こんにちは。 女性ライダーのもりこねです。
バイクに乗る時に、「プロテクター」は装着していますか?
私は、「胸部」と「膝」はほぼ毎回、「肘」は状況によって着けたり着けなかったりな状態です。
装着を前提とした話になっちゃってますが、実は以前は、オフロードバイクで林道を走る以外では、プロテクターは一切着けていませんでした。
その理由は、バイク専用ウェアを着ていたということと、脱着が面倒などと思っていたからです。
ただ、今では着けていないと怖くて走れないほどに、プロテクターに依存(?)してしまっています(笑)。
そして、バイクに乗る時は、やはりプロテクター着用をおすすめしたいです。
そんな私が普段着けているプロテクターをご紹介すると同時に、プロテクターを着けはじめたきっかけや、プロテクターの必要性などをお伝えしていきます。
- バイクのプロテクターは、どんなものを着ければいいのかな?
- そもそも、プロテクターって必要なの?
注)2021年4月時点での情報です(一部2023年情報もあり)
私が装着しているプロテクターご紹介
まずはじめに、私が実際に使っているプロテクターをご紹介します。
お見苦しいところも多々あるでしょうが、お許しくださいませ。
胸部プロテクター
こちらの「胸部プロテクター」は、オットの知人からのいただいた「古着(といっていいのかな?)」です。
バイクに乗る時は、必ずといっていいほど装着しています。
前面のファスナーを開けてプロテクターを外して着用もできますが、私はそれは面倒なので、サイドを外して頭からかぶって着用しています。
背面(背中)部分の様子です。
「HONDA」のメッシュ製で、オールシーズン可能。
私は、ジャケットの下に着ています。
ただ夏場は暑いので、例えば長袖シャツの上に着用して肘サポーターでもすれば、ジャケットなしでもいけるかもしれません。(自己責任でお願いします・・・)
前面(胸)部分の裏側(内側)に、ハードタイプのプロテクターがボタン(ホック)でついています。
プロテクターは、見た目よりもけっこう硬くて、人から叩かれてもびくともしません(笑)。
ボタンは3段階あり、サイズ調節が可能。
また、ボタンを外せば、メッシュ部分とプロテクターが分離しますので、メッシュ部分の洗濯が楽ちんです。
背中の裏側(内側)部分です。
こちらは、4分割のハードプロテクターで、ボタンで簡単に取り外しできます。
- 使用開始時期:2012年頃〜 ただ古着なので・・・
- 価格:いただきものなので不明 推定15,000円くらい?
- ブランド:HONDA
膝プロテクター
「膝プロテクター」は二つあるのですが、まずはハードタイプのご紹介です。
上記画像は「ワイズギア」のもので、「ニーシンガード」といわれていました。
まさに「YAMAHA」のバイク屋で購入したものです。
マジックテープで脱着するタイプで、サイズ調節ができます。
内側の様子です。
マジックテープのゴム伸縮タイプで、しっかり固定できます。
実際に着用しているところです。
この時は外づけですが、大きめサイズのパンツであれば、内側につけてもいいかもしれません。
膝部分はゴムになっているので、膝の伸縮も楽にできますし、圧迫感もそれほどありません。
- 使用開始時期:2006年頃
- 価格:4,000円くらい
- ブランド:ワイズギア ※生産終了
下記画像↓は、ソフトタイプの「膝プロテクター」で、実はこちらの方が使う頻度が高いのです。
HYOD産で、パンツの内側に着けるタイプです。
左側のオレンジ色のものがプロテクターで、右側の黒い布サポーターに出し入れできます。
なので、プロテクターだけ取り出して洗濯ができます。
実際に着けてみた様子です。
ソフトなので普通に膝が曲げられて、正座までできてしまいます(笑)。
圧迫感もそれほどありません。
- 使用開始時期:2015年頃
- 価格:5,000円くらい
- ブランド:HYODO
肘プロテクター
「肘プロテクター」は、ハードタイプです。
こちらも、「ワイズギア」のもので「エルボーガード」といわれていました。
ゴムで伸縮するタイプで、サイズ調節も可能。
けっこうしっかり密着します。
着けてみた状態です。
腕の曲げ伸ばしも、自然にできます。
- 使用開始時期:2006年頃
- 価格:4000円程度
- ブランド:ワイズギア ※生産終了
他の部位(頸部・肩・腰)について
頸部や肩、腰のプロテクターも気にはなりますが、今のところは装着してはおりません。
その理由としては、次のとおりです。
- バイク乗車時は、ある程度のプロテクトのあるバイク専用ウェアを着用するため
- プロテクターを装着し過ぎると、操作性が落ちる(ような気がする)
これはあくまで私の考えですので、悪しからず。
プロテクターを着けはじめたきっかけ&体験談
プロテクターを着けはじめた時期やきっかけ、プロテクターを着けていてよかったという体験談をお伝えしていきます。
着けはじめたきっかけ
プロテクターについては、ヤマハのセローで林道ツーリングをする以外では、着けてはいませんでした。
プロテクターを常時着けるようになったきっかけは、2006年の北海道ツーリングです。
