23歳からバイクに乗りはじめて、すでに27年の歳月が経っています。
その割には全く成長をしていませんで、まあなんとか無事故で過ごしていることだけは安堵してます。
ところで、「バイク仲間」ってほしいですか?
今の私は、コミュニティ的なものにそれほどこだわりはありませんが、独身1人暮らしの20代の頃は、ビギナーということもあり、一緒に走れるツーリング仲間がほしいと願う日々でした。
今はSNSや Webを媒介にした仲間作りが主流だと思いますが、私が仲間を作りたいと思っていた時は、SNSどころかスマホ、携帯電話もない時代。
インターネットもまだ普及していませんで・・・完全にアナログ時代のアナログ世代です。
そんなアナログライダーがどうやってバイク仲間を作っていったのか、私の経験も含めてお伝えします。
意外や意外に、今も使える方法もあったりするのです。
- バイク仲間がほしいけど、SNS以外で仲間を作る方法はないかな?
- SNSがないアナログ時代に、どうやってバイク仲間を作ったんだろう?
この記事は、そんなふうに思っている方に向けて、お届けします。
バイクショップなどのツーリングサークルやイベントに参加する
バイクショップやバイク用品店には、その規模や地域にもよりますが、ツーリングサークルがあったり、イベントを開催しているところが多いので、そういったところに参加するというのは、けっこうテッパンかなと思います。
私の時代は、店舗に行くと「メンバー募集」なんていう貼り紙があったりしました。
あ・・・でも今もありますね、貼り紙。
私は2年ほど前に、バイク屋さんで見たことがありますから、意外とアナログ、続いてます。
といいますか、店主が同世代でした(笑)。
今はこのご時世ということもあり、もしかしたら自粛されているところもあるかもしれませんが、店舗のホームページや直接聞いてみるなどして情報を得るのがよいと思います。
私は、バイク屋や用品店などが主催しているものには参加をしたことはないのですが、知り合いのライダーは定期的にそういったサークルやイベントに参加していたようです。
きっかけが今回挙げたものとはちょっと違うのですが、あるツーリングサークルに入り、はじめてバイク仲間といえるものができたのです。
そのサークルに入るきっかけは、主宰者とたまたま仕事で知り合ったからでした。
サークル仲間とは、バイク以外でもよく遊びに行ったりして、楽しい思い出でいっぱいです。
バイク講習に参加する
日本の4大バイクメーカーであるホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキの各社では、スクールやレッスンといったスキルアップのための講習を設けています。
また、一般社団法人日本二輪車普及安全協会では、各地域(ブロック)で安全運転講習会を開催しています。
その他に、自動車学校でもスクールを開講しているところもあると聞きますので、問い合わせてみてもよいかもしれません。
前述したように、開催を見合わせているところもありますが、運転スキルの向上だけでなく、仲間ができる可能性もあるので、おすすめです。
ホンダ↓
ヤマハ↓
カワサキ↓
スズキ↓
日本二輪車普及安全協会 安全運転講習↓
25歳の時に日本二輪車普及安全協会の安全運転講習会に参加して、そこで2人の女性ライダーからナンパされました(笑)。
講習中の急制動で、派手に転倒した私を気遣ってのこと。
そのおかげで、落ち込んでいた心がぱっと晴れました。
そんな気立てのいい2人とは、今でもつながっています。
バイク雑誌掲載のイベントやスクールに参加する
これだけインターネットが普及した今でも、「バイク雑誌」は情報を得るには欠かせないと思うのは、昭和の人間だからでしょうか。
やはり、「紙」は落ち着きます(笑)。
そんなバイク雑誌には、イベントやスクールなどの案内が掲載されていたりするので、それに参加してみると、当然ながら仲間ができる可能性大です。
例えば、今私の手元には株式会社造形社発行の「単車倶楽部」があるのですが、単車倶楽部瓦版というコーナーにいくつかのスクール案内が掲載されていました!
