今年2021年の1月から始めた WordPressでのブログ運営。
どんなジャンルを記事にしようかと考えていくなかで、長年やっていた「公務員」ことを記事にしようかどうしようかと悩みました。
以前やっていたライブドアブログでは、ブログのタイトル自体に「元公務員」なんてつけて公務員記事を挙げていたのですが、いつの頃からか違和感を覚えはじめたのです。
私が公務員を退職して、すでに幾年もの年月が経ちますからね。
今さらながらどうなんだろう?という思いが、自分でもあったんだと思います。
なんだか、過去ばかり振り返っているような感じが、どうもしっくりこなくなってきたんです。
それでも、そんな思いもありながらも、やはり、このブログでも公務員のことを書いていこうと決めました。
その理由をこれからお伝えしていきます。
- 公務員を辞めたのに公務員を語るってどういう心境なの?
- 公務員の仕事がツライ・・・辞めたい・・・
もしかしたら、少しは心が軽くなるかも?しれませんよ。
辞めたいと悩んでいる元同僚に届けたい
私は、某省の地方出先機関に勤務していた事務職の国家公務員でした。(いわゆる「キャリア」ではありません~)
実は、公務員を退職した後にいろいろありまして、一度同じ職場に臨時職員として戻っているのです。
今から3年ほど前のことです。
その際に、「辞めたい」と悩んでいる元同僚と遭遇したのですが、その時の自分の対応の冷たさというか、真摯に向き合えなかった自分を、少し後悔しているのです。
自己満足であることは承知のうえで、この場をお借りして、その元同僚に届けたい・・・なんていうことで公務員のことを記事にしたいと思いました。
その元同僚は、穏やかで笑顔の素敵な女性職員。
職場では責任ある立場を任され、家では思春期の子供たちに悩まされと、大変な毎日だったと思います。
そんな彼女と、ある日お昼休みの休憩室でたまたま2人きりになりました。
その際に、言われたのです。
私・・・本気で、本気で、ほんっきで辞めたいのっっ!
それを聞いた私は、どうしてなのかわからないのですが、なぜかモヤっとしたのです。
そして、こともあろうに、公務員を辞めた時のデメリット的なことをエラそうに語っているではありませんか。
私の厳しい言葉に、彼女は「それも承知のうえ」と真剣なまなざしでこたえている姿が、今も脳裏に焼きついています。
その後、他の職員が休憩室に入ってきたので、この話はここで終わってしまったのですが、なんだか後味が悪くて、ちょっと気になってはいました。
でも、彼女からはその話題はなく、私も自分から話題にするのもどうなのかと思いながら月日は流れていきました。
そのまま私は臨時職員を辞めたので、彼女とは会うことも話すこともなく、こうして今に至ります。
あの時、彼女が退職経験者である私に求めていたのは、アドバイスなんかじゃない、ただ話を聴いてほしかっただけなんだろうな・・・と今なら思えます。
彼女の心に寄り添おうとする気持ちがその時の私にはなかったことが、なんとも悔しいのです。
このことを彼女がどう感じているかはわからないし、だいたいこのブログを読む可能性だって低いでしょう。
だから、完全に独りよがりです。
でも、彼女に届けとばかりに、公務員ネタを書いていきたいと思っているのです。
長年の公務員経験はネタの宝庫→心に寄り添う記事を書きたい
私は、20年以上公務員をやってきました。
定年まで勤めあげる職員が大多数の公務の世界では、なんとも中途半端な勤続年数です。
でも、自分としては一つの職場でよくこんなにも勤めたもんだと、けっこう満足しているのです(笑)。
私の場合の行政経験は、質よりも長さだけな感じは否めませんが、まあ長いこといるというだけでも、なにかしらは体感はしているわけで、ネタに溢れていると思っています。
ただ、辞めたといっても守秘義務はあるし、いざ書こうとした時に、意外と書きたいと思えるネタがないことにも気づきました。
さっきは、「元同僚に届けたい!」なんて大きく出たばかりなのに、このザマです(笑)。
私が公務員になったのは30年以上も前のことなので、公務員試験対策なんてできっこないし、辞めて9年も経つので、提供できる情報は「活きのいい」ものではない。
公務員を辞めて後悔していないし、今はそれなりに幸せを感じて暮らしているので、昔の公務員時代の思い出をほじくり返すのはけっこうキツイ作業だな・・・
それらの思いと、「元同僚に届けたい!」って思いとのはざまで、しばし悩んでいました。
しかし!
しかしですね。
つい昨日の話なのですが、公務員時代に親しかった後輩からメールがきたのです。
仕事、つらい・・・
仕事が片付かなくて、泣いてばかり・・・
ストレスチェックは高判定・・・
どの職場も悲惨な状況・・・
この後輩は、とても有能で底抜けに明るい40代の女性職員です。
そんな彼女でさえも、このありさまだなんて・・・
そんな過酷な公務の現況に、とてもショックを受けました。
時が時ならばすぐにでも会って、「充分よくやってるよ~」とハグしたい(笑)。
公務員の仕事が辛い、辞めたいと思っている人が増大しているということは、情報弱者な私でも感じてはいましたが、ここまでとは・・・。
今回のこの後輩のことで、私は公務員ネタを書くことを決めたのです。
私のつたない経験や情報であっても、そういった方々に少しでも役に立っていただきたいし、そうなるためには、心に寄り添えるような記事を書くことなんじゃないかと思いました。
人は、不安だったり失敗をしたくないから、さまざまな情報を取りに行くのだと思います。
そんな中で、もし縁があって私の記事を読んでくださった方がいたのであれば、その方には、少なくとも安心できる時間をご提供できたり、あわよくば笑顔になっていただきたいなぁ・・・なんて大それたことを思ったりしています。
自分でかなりハードルを上げてしまいました(汗)。
でも、やっぱりそんな記事を書けるようになりたいし、そういう思いであれば、公務員時代をほじくり返すことだって、楽しく感じられます。
そんなわけで、これから公務員ネタをどんどん放出していきますので、よろしくお願いします!
おわりに
公務員を辞めてかなりの月日が経つものの、なぜ公務員を記事にしていこうと思ったのか、その理由を2つほど挙げてみました。
相変わらず自分語りな記事になっちゃった感がありますが、これが今の私の本音、本気です。
ここに挙げた2人の女性職員が私の心を動かしたわけですが、こういったひたむきに生きている公務員の方を応援させていただきたい・・・
そんな思いで、これから公務員ネタを投入していきますので、読んでいただけるとうれしいです!
ありがとうございました。