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嫌なことから逃げるのはダメなのか?時には逃げるという選択もアリだと思う

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こんにちは。もりこねです。

嫌なことやつらいこと、やりたくないことから「逃げる」について、個人的見解を述べてみます。

「逃げる」というと、どうしてもネガティブなイメージがつきまといますし、これまでの私も、逃げることに対して否定的でした。

そんな私が、どうにも我慢ならずに逃げてみた結果、そんな過去も逃げた先でも肯定できたという経験をしています。

逃げたくても逃げちゃダメだと思い悩んでいる方や、逃げたことを否定してきた過去の自分に向けて、こんなことを伝えたく、思い切ってこの記事を挙げてみます。

この記事はこんな内容です
  • 逃げることや逃げた自分に対して、そんなに否定しなくてもいいんだよ
  • 時には逃げるという選択もアリだよ

ちなみにこれは、逃げることをおすすめする記事ではありません。

逃げることを否定的にとらえなくてもいいんじゃないか、ということを言いたいだけなのです。

賛否両論あろうかとは思いますが、どうかお手柔らかにお願いします(笑)。

読みたい箇所からどうぞ

そもそもなぜ「逃げる」ということにそんなに否定的なのか?

「逃げちゃダメだ・・・逃げちゃダメだ・・・逃げちゃダメだ・・・・・・」

某人気アニメの主人公の名言として有名なこの言葉ですが、私もずっと「逃げちゃダメだ」と思って生きてきました。

「逃げる」という言葉から、どんなことを想像しますか?

「逃げる」のイメージ
  • 「逃げ癖がつくよ」
  • 「逃げてもまた同じことが起こる」
  • 「逃げるのは精神的に弱い人」
  • 「逃げずに最後までやり切れ」
  • 「逃げずに乗り越えることで人は成長できる」

私は、こんなようなネガティブチックな言葉(私のとっては)しか思いつきません(笑)。

数年前に流行ったTVドラマの題名「逃げるは恥だが役に立つ」は、これまでの「逃げる」とはまた違ったイメージではあるものの、「逃げる」という言葉はあまりいい意味では使われていません。

どうしてなんでしょうか?

人それぞれ捉え方は違うのでしょうが、私の場合は、上記のようなネガティブチックな言葉を、家庭や地域、学校教育や職場環境などで、呪文のように浴びてきたからだと思っています。

刷り込まれてきたといっても、過言ではありません。

それにより、嫌なことやつらいことから逃げずに生きていくことが美徳であると、勘違いしてしまったのでしょう。

今の社会システムも、関係しているとは思います。

とはいっても、人や環境、社会システムのせいにばかりはしていられません。

これまで、人のいうことを鵜呑みにして、なんの疑問も持たず、自分の頭で考えもせずに過ごしてきた自分自身にも問題があったということに、最近気がついたのです。

そして、逃げることを否定的にとらえるばかりでなく、生き抜くためには、そんな選択もありだということがわかってきました。

さらに、逃げるということを自分で考えて決めた結果であれば、それは肯定できるものであり、後悔もしないのではないかとも思っているのです。

逃げてもいいと思う理由

私はなにも逃げることを全面肯定しているわけではなく、今ここが踏ん張りどきということや、どうしても逃げられない状況もあることは承知しています。

それでも、逃げられるときは逃げてもいいと思っています。

そんな理由を、これからお伝えしていきます。

生命の危険があれば普通は逃げるでしょ

生命の危機を感じた時って、逃げますよね、普通。

大事故や災害時はもちろんのこと、例えば街中でちょっと危険だなと感じる人を目にしたら、どういう行動をとりますか。

私の場合は、何もされてなくてもこちらから距離を置いたり、踵を返したり、道を1本変えたりして、関わらないようにします。

刺激しないように、そっと離れるという感じでしょうか。

日常生活では普通にやっている「逃げる」という行動は、仕事や学校などの組織の場では、なぜかできなくなるんですよね。

というより、辞めちゃいけない、逃げちゃいけないという「雰囲気」がそうさせるのでしょうか。

また、よくいわれる「群れから離れると生きていけなくなる」という危機感からなのでしょうか。

でも、その群れの中で、自分の心身を蝕まれるようなことが日常茶飯事に行われているとしたら、どうなるのでしょうかね。

自分の生命の危機は、結局は自分しかわかりません。

逃げるか逃げないかは、自分で感じて自分で決めたことが正解なんだと思うんですよね。

自ら動く、変えることができることそれ自体がすごい!