その他のバイク雑誌にも掲載されていますので、自分に合ったものを選ぶこともできるでしょう。
バイク雑誌経由だと業界で有名なライダーが先生となって教えてくれるスクールもあるようなので、話のネタにもなるし、なにより貴重な経験ですよね。
バイク雑誌経由のスクールには参加をしたことはありません。
でも、「業界で有名なライダー」ということでの思い出でいえば、三好礼子さん主宰の「ランツァツアー」に参加したことでしょうか。
バイク仲間から誘われた1泊2日のツアーでしたが、礼子さんたち講師陣の教え方はわかりやすいし、参加したメンバーは気のいい人たちばかりで、とても楽しい時間を過ごせました。
ツーリング先で知り合う
ツーリング先で知り合う・・・というのもありです。
目的地や高速道路のSA・PA、道の駅などの駐輪場で、たまたま隣り合ったバイク人と「どこから来たんですか?」「これからどこへ?」なんて声を掛け合ったりするのも、ツーリングの醍醐味のひとつ。
それが北海道ツーリングであれば、テンションマックスのため、ナチュラルにライダーと触れ合おうとします(笑)。
いやいや、走っている時は1人ですから、休憩時には誰かとしゃべりたいって思うんですよね。
YouTube、Twitter、Instagramどころか、携帯電話もない時代。
馬が合って予定も合えばそのまま一緒にご飯を食べたり、連絡先(住所と家の電話番号)を「紙」で交換し合ったりという光景が、そこかしこで繰り広げられていたのです。(たぶん)
それがそのうち、携帯電話番号やメアドの交換になったりするんですけどね。
ただし、老婆心ながら一言・・・
女性ライダーさんは、対男性には少~しだけお気をつけあそばせ(笑)。
私に言われるまでもなく、しっかり者で賢明な方が多いので、大丈夫だとは思いますけどね。
いつでもどこでも「自分、バイク乗りですから!」と公言する
バイクに乗りはじめてから・・・というよりも、バイクに乗る前からも、「私、バイク乗りですから!(その予定ですから!)」と公言することで、情報が集まりやすくなります。
職場であろうが、家族・友人であろうが、もともとの趣味仲間であろうがです。
一見バイクと関係のない人たちにみえても、どこでどうつながるかわからないですからね。
初対面の人であれば、自己紹介がてらに伝えるのもよいですよね。
私は今でもそうしています。
女性だと珍しいので、けっこう覚えていてもらいやすいのは事実です。
バイクイベントなどのお誘い話が、思ってもみないところから舞い込むこともあります。
それを機に、バイク仲間ができていくんですよね。
当時勤めていた公務の職場でバイク乗りであることを公言していたので、バイク乗りの職員とは、仕事がやりやすかったです(笑)。
たしか、ツーリングにも一緒に行ったことがありました。
バイクのおかげで、職場の人間関係も良好になるのですね。
ちょっと話がずれちゃってますけど(苦笑)。
今人気のライダーズカフェ・これこそがアナログ的仲間作りの場!
ライダーズカフェの人気が出たのは、いったいいつ頃からなのでしょう。
少なくとも、私が免許を取った30年近く前は、そんな小洒落たものなどありゃしませんでした。
それにしても、バイク乗りはなぜかコーヒー好きが多いと思うのは、私だけでしょうか。
(誰も知りたかないでしょうが、私もコーヒーは大好きです)
ライダーって、「珈琲」が似合うんですよね。
横道逸れてますが、ライダーズカフェというすばらしいコミュニティスペース、これこそが、SNSがなくてもバイク乗りとつながれる絶好の場なんですね。
バイク雑誌にも、たくさん掲載されていますが、どこも素敵です。
株式会社枻出版社の「BikeJIN」2021年1月号なんて、ライダーズカフェ特集です。
ただ、正直私には少し敷居が高くて、未だにどこにも訪れたことがないのです。
暖かくなったら、行ってみたいものです。
おわりに
SNSがない時代にどうやってバイク仲間を作ってきたのか、SNSがなくてもバイク仲間を作る方法、なんていうのをお伝えしてきました。
私の経験なども紛れ込ませてしまい、お見苦しいところも多々あったかとは思います。
こんな時代もあったんだなぁと、ある人(同世代以上)は懐かしく、またある人(若い方)は新種の生物を発見したような心持ちで(?)読んでいただけたのであれば、これ幸いです。
でも、昔やっていたアナログ的なことは、結局は今もまだ残っているんですね。
それを、今のSNSとうまく連動させているというのか、融合させているなぁと感じました。
そして、ここ昨今ライダーズカフェが人気というのは、SNSがどれだけ普及しようとも、やはり人は生身の人と触れ合いたいという思いに駆られるんだなぁ・・・と感じたしだいです。
お、自分いいこと言ったなぁ・・・なんて悦に入ったのも束の間、今やっと気づいたのですが、バイク乗りって、40代以上のアナログ世代が多いですよね(冷や汗)。
ありがとうございました。
コメント
コメント一覧 (2件)
こんばんは。
SevenFiftyです。
>ツーリング先で知り合う
わたしはこれだけです。
その他は皆無と言ってよいです。
ツーリング先で知り合うのはバイク乗りの方は少ないです。
そのほとんどはバイクとは関係がない方ばかりです。
コロナ禍の中では知り合う機会は少なくなりましたがそれでも何だかんだとあります。
公開している通り2月は出先でコーヒーを頂いたり、勝手に民家見学もやりました。
食事を頂いたりケーキを焼て頂いたり、もちろん見ず知らずの方ばかりです。
勝手に事業所見学なんてのもよくやっています。
以前には勝手に授業参観で一緒に給食を頂いたりしました。
バイク乗り同士は話がバイク関連ばかりなので何を話し良いのか分からなくなります。
とっととその場を離れます。
SevenFiftyさん
ありがとうございます。
なるほど、そういった考え方や方法もありますよね。面白そうです!
ありがとうございます。