今回は、みんな大好き(たぶん)アロマテラピーのお話です。
私もアロマの魅力にはまった一人で、それが高じてアロマセラピストになりました。
とはいっても、アロマサロンに勤めているとか、アロマで起業しているとかではないんです。
家族や友人などから依頼があれば、我が家の一室でアロマテラピートリートメントをしている程度で、あとは家でアロマコスメなどを作って楽しんでいる感じです。
以前は、アロマ講座の講師をしたり、ワークショップやアロマイベントのスタッフなどをしていましたが、このご時世ということもあり、今はちょっと休憩中です。
それはさておき、私がアロマを勉強したいと思ったのは、我が家の本棚になぜか置いてあった「アロマテラピー検定の問題集」がきっかけでした。
それを何の気なしにパラパラとめくっていたところ、「これは意外におもしろいぞ!」とのめり込んでしまったのです。
今回は、そんな私の体験談を記事にしていきます。
- アロマをやっている人はどんなきっかけでアロマを始めたのか
- どんなふうにアロマの勉強をしたのか
アロマとの出逢いは20年以上前のアロマポット
私がアロマと出逢ったのは、20年以上前の話です。
「そんな昔の話から始めるんかい!」
「付き合ってられるかい!」
そんな声が聞こえてきそうです(笑)。
お気持ちはとてもよくわかりますが、少しだけお付き合いくださいね。
私がまだ20代のうら若き頃、友人が私の誕生日に「アロマポット」をプレゼントしてくれました。
陶器製でろうそくの火で温めて香らすアレです。(私のものではありませんが、上記画像がアロマポットです)
当時は、アロマテラピーが日本に普及して間もない頃で、「アロマ」という言葉の響きがなんともかっこよくて、これをもらった時の感動は今でも忘れられません。
そして、これを機にアロマテラピーに興味を持ち、自分でも精油(エッセンシャルオイル)を入手しては、アロマポットとともに、香り三昧の日々を過ごすことになるのです。
当時公務員だった私は、仕事の煩雑さや人間関係に頭を抱えるストレスフルな毎日を過ごしていました。(楽そうにみえる公務員でも、いろいろあったんですよ〜)
そんな私のココロとカラダを癒してくれたのは、アロマだといっても過言ではなかったんですね。
ちなみに、「癒し」という言葉が使われるようになったきっかけをご存知ですか?
それは、1995年の「阪神淡路大震災」だと言われています。
この大震災により「心のケア」が着目されました。
それとともに「アロマテラピー」という言葉が日本で一般に知られるようになったということを、香りと心の関係性を専門にしているある先生から教えていただいたのです。
そんなアロマテラピーでリラックスできたり気持ちの切り替えができたりと、私も何度か助けられたのでした。
アロマテラピー検定の問題集でアロマのおもしろさを知る
そんな感じで、20年以上前からアロマテラピーには興味があった私です。
ただ、より深く勉強をしようとか、ましてや仕事にしようなんて、それまで一度も思ったことはありませんでした。
精油をお店で買う時は、植物の有効成分とか精油の品質や特徴だとかは知る由もない私は、ただその時にいいなと感じる香りを選んでいただけです。
まあ、この「いいな」という感覚が一番大事だと思うんですけどね。
それはいいとしまして、アロマを勉強しようと思ったきっかけですが、6年ほど前のある日、我が家の本棚になぜかおいてあったアロマテラピー検定の問題集の背表紙が、ふと目に入りました。
前述のとおり、私は昔からアロマが好きだったので、いつぞやかに興味あって買ったものでしょうが、そんなことはすっかり忘れていたのです。
アロマテラピー検定といえば、今や年間2万人が受検するといわれている、AEAJ(日本アロマ環境協会)主催のあの検定です。
コレです↓
そして、私の家にあった検定対策本はコレです↓
それを何気なく手に取り、パラパラとページをめくっていきましたが、すぐに面白いと感じました。
使われている言葉がとてもわかりやすく、イラストがふんだんに使われて、スラスラと読みやすかったので、どんどん読み進めていくことができました。
そして、アロマテラピーに対するイメージが変わっていくのがわかりました。
それには、こんな気づきがあったからです。
- アロマってただ単に良い香りを嗅いで癒されるだけじゃないんだ
- そうか、香り(嗅覚)って、本能(大脳辺縁系)と直結なんだ
- 精油って、植物の恵みがぎゅっと凝縮された超貴重なものなんだ
- アロマって意外と奥が深いんだな
そして、アロマのことを知りたい衝動に駆られたのです。
