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失敗したくないのはなぜ?失敗は怖いけど経験の一つに過ぎないのでは

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こんにちは。もりこねです。

今回は、「失敗」について考察していきます。

失敗に対してのイメージは人それぞれだと思いますが、おそらく多くの人が「できれば失敗したくない」という思いで日々を過ごしているのではないでしょうか。

そんな私も、これまで50年以上生きてきて、大小さまざまな「失敗」を経験し、そのたびに痛い思いをしましたので、好きで失敗したいとは思っていません。

でもここで、疑問が湧いてきました。

疑問
  • なぜ失敗したくないと思うのか?
  • 失敗しない人ってどんな人?
  • 失敗から得られるものなんてあるの?
  • そもそも失敗なんてあるの?

今回はそんなことについて、これまで調べた情報や経験をもとに、著名な方々の名言を交えながらまとめてみます。

読みたい箇所からどうぞ

なぜ失敗したくないと思うのか

「失敗したくない」

何かする時には、たいていの人はそんな心理が働くことでしょう。

そもそもなぜそう思うのかを、次の2点にまとめてみました。

危機回避能力が働くから

失敗したくないと思ってしまうのは、「危機回避能力」の発動に他ならないといわれています。

でもそれは、生きていくためには必要不可欠な能力ですよね。

まったくないというのもそれはそれで困りものですし、「平和ボケした日本」「もっと危機回避の意識をもって!」なんていう人もいるほどです。

ただ、今の日本に住んでいれば、四六時中生命の危機にさらされるということはまずないのではないでしょうか。

そんな状況下で、失敗したことによる何か怖いものや嫌なことを想定してしまうというのが、少しだけ過剰になっている気がします。(それは私にも当てはまります)

少しズレた話をしますが、ご了承ください。

私は元公務員なので、このブログで公務員ネタをいくつか記事にしています。

昨今は、公務員志望者が多いかたわらで、公務員退職者や退職したいと悩んでいる人が増えている印象です。

そんな私の記事を読んでくださっている方は・・・

経験者からの情報を得ることで、退職にかかるリスクを少しでも回避したい

そんな感じで、「危機回避能力」が働いているのではと推測します。

私がそうでしたから、気持ちは痛いほどよくわかるのです。

失敗に対するマイナスイメージ

失敗した時、こんなことはありませんでしたか。

失敗した時の周りの反応
  • 親や学校の先生、職場の上司などから怒られた
  • 周りの人から、批判や否定をされた(バカにされた)

こうなると、失敗することが怖くなってしまいます。

どんな小さなことでも、何かに挑戦しようとした時に、たった一度の失敗でも「だからやめなさいっていったでしょ!」「それ見たことか!」なんて怒られたり批判されたりすると、どうなるのでしょうか。

「失敗するのが怖い」「失敗はしてはいけないもの」という、まるで失敗を全否定するような意識が、知らず知らずに刷り込まれてしまいます。

チャレンジしたこと自体には一切目もくれず、それにより失敗した結果だけを見て、怒ったり、バカにしたりする人のなんと多いことか。

かくいう私も、自分が失敗した時は人から否定され、逆に、周りで失敗した人がいればそれを(陰で)批判するということをしていた1人なんですけどね(汗)。

「失敗しない人」と「失敗にならない人」の違い

「失敗しない人」になりたいですか?