「逃げる」って、けっこう労力が要ります。

そんな中で、自ら「逃げる」という行動を起こす、「逃げる」ということで環境を変える、それ自体がすごいことだと思っています。

不平不満がいっぱいの環境下に置かれていても、そのままの状態でいた方がある意味楽なのかもしれません。

人は変わりたいと思いつつも変われない(変わろうとしない、変わるのが怖い)のは、恒常性維持機能とやらが働いているからともいわれています。

この「変わりたいのに変われない」に関しては、別記事でまとめていますので、よろしければどうぞ↓

自分から動こうとも変えようともせずに、愚痴や文句を垂れ流したり、思い悩む日々を過ごす環境に居続けるのであれば、その環境から逃げることを選択する方がよほど建設的なのではないでしょうか。

「逃げる」ことを、「自ら動く」とか「自ら変える」、そんなふうに捉えてもいいんじゃないかとさえ思っています。

「逃げたい」というサインは大事!思考停止するよりもずっといい!

生命の危機、これは身体的なことに限らず、精神的にこのままここにいたら疲弊してしまう、蝕まれてしまうということも含まれます。

生命の危機を感じる程度は人それぞれなので、「これくらい我慢できないの?」とか「そんな程度で根をあげるなんて」という外野の声は、基本的に気にしなくていいと思います。

正しいのは、自分の心身の声です。

精一杯努力をして、それでもどうしようもなければ、自分の身を守るために、生き抜くために逃げるという選択肢もアリです。

逆に、そんな自分のサインに気づかずにそのまま思考停止している方がマズいのではないでしょうか。

もし、自分の心身の声を無視(気づかないフリ)して、他人や世間の「常識」に従って過ごしていったとして、本当に自分の心身が壊れてしまった場合に、その他人様や世間様は責任をとってくれるでしょうか。

「逃げたい!」と感じること、そのサインを見逃してはいけないと思います。

それが、これからの自分の生き方を見直すチャンスでもあるのです。

「逃げる」は生きるための戦略の一つ

逃げることを生きるための戦略と捉えれば、これまたイメージが変わってきませんか。

戦略とはいえない稚拙なものではありますが、いくつか参考になるかと思われるものを挙げてみます。

逃げることのリスクを考える

逃げることにより、多少のリスクが生じるのは否めないとは思います。

私事ですが、9年ほど前に20年以上の公務員生活に終止符を打ちました。

その退職理由は「逃げ」であることを、過去記事として暴露しています(笑)。

公務員を辞めた後にとある法人に転職をしたのですが、この転職が万が一うまくいかなかった時のことを一応想定したうえで、公務員退職という「逃避行動」を起こしました。

実際、転職先ではさまざまな理由によりうまくいったとはいえなかったのですが、ある程度リスクを想定をしていたこともあり、生活面では大きな痛手とまではいきませんでした。

まあ、そんなリスクを想定するからその現実が引き寄せられたんだよ・・・なんて思う人もいるかもしれませんけどね(笑)。

公務員を退職後にうまくいくかいかないかについて、他人の目やらプライドやらいろいろありますが、私にとっては、どんなことがあっても「生き抜くこと」を最優先していました。

そして今、生きてます(笑)。

それも、かなり心穏やかに過ごしています(笑)。

逃げる先を見極める

やみくもに逃げるのではなく、逃げる先を見極める必要があると思っています。

こういえるのは、私の忌まわしい経験によるからです。

私が最初に逃げた先で世間一般からすると成功しなかった理由は、逃げたことを認めなかったことと、他人の目や自分のプライドを優先し、自分がどう生きたいのかを見極めなかったからです。

だから、その後も同じことの繰り返しの現実になったというのが、正直なところなのです。

それが、「逃げグセがつく」とか「逃げてもまた同じことが起こる」と言われるゆえんであり、刷り込まれたこれらの言葉も、あながち嘘ではないのかもしれません。

ただ、本当でもないと思います。

自分はどうしたいのか、どんな生き方をしたいのかをよく見極めたうえで「逃げる」という行動を起こせば、同じようなことで逃げるという繰り返しはしないのではないでしょうか。

見極め方は難しいところではありますが、やはり自分の心身の声を見逃さないことだと思います。

なんだかふんわりしていますが、私も現在実践中なので、また何か変化があればこのブログでお伝えしていきますね(笑)。

逃げると決めたら華麗に颯爽と全力で逃げ切る

逃げると決めたら、どう逃げるのか。

どうせ逃げるなら、華麗に颯爽とおもしろおかしくやってやりたいじゃないですか(笑)。

そして、全力で逃げ切る!(ピンポンダッシュみたいに!?)

なんだか、子供の頃にワクワクドキドキしながらやっていたいたずらに似てませんか。(え?そんなことやってない???)

