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公務員を辞めたいけど今すぐは無理・そんな時に心を楽にする対処法

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私は以前、某省の地方出先機関で事務系公務員として、20年以上勤務していました。

ここ数年、私の周りの公務員から「仕事辛い」「辞めたい」という声を聞きます。

そして、そう簡単には辞められず、苦しい思いをしています。

公務員を辞めたくても今すぐは辞められない理由の多くは、「生活のため」ではないでしょうか。

仕事に行きたくない、でも行かないといけない、だから毎日が辛い、いったいどうすればいいのか・・

私も、そんなきゅうきゅうとした思いを抱きながらも、なんだかんだと公務員を続けてきました。

長く公務員を続けることがいいと言いたいわけではありません。

ただ、何度か心が折れそうになりながらも、心身ともに健康に仕事を続けることができたのは事実です。

それができたのは、少しでも心がほっとして楽になるように、自分なりに意識して行動してきたこともひとつあるのかなと思っていますので、今回はそれをお伝えしていきます。

対処法なんてエラそうな言い方ですが、意識してやってきたことで20年以上続いちゃったという話の、ただの体験談です(笑)。

ちょっと先輩風を吹かしちゃった感じではありますが、それでも、情報の一つとしてお役に立てていただけるならうれしいかぎりです。

読みたい箇所からどうぞ

職場・仕事での対処法

職場・仕事では、次に挙げる3つを試していました。

その結果、自分にとって、大変効果があったものを「◎」、まあ効果があったものを「○」、それほど効果がなかったものを「△」として、自己評価をしてみました〜(笑)。

仕事と割り切った→◎

仕事と割り切る・・・

「なんだ、そんなことか」「そんなことは聞き飽きてるよ」「それができないから悩んでいるんだよ」そんな言葉が聞こえてきそうですが、当面の対処法としては、やはり適切かと思います。

その仕事が好きであるとかワクワクするなんていうことであれば、もうどっぷり浸かっちゃっていいと思いますし(うらやましい!)、割り切るなんて言葉すらも浮かんでこないでしょう。

でもその真逆で、仕事が嫌だとか辛すぎるという場合は、「どっぷり」はちょっと心身ともに負担が大きいですよね。

自分では「どっぷり」なつもりはなくとも、知らず知らずに人間関係に気を遣ってしまったり、自分が周りからどう評価されているのかを必要以上に気にしてしまったり、仕事のミスをいつまでも引きずっていたり・・・ではないでしょうか。

え?私だけ(笑)。だったらいいのですが・・・。

すぐには辞められないし仕事も休めない、であれば当面の対処方法として、仕事も人間関係もある程度「割り切る」ということが、心身の健康のためにとても必要だと思うのです。

これは私の方法になるのですが、余計なことを考えていると気づいたそばから、「あ、また嫌なこと考えてた。取り消し!取り消し!」とか「はい、おしまい!」なんていう言葉を使って、気持ちの切り替えをしていました。

そしてその後にすぐに、「しょせん仕事でしょ?悪いけど仕事よりも自分の時間や人生の方が大事よ」と割り切るように意識をしていました。

割り切ることで、俯瞰してものを見たり感じたりでき、冷静になれたように思います。

「そんなこと言ってるけど辞めてるじゃないか!」という声が聞こえてきそうではありますが、私にとってこの方法は効果「◎」でした。

定時で帰る工夫をした→○

残業が大嫌いな私は、できる限り定時で帰る工夫をしました。

なぜ残業が嫌いなのか、それは、休息時間や好きなことをする時間が欲しかったからです。

それでも、どうしても残業せざるを得ない時もありました。

ただ、残業しない工夫を考えたり試してみるという行為に、無駄はなかったと思っています。

最近の公務員は、残業があたりまえになっています。

仕事が好きで好きでたまらない人であれば話は別ですが、職場の拘束時間が長いというのは、ストレスの要因の一つとなるでしょう。

私も、残業が月100時間を超える部署を経験しました。

そして、これをきっかけに、「この働き方はなんだかおかしい!」と疑問を抱いたのです。

このままでは、身体だけでなく心まで壊れてしまう・・・そんな危機感から、仕事もいいけど、自分のことは自分が労わってあげないといけない・・・と本気で思いました。

「でも、上司や同僚がまだ仕事をしているのに、自分だけ先に帰りづらい」

その気持ちも、わからないではないです。

ただ、私の場合は、ある程度仕事が片付いたのであれば、定時で帰ることにそれほど抵抗はありませんでした。

だって、(知識や能力は別として)真剣でしたからね、仕事している時は、一応・・・

朝、「今日は定時で帰る!」と決めて仕事に取り掛かると、それができるかどうかをゲーム感覚で楽しめましたし、できなかったら、「ま、しょうがないか」的な気持ちで気楽にやってました。

