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好きなことの理由なんて説明できない。でもそこをあえて掘り下げてみた。

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本年初の記事は、自分の好きなものや好きのことについて、なぜそれが好きなのかを考えてみた、というものです。

好きの理由など説明できないという声がありますが、今回はそこをあえて掘ってみたことで、思わぬ原点に辿り着きまして、それでなんだかすっきりしたよ、というまあそれだけの話です。

はい、この記事は、ただの個人の体験談を延々と語っているだけであり、おそらくどこにも着地しないでしょう。

誰かのために書くというよりは、「このときの私って、こんなこと思ってたんだなぁ」と自分の黒歴史を残すのが目的なので、あしからずです。

読みたい箇所からどうぞ

他人にはバレバレだった「自分の好きなこと」

今回、このような記事を書こうと思ったきっかけは、私のブログを読んだ友人からのこんな一言でした。

あなた、文章書くの、好きでしょ。

自分の好きなモノコトはわりと明確になっている方だと自分では思っているのですが、「文章を書くこと」というのは完全にノーマークだったようで、その言葉を聞いた時、最初は素直に受け入れられませんでした。

私は日頃から、「ブログを書くことが好き」ということは公言していますが、それと「文章を書くのが好き」とは似て非なるものだと考えていたからです。

※後日、過去記事を読み直してみたところ、「書くことが好き」と書かれてある記事をみつけちゃいました(苦笑)。

いい歳してとドン引きされるかもですが、思春期の頃に自分の好きな人が誰であるかが友人にバレちゃったみたいな感覚にも似たような・・・そんな思いもあったのかもしれません。(ちょっと違うか?)

でも、友人にそんなふうに言い切られてしまったので、これを機に、文章に対する自分の想いを振り返ってみました。

すると、たしかにこれまで、文章を書くこと自体は嫌だとも苦だとも感じたことがないと気づいたのです。

私は、ブログを書くのが好きだと思っていたのは、ブログという媒体で「文章を書いていくこと」「言葉を紡いで表現していくこと」が好きだったということであり、それが友人のおかげで明らかにされたという、まあそんな話です。

ブログだからこそ「文章を書くのが好き」という気持ちが外にはみ出してしまい、友人にバレてしまったのかなと。

自分のことは意外に自分ではわかっていなくて、その対極にいる他者の方がよく見えているという典型例なのかもしれません。(心理学モデルのジョハリの窓的な?)

自分を知るのに、他者の声がとても参考になることを、身をもって体験しました。

「好きな理由」を考えてみたけれど言語化が難しい

ではここで、なぜ自分は文章を書くことが好きなんだろう?という「好きな理由」を考えてみることにしました。

そもそも私は、「何かや誰かを好きになるって、理屈じゃないじゃろう!」(←なぜに広島弁?)と思っている人間です。

以前、「好きな理由って嘘っぽい」ということが書かれた記事を読んだことがあるのですが、私が言いたかったのは、まさにそんな感じです。

言葉にすればするほど、どんどん薄っぺらくなってしまうようにも感じたり。

「私が伝えたいのはこんなんじゃない!」と心の中で叫びたくなってきて、伝えたい想いの半分も伝わっていないように感じるもどかしさとか。

私にとって、好きの理由って言語化が難しい。

好きなものは好きだし、いいものはいいとしか言えない自分がいて、今回こんな問いを立てておきながら、ちょっと困惑しています(笑)

これがたとえば、「嫌いなものや苦手なことの理由」であれば、いくら言語化が得意ではない私でも、ある程度は相手に伝わるような表現はできるでしょうし、自分でもしっくりくるこたえが出てくると思うのですが。

まあ、四の五のいわず、自分が「文章を書くのが好きな理由」を探ってみることにしました。

すると、特に自分の感情が大きく揺さぶられた時などは、それを「文章」として残しておきたい衝動に駆られることがわかったのです。

そんな時の私は、言葉はどんどん浮かんでくるのに、自分のタイピングスキルがそれに追いつかないことに、はがゆさを感じています。

記事更新は少ないのですが、時間があれば常にこのブログで文章を書いていて、想いが溢れて止まらない長文記事が、「下書き」としてこれでもかというほど待機しているのです。