実際できるかどうか、やるかやらないかではなく、それくらいの遊び心でやってもいいんじゃないかといいたいのです。

逃げたいと思うほどだからそんな気持ちになるのは難しいかもですが、できるかぎり明るい気持ちの方がいいと思うからです。

これは決して周りの人向けというか、他人のためではありません。

周りからいいふうに思われたいがためではなく、自分が気持ちよく楽しくいるためです。

逃げたことに否定的でいても、いいことは何一つありませんし、だれも同情も共感もしません。

この先、まだ自分の人生は続きます。

自分が決めたことを信じて、できるかぎり軽くて明るい気分で前に進むことの方が、どれだけ自分にとってお得な人生になることでしょう。

逃げた後どうなったか【体験談】

先に触れた私の逃げ体験により、その後どうなったのかをお伝えしていきます。

自分の生き方が変わるきっかけとなった

先にも触れたとおり、私は都合のいい考え方なのでしょうが、逃げるは「変えるため」と思っています。

そのひとつが、20年以上やってきた公務員を辞めたことです。

自分らしく生きるため、今の自分を少し変えたいために、多少強引ながらも「行動した」という感じです。

でも、ずっと抑え込まれて自分の心にふたをしてきたので、いくら環境を変えてもすぐには気持ちは変わらないこと実感しました。

長年の公務員生活なので、このスタイルはなかなか抜けない。

それでも、少しずつでも、自分がしっくりくる心地よい生き方にシフトしてきているという実感もあるのです。

一番は、他人からどう思われるかをほぼ気にしなくなり、本当に自分がしたい生き方を優先できるようになりました。

もちろん嫌なことがなくなるわけではありませんが、このようなご時世であっても、穏やかにマイペースで過ごす時間がほぼほぼです。

私は、安定した収入や社会的信頼、無駄なプライドよりも、自分の本心になるべく近いところで、試行錯誤しながらも行動している今の方が、何百倍も楽しいし幸福を感じるのです。

逃げた過去や逃げた先すべてに肯定できる

少し時間はかかったものの、そんな自分の黒歴史のすべてを肯定できるようになりました。

それはどうしてなのかというと、こんなふうに思えるようになったからです。

黒歴史を肯定できた理由
  • その時に自分が決めたことは、その時のベストな選択であること
  • その黒歴史は、どこかの誰かの役に立つかもしれないということ

それから、公務員を退職してから出逢った漫画「銀の匙~silverspoon~」のある言葉に救われ、今も定期的に読み返しています。

その「銀の匙~silverspoon~」からの引用です。

主人公の高校生八軒君と校長先生との会話の一節。

進学校であった中学時代に、頑張っても頑張っても成績が上がらず、その結果農業高校に進んだ自分を「逃げた」と表現。

それに対する校長先生のお言葉・・・

八軒君は「逃げる」という事に否定的なのだね。

逃げて来た事に負い目はあっても、その逃げた先で起こった事、そこで出会った人・・・

それらはどうでしたか?

否定するものでしたか?

出典元:荒川弘著「銀の匙silverspoon4巻」P160 小学館 2012年7月23日初版第1刷発行 

これまでの高校生活を思い返し、否定するものではないことに気づく八軒君。

さらに、校長先生は、こんな言葉も投げかけます。

逃げ道の無い経済動物と君達は違うんですから、生きるための逃げは有りです。

有り有りです。

出典元:荒川弘著「銀の匙silverspoon4巻」P162 小学館 2012年7月23日初版第1刷発行 

・・・なんということでしょう!

その当時、私が一番欲しかった言葉だったのです(笑)。

「逃げた先は否定するものなのか?」「生きるめの逃げはアリ」

この言葉をことあるごとに思い出し、この記事でもところどころで使わせてもらっているのです。(人はそれをパクりというのでしょうか???)

「銀の匙~silverspoon~」の4巻です↓


おわりに

「逃げる」についての持論を展開してきましたが、かなりの独断と偏見だと思いながらも、調子に乗って長文になってしまいました(笑)。

これは、最初に申し上げたとおり、逃げることをおすすめする記事ではありません。

一番にお伝えしたいことは、ダメなのは逃げたこと自体ではなく、逃げた自分を否定することだということです。

逃げるということで悩んでいる方にとって、少しでも心軽やかになるお手伝いができていれば、幸いです。

ありがとうございました。

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この記事を書いた人

公務員→キャリアカウンセラー

当サイトは、「人生はネタだらけ」という持論のもと、勢いだけで綴っている骨の髄まで雑記ブログです。

そんな一介の自己満足ブログでも、いつかどこかで誰かのお役に立つことができたならば、我が人生に悔いなしです。

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