私は、「失敗しない人」よりは、たとえ失敗しても「失敗にならない人」になりたいと思っています。

私が考えるこの2つの違いを、これからお伝えしていきます。

失敗しない人とは実は「何もしない人」

以前、私の友人がこんなことを言っていました。

まもなく定年退職を迎える職場の上司が「私は特段のミスもなく過ごすことができた」と誇らしげに言ってたけど、そりゃそうだ、何もしてないんだから

言い当て妙だと思いました。

でもまあ、そういう人生がその上司にとって満足いくものであれば、それでいいのです。

ただ、自分はどうなのかと考えた時、何もせずに失敗なく過ごすよりは、多少恥ずかしい思いをしても、たくさんの経験をする方が面白んじゃないかと思っています。

絶対に失敗をしない唯一の人間とは、何もやらない人間のことである

第26代アメリカ合衆国大統領・作家 セオドア・ルーズベルトの名言

この名言からは、失敗に対して批判や否定をされないどころか、行動を起こしたことそれ自体を肯定してくれているように思えたのは、私だけでしょうか。

失敗にならない人とは「失敗の原因を見つけ次の行動につなげられた人」

いくら才能や能力があり、経験豊かな人でも、先に挙げた「何もしない人」でなければ、失敗をしない人というのは、まずいないと思います。

失敗をしたその「原因」を見つけ、次の「行動」につなげられれば、それはもう「経験」となり、その時点で失敗ではなくなるということです。

そういうことができる人が、失敗にならない人だと思うのです。

その代表格ともいえるのが、超有名な発明家のエジソンです。

私は失敗したことがない

ただ、一万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ

発明家 トーマス・エジソンの名言

余談ですが、失敗のことを「成功した人がいえる美談」だという人もいまして、それはそれでうまいこと言うなぁ~なんて思っていますけどね(笑)。

失敗で得られることとは

失敗しないことも大切です。

でも、失敗から得られるものや失敗経験って必要なんじゃないかなと思っています。

そこで、失敗から得られることを3点挙げていきます。

その失敗経験は「宝」となる

先に挙げた「失敗にならない人」にもあるとおり、失敗の原因を見つけ次の行動につなげられれば、それはもう失敗ではなく、貴重な「人生経験」となるのです。

まさに、その失敗経験は「宝」です。

人間はたくさんの経験をするためにこの世に生まれてきた、という人もいるくらいですし、私自身も、一度しかない今世なら、様々な経験をしたいと思っている1人です。

私が好きだった精神科医であり随筆家である斎藤茂太先生は、失敗についてを「人生に必要な100の言葉(青春文庫)」の中でこう述べられています。

程度の差こそあれ、万人共通の人生経験です。人は失敗を体験したことによって、今度は同じ失敗を、決して起こさないようにと、いろいろと知恵を絞り、工夫を重ねるのです。そして、「見事な結果」として実を結ぶ、というわけです。

引用元:斎藤茂太著「人生に必要な100の言葉」P123 2009年6月5日第4刷 青春出版社発行

失敗経験のある方は、思いあたるふしがあるのではないでしょうか。

失敗すると、もう二度と同じ失敗をしたくない!と心底思い、自分事として真剣にその対策を練ります。

それが、自分が望む結果へ一歩近づくことだと思うのです。

失敗経験は「おいしいネタ」

そして、失敗経験は「おいしいネタ」になると思うのですが、いかがですか。

私は自分の失敗談を、このブログでネタにしています↓

それは、他人の失敗談を知りたいという読者の方に向けて、ということもありますが、過去の自分を救うためにしていることでもあるのです。

失敗は落胆の原因ではなく、新鮮な刺激である

イギリスの劇作家 トマス・サウザーンの名言

失敗を「刺激」ととらえると、なんだか楽しい気分になってきませんか。

刺激的なことは、「おいしいネタ」になるのです。

失敗に耐性がつき行動力が培われる

すき好んで失敗する人はあまりいないのでしょうが、失敗を恐れすぎて避けて通ってしまうと、ますます失敗することが怖くなってしまいます。

それにより、行動することに躊躇してしまうのです。

失敗して痛い目に遭いたくない、恥ずかしい思いをしたくない・・・数々の失敗を重ねてきた私でも、そういう思いは今でもありますが、失敗に対する耐性はついてきたのかなと思っています。

タダでは起きない、という精神になる感じでしょうか。(精神論にいっちゃったよ!)

失敗して悩んだり落ち込んでもいいし、むしろそういう時間は必要です。

でも、立ち上がって行動していく逞しさやしなやかさが、失敗を重ねることで身についていくのだと思います。

人はこれを、「ふてぶてしい」ともいうのでしょう(笑)。

きみはこれから何度もつまずく

でもそのたびに立ち直る強さをもっているんだよ

「ドラえもん」より 未来の中年のび太である野比のび太がのび太少年に伝えた名言

私は、命のかかわること以外であれば、失敗してかまわないと思っています。

それにより生き抜く強さや知恵が身につき、それが行動へとつながっていくからです。

失敗を恐れず挑戦することで後悔しない人生に

数年前から取り上げられるようになった「死ぬ直前に後悔すること」。

その中のひとつに、「自分のやりたいことをやらなかった」というものがあります。

様々な事情があるでしょうが、やはり失敗するのを恐れた結果というのが、ひとつあるのかと思います。

私の話で大変恐縮ですが、今の私は、世間の基準や常識からしたら、どこをどうとっても「成功者」とはいえません。

それでも、結果は失敗だったにしても、自分がやりたいと思ったことに一歩踏み出せたことに、後悔はしていないのです、本当に。

ただ、失敗を前提としてやむくもに行動してもいいと言っているわけではありません。

状況を見極めながら、時には現状維持という選択も必要だとは思っています。

最後に、この方の名言です。

チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ

経営者・技術者 本田宗一郎の名言

本田さんは、日本人は失敗を恐れすぎているとも言っています。失敗と成功は裏腹だとも。

なんだか、元気と勇気が湧いてくる言葉です。

そもそも失敗なんてないのかも

ここまで失敗について考察してきて感じたことは、「失敗は経験の一つに過ぎないんじゃないか」ということです。

そうなると、「失敗自体がない」ということになります。

そんなふうに捉えられれば、どんなことでもできそうな気がします。

まとめ

最後にこれまでの内容を、とてもざっくりですがまとめてみます。

今回のまとめ
  • 失敗をしたくないのは、「危機回避能力の発動」と「失敗のマイナスイメージ」によるもの。
  • 失敗しない人は何もしない人。そういう人生もありだけど、失敗を経験にしていくことで、自分のしたいことに一歩近づけ、おもしろい人生を得られる。
  • 失敗は経験の一つに過ぎない。そもそも失敗などない。

ありがとうござました。

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この記事を書いた人

40代で公務員を退職。紆余曲折の末、現在はキャリアカウンセラーとして、なんだかんだと生きてます(笑)。

骨の髄まで雑記ブログの当サイト。キャリア関連をはじめ、現在50代である私のくだらない小言や、行ってみたやってみた系の体験談、長年の趣味であるバイクなどを記事にしています。

そんな一介の自己満足ブログでも、いつかどこかで誰かのお役に立つことができたならば、我が人生に悔いなしです。(たぶん)

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