いつもどこにいても、気になるのは記事のことばかりで、「次は何を書こうか」「どんな内容にしようか」と頭の中がそれでいっぱいの状態です。

・・・とここまできて「で、結局何がいいたいの?」という雰囲気が漂ってまいりましたが、もう少し「好きの理由」を掘ることを続けていきます。

私は、自分の好きなモノコトがあれば、「私は〇〇が好き!」とすぐに他人に言ってしまうタイプです。

でも、以前ある知人から「〇〇が好きという表現は子供っぽい感じがするから、自分は使わない」ということを言われました。

それを思い出した私は、だったら好きの手がかりとして「童心にかえる」「子供時代に遡ってみる」ということをやってみたらどうかと思ったのです。

子供時代に遡ったことで「好きの原点」がわかった

ということで、自分の子供時代を遡ってみました。

すると、文章を書くのが好きという原点は、小学生時代の「交換日記」であることに気がついたのです。

小学校の5、6年生の頃に学校内で交換日記が流行っていたのですが、ダントツで印象に残っているのは、同じクラスで普段から仲の良かったふっちゃんと呼ばれている女子と二人だけの交換日記でした。

ふっちゃんの文章はめちゃくちゃ面白く、「次は何が書いてあるんだろう?」「早く展開を知りたい!」とワクワクドキドキしながら読み進めていたことだけは、今でもはっきり覚えているのです。

私からみた彼女は、今思うと、独特の世界観で言葉を紡いでいくアーティストのようでもあって、いつの間にやら私は彼女の文章に魅了されていました。

すっかり感化された私は、読むだけでなく書くことにも楽しみを見出すようになったのです。

引っ込み思案で、自分の考えや意見を人前で表現するのことが苦手な私でしたが、そのノートの前だけは、自分の感情を素直に吐露することができました。

私は、ふっちゃんの書いた日記を読む時間と、ふっちゃんに伝えるために日記を書く時間が何よりも楽しくて大好きだったし、私の日記を受け容れてくれるふっちゃんのことが大好きだったのです。

ちなみに、交換日記は中学生になっても続いたのですが、私が他県に引っ越しをしたことで、やむなく終了しました。

彼女のような魅力的な文章はいまだ書けそうにもないけれど、確実に影響を受けています。

文章を書くのが楽しいと心から思ったのも、ふっちゃんとの交換日記がきっかけであることは間違いないですし。(他に思い当たらない)

口頭ではうまく伝えられない自分の価値観や感性を、文章でなら素直に表現できるのは、その面白さをあの時の交換日記で味わってしまったからなのかなと思っています。

さらに、気づいたことがもう一つ。

私が文章を書く動機は、読んでくれる他者がいることで成立していたのかもしれないということです。

読んでくれる人、受け容れてくれる人の存在が感じられることで、書き続けられるのかなぁと。

結果的に誰にも読まれないかもしれないこの記事も、他者の目に留まる「可能性」があると思うだけで、今この時点でも楽しいと感じられるのです。

あの交換日記を書いていた時のワクワクドキドキした感覚が蘇ってくるような、そんな感じです。

好きな理由って、結局のところ、楽しいとか面白いとかワクワクするとか、そんな子供のような純粋性からくるものなのかなと。もしそうであれば、それが今の私には一番しっくりきます。

あと、いつもそのことばかり気になってしまうとか・・・そんな感じなのでしょうか。

やはり言葉にすると、陳腐で嘘っぽくて薄っぺらで稚拙ですが、いいじゃないですか、それで上等ですよ。

おわりに

私が文章を書くのが好きだと言えるのは、「自由度の高いブログだから」というのが大きいのではと思います。

これが、「お仕事」になった場合、それでも文章を書くことが好きだといえるのかどうかは、今のところ想像がつきません。

好きと仕事を繋げようとするとまた変に拗らせてしまうので、今しばらくは文章を書くことを面白がっていたいです。

結局何が言いたいのかまったく整理ができず終わってしまいそうですが、万が一にでも何かを感じていただけたのであれば大変嬉しく思います。

なんだかんだいっても、自分の好きなモノコトがわかって、ワクワクドキドキしながらそれを続けられる環境にいられるのは、ひょっとしたらかなり恵まれた人生を送っているんじゃないのかなと、そんなふうに感じた今年のお正月でした。

今回はこれくらいで。

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この記事を書いた人

40代で公務員を退職。紆余曲折の末、現在はキャリアカウンセラーとして、なんだかんだと生きてます(笑)。

骨の髄まで雑記ブログの当サイト。キャリア関連をはじめ、現在50代である私のくだらない小言や、行ってみたやってみた系の体験談、長年の趣味であるバイクなどを記事にしています。

そんな一介の自己満足ブログでも、いつかどこかで誰かのお役に立つことができたならば、我が人生に悔いなしです。(たぶん)

読みたい箇所からどうぞ