できなかったことも多々あったけれど、定時で帰ることを目標にすることを自分の心身を大切にできたので、効果は「○」です。

異動希望を出してみた→△

公務員の悩ましいことの一つとして、人事異動があります。

でも、合わない業務や人間関係から距離を置ける可能性があるというところは、いい面でもありますよね。

なので私は、どうしてもキツイ職場環境であれば、異動希望を信頼できる上司にそれとなく伝えていました。

正式に希望を伝える時期は決まってはいましたが、それ以外の時期でも自分の希望を伝えていたのです。

即効性はないですし、希望が叶う確率も決して高くはないでしょう。

でも、やらないよりもやった方が可能性としては上がりますし、伝えることでかすかであっても希望をもって仕事ができたような気がするのです。

ただ伝え方については、この仕事が嫌だとかあの人が嫌だからという他責な理由はできるだけ避けました。

「こういう理由でこの仕事をしたい」「ゆくゆくはこうなりたいから、今からこの経験をしたい」というようなちょっと前向きな表現で伝えるように意識していました。

私は、わりと希望どおりになっていた方だと思います。思い過ごしかな(笑)。

ただ、やはり効果は「△」です。

職場以外での対処法

職場以外でも、油断するとついつい仕事のことを考えてしまう超真面目な(?)私でした。

そこで、次の6つを取り入れていました。

前項同様、「◎」、「○」、「△」で、自分にとって効果はどうだったかの評価をしています。

好きなことに没頭した→◎

私の場合の好きなことは、読書とバイクでした。(今も好きです)

読書は、ストーリーに引き込まれるので、現実逃避できます(笑)。

公務員の方は、読書好きが多い印象があります。活字好きといいますか・・・違うかな?

私は、超絶嫌なことがあったり、ストレスマックスの時は、人とワイワイするよるも1人になりたい派で、その中でも大好きな読書にのめり込みます。

そこに答えを求めているような感じで、もしかしたら依存していたのかもしれませんね。

でも、おかげでこれまでたくさんの本に救われ勇気づけられて、なんとか仕事を続けることができました。

バイクに関しては、バイクで走ることの緊張感や集中力が、いい具合に気持ちを切り替えさせてくれるのです。

余計なこと考えて走っていたら、キケンですからね。

そんな感じで、好きなもの、ワクワクするもの、没頭できるものは、自分を救ってくれます。

何時間やってても苦にならないもの、いつもそのことで頭がいっぱいで楽しくて仕方がない・・・

もしかしたら、それが天職(お金になるならないに関係なく)といわれるものかもしれませんね。

これは、私にとっては効果ありで「◎」でした。

休日はとにかく寝た(ダラダラした)→◎

私の趣味は寝ることといえるくらい、寝るのが大好きです。

どれだけショックなことがあっても、何日も眠れないということはほとんどありませんでした。

私はバブル入省組。

仕事も遊びもキラキラでバリバリで、睡眠時間がもったいないと思う世代です。

「寝てばかりいたら、生きてる時間が少なくなる」

そんなふうに言われていた時代です。

それでも私は、眠りたかった。

仕事が終ったら、早く寝たい。

休日はずっと寝ていたい。

そして、それで、救われたのです、確実に。(と思っています)

ついでに、だらだらすることも大好きです。

休むとか、何もしない、ということはなんとなくいけない風潮もありましたが、私は、自分が休みたいと思ったら休んでいいし、何もしなくてダラダラしてもいいと思っています。

だって、自分の身体は自分にしかわからないからです。

誰も教えてくれませんからね。

でも、これも人によりけりです。

私の場合は眠ることで体力・気力を回復していたので、効果は「◎」です。

ひたすら歩いた(適度な運動)→◎

これも、私が好きなことです。

走ることは苦手ですが、歩けと言われればいくらでも歩けます。

有酸素運動がいいとか、血液循環がいいとか、歩くことの効用がいろいろ言われています。

難しいことはよくわからないのですが、私の場合は、体調面や気分転換だけでなく、歩きながら妄想できたり(笑)、ぱっとアイデアが浮かんだり、頭のごちゃごちゃを整理できたりと、いいことだらけなのです。

