

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