どうせ勉強するなら検定を受けてみよういうことになりまして、次の試験の日程を調べて、すぐに申し込みをするという、急展開となったのです。
そんなこんなで、ゆるいペースでこの対策本だけで勉強し、1級に合格しました。
ちなみに、2級は受けていません。
「生活の木」というアロマテラピー専門店に行った際、スタッフの方に相談したところ、「1級からでも勉強すれば十分受かりますよ」とアドバイスをいただきました。
ということで、2級との併願もせず1級のみで受検したのです。
合格率90%以上とはいえ、やはり勉強をしないと受からない試験だとは思いますので、もし受検をお考えであれば、検定対策本(テキスト)は何かしら目を通しておくことをお勧めします。
それから、この検定には「香りテスト」なるものがあります。
先の「生活の木」で検定対応用の精油セットが販売されていますので、私はこれを毎日のように嗅いで、1人香り当てクイズをしていました(笑)。
おかげで、仕事や試験勉強に疲れた時には香りに助けられましたし、検定が終わっても、当たり前ですが香りを楽しむことができます。
参考までに「生活の木・オンラインストア」です↓
話が検定の方にいってしまいましたが、アロマ検定の対策本は様々あれど、私の場合はたまたま手にとったこの検定対策本で、アロマのおもしろさを知りました。
それにより、アロマにはまるきっかけとなったことは間違いないのです。
検定合格からアドバイザー→インストラクター→セラピストへ
無事検定が合格した時にはすっかりアロマの虜になっていた私は、次へのステップを歩むこととなります。
アロマテラピー検定を主催しているAEAJには、アロマテラピーインストラクターという資格があることを知り、それを目指すことにしました。
インストラクター資格を取るために、まずはアドバイザー資格を取りまして、その後に、インストラクター資格取得のためにスクールに通ったのです。
さらに、スクール通学中にアロマセラピストにも興味を持ち、インストラクター試験合格後は、そのまま同じスクールでセラピストまで受講することになったのです。
そして今に至るわけですが、自分でもずいぶん衝動的だったなと思います(笑)。
振り返ってみますと、こんなことを言ってはどうかとは思いますが、けっこうなお金をかけた割には、収益面では元は取れていないと感じています(苦笑)。
せっかく資格を取っても、それを活かして収益を上げている人なんてごくわずかと言われていますが、それもあながち間違いではありません。
実は私は、アロマ検定の勉強をしている最中に、「好きなアロマを仕事にできたらいいな♪」なんて思い始めていた一人です。
「アロマを本業にするには現実的に難しいけど、副業としてならできるかも!」
そんなことを思っていたら、本当にそうなっちゃいました。
副業ということなら、願いは叶っています(笑)。
どうせ思ったとおりになるなら、「アロマが本業になるっ!」って妄想すればよかったわ(苦笑)。
でも私は、負け惜しみとかそんなのではなく、アロマの勉強を深めたことで、収益面以上に得られたものはあると思っているのです。
それは、アロマを通じた人との出逢いもそうですし、アロマによって自分自身のココロやカラダの声に耳を傾ける余裕ができたことなどさまざまあります。
アロマの勉強をするのに、私の場合は結果的に資格を取ることとなりました。
ただ、ご存知だとは思いますが、アロマの勉強をしたりアロマの仕事をするのに、資格を取らなければならないなんてことはありません。
私の場合は、当時アロマとは関係のないフルタイムの仕事をしていたので、効率的にアロマの知識や技術を身に付けるには、スクールに通って資格を取るのが手っ取り早かったということです。
アロマの資格に関しては、前述したアロマテラピー検定をはじめ、インストラクターやセラピストのことなど、後日記事にできるといいなと思っています。(いつになることやらですが)
おわりに:これからも勉強は続く
アロマの勉強を始めたきっかけは、アロマポットでアロマに出逢い、アロマ検定対策本でアロマのおもしろさを知ったことでした。
それからあれよあれよとアロマセラピストになったのですが、その後も自分なりに勉強を続けています。
もしかしたら、ブログをやっているまさに今が、一番勉強をしているかもしれません。
ブログにアロマのことを挙げようと思うと、いい加減なことは書けないですからね。もう調べまくり、確認しまくりです(汗)。
このブログでより有益な情報を書くために、勉強の日々は続いています。
それほどアロマは、奥が深いんですね。
ありがとうございました。