これも、私にとっては効果大なので「◎」です。

家族や友人など安心できる人とまったり過ごした→○

仕事と関わりのない家族や友人は、私にとっては本当にありがたい存在です。

そんな安心できる人と、まったりゆったりした時を過ごすひと時に、幸せを感じますよね。

ただ、時々仕事の愚痴などを言ってしまうことがあり、ちょっと心配をかけちゃったりした時もあります。

そんなことから、私にとっての効果は「○」です。

同僚などと愚痴や悪口で発散した→△

職場の同僚などと飲み屋で仕事の愚痴や上司の悪口を言ってうっぷん晴らし、よくある光景ですよね。

このご時世なので、以前より減っているとは思いますが、私も在職中はよくやってました。

といいますか、20代の頃は、飲みながら愚痴や悪口のオンパレードでした(苦笑)。

その時は、ストレスが解消してスッキリしたように感じるのですが、目が覚めると、なぜだか気分がよくないんですよね。

おまけに、二日酔いで気持ち悪いことこのうえない・・・・。

特に人の悪口は、悪口を言っている本人が、その悪口を一番浴びている・・・なんていうことを言う人もいるほどです。

なので、ある時から、愚痴や悪口はなるべくやめるようにしました。

自分の気分が悪くなるからです。

ただ、全くいけないとも思いません。

人間ですから、悪口の1つや2つ(いや、もっと?)は言いたくなります。

そして、その心をみてみないフリをして溜めていくのは、心身によろしくありません。

どこかで、ガス抜きは必要です。

なので、もし悪口を言いたくなったら、信頼できる人の前だとか、1人の時などに「わーっ」と吐き出して、そして、すぐに気持ちの切り替えをするようにしています。

それから、なぜ悪口を言いたくなったのかを、後々分析したりもしています。

自分がどんな人が嫌なのか、どんなことが嫌なのかに気づく材料になるからです。

自己分析に使えますよね。

タダでは起きない精神ですが、別に人に勧めているわけではありません。

自分が好きでやっているだけのことです。

愚痴や悪口は言わないにこしたことはないけれど、ガス抜きや自己分析に必要な時があるので、私にとっての効果は、「△」です。

体調がすぐれなければ休職という方法も

もし、体調がよろしくないということであれば、しかるべき機関に相談するなり診てもらうなどして、その結果しだいでは、しばらく仕事を休むという方法もあると思います。

何も考えずに、ただひたすら休む、その時間はとても大切です。

そして、一度仕事から距離を置くことで、仕事を違う目で見ることができるいい時間になります。

また、これまでの自分のキャリアの振り返りや、今後の自分の働き方や生き方などを考える時間にもなります。

専門的なことは、専門家にお任せしますので、もうこれ以上余計なことは言いません(笑)。

そういえば、以前一緒に仕事をしたことがある後輩が、うつ病を発症し数か月休職したという話を思い出しました。

まさかあの明るくて優秀な彼が?と誰もが驚きましたが、今は職場復帰し、以前と同じに活躍しているそうです。

休んだから評価が下がるとか、もうダメだとか、そんなことはないんですよね。

その人しだいだと思います。

そして、休職を機に退職という決断をすることもあるでしょうが、それもいいと思います。

それが、その人にとって、その時のベストな選択ですからね。

身体(心も含む)あっての仕事です。

まずは、自分の心身を優先するのが当然ではないでしょうか。

おわりに

今回私が挙げてきたような方法は、「もう知っているよ」とか「試しているよ」という方は多いのかもしれません。

私は、心や医療の専門家ではなくタダの元公務員ですが、それでも、何かしらお伝えできることはあるのではないかと思い、今回記事にしてみました。

参考になるような有益情報ではないのかもしれませんが、ほんの少しでもほっとしたり心が軽くなっていただけたら、私もとてもうれしいです。

ありがとうございました。

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この記事を書いた人

40代で公務員を退職。紆余曲折の末、現在はキャリアカウンセラーとして、なんだかんだと生きてます(笑)。

骨の髄まで雑記ブログの当サイト。キャリア関連をはじめ、現在50代である私のくだらない小言や、行ってみたやってみた系の体験談、長年の趣味であるバイクなどを記事にしています。

そんな一介の自己満足ブログでも、いつかどこかで誰かのお役に立つことができたならば、我が人生に悔いなしです。(たぶん)

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