その年はヤマハのSRで道内を旅していましたが、特に故障やトラブルがあったわけではないのに、なぜかヤマハのバイク屋に寄っていました。
そこで、これも今となってはなぜなのかは思い出せないのですが、「膝プロテクター」と「肘プロテクター」を購入してしまったのです。(上記画像の膝プロテクターだと、マジックで脱着できるハードタイプのものです)
「胸部プロテクター」については、いつの頃からか必要だと思うようになりました。
致命傷となるのが頭部に次いで多いということを、どこかで聞いたからでしょう。
しかし、そう安いものでもないので、あえて目を背けていました(笑)。
そんな時、大変幸運なことに、オットの知人が、女性用の胸部プロテクター(上記画像)をタダで譲ってくれたのです。
それからというもの、胸部と膝のプロテクターは、どこへ行くにも必須アイテムとなりました。
そして、それにより「安心感」を得たのです。
ただ、こんなことを言ってはなんですが、いくらプロテクターを着けていても、結局は「運」です。
そして、着けているからといって、過信をするのは本末転倒です。
やはり安全運転が一番なんですよね。当たり前ですが。
プロテクターを装着していてよかった体験談
私はこれまで、幸いなことに、公道でのバイク事故は経験していません。
立ちゴケはヤマほど(?)ありますけどね。
ただ、過去に膝プロテクターの存在が大きいと感じた出来事がありました。
20代の頃に、セローでクローズドコースを走行中に、転倒しました。
膝を強打し、その際に着ていた「普通のGパン」の膝部分は、ビシッと裂けてしまう始末。
その時は、あろうことかプロテクターを着けていませんでした。
幸い、大してスピードが出ていなかったこともあり、それほど痛みもなかったので、その日はそのまま最後まで走っていました。
その後様子を見ていましたが、どうも膝に水が溜まっているようなので、1週間後にやっと病院に行ったという有様です。
骨に異常はなく、溜まった水を抜いてもらうだけで済んでよかったのですが(それでも痛かった!)。
その何年後かに、またセローでダート道を走ったのですが、その際はダートということもありモトブーツと膝プロテクターを着けて走行。
そして、派手にこけました。しかし痛くも痒くもありませんでした!
そんなプチ体験でした。
プロテクターが必要な理由
私は、バイクにプロテクターは必要だと思っています。ただ、私が言っても説得力はありません。
なので、このたびは警視庁の全面協力のもと(もちろん冗談です!)、貴重な統計データとともに、その理由をお伝えしていきます。
致命傷の1位は頭部で2位が胸部
あまり考えたくはない話なのですが・・・
警視庁の調べによると、バイク事故の致命傷第1位は「頭部」で、2位は「胸部」となっています。
こんなことは、今さら私がいうまでもなく、周知の事実でしょう。
ですが!一応お約束(?)なので、載せてみました。
頭部はヘルメットで守られているといっても、致命傷になるんですね。
どうしてかな?と思っていたら、その理由は、警視庁によると「事故時にヘルメットが脱落していた」とのこと。半キャップ型のヘルメットに多いとの結果が出ています。
また、胸部プロテクターは、義務づけはされていませんが、上記のように致命傷の割合が頭部に次いで高いので、警視庁では装着を推奨しています。
事故の際の被害を軽減させるには
・ヘルメットのあごひもをしっかり締める
・胸部プロテクターを着用する
の2点がとても大切です。
引用元:警視庁ホームページ・二輪車の交通死亡事故統計(2020年中)
私事ですが、ヘルメットはこれまで、かっこ悪くとも(?)「フルフェイス」しか使ったことがありません。
そして、あごひもをしっかり締めないと、これも怖くて走れない性分なのです。
胸部プロテクターも、ガンガンに着けてますよー!(別に警視庁に媚をうっているわけではありません~)
これまでの情報のソースは、こちらです!
※ 最新版!「警視庁ホームページ・二輪車の交通死亡事故統計(2022年中)」↓
プロテクター着用率は低い
さて、そのプロテクターの着用率についても、警視庁は調べております。
最新情報である令和2年(2020年)で、8.4%です。
増えてはきているものの、少ないですよね。
その理由として、こんなことが挙げられます。
「着用が面倒」が約半分を占めます。
その気持ちは、経験者なのでとてもわかります。
でも、毎回着けていれば、ヘルメットやグローブを着ける感覚で、慣れていきます。
そして最近は、ウェア内蔵型のような便利なものも出ています。
実際にプロテクターを装着している人の中では、その割合が一番高いことは、警視庁の調べでわかっています。
ウェア内蔵型は、なんと5割を超えている!
バイクウェアの安全対策は、どんどん進んでいるのですね。
暑い夏の最中などはプロテクターを着用することが「苦行」になりますので、はじめからウェアにプロテクター機能があるのは嬉しいことです。
以上の情報のソースは、こちらです!
※ 最新版!「警視庁ホームページ・二輪車用ヘルメットのあごひも及び胸部プロテクターの着用状況調査結果」↓
前項の、ヘルメットのあごひも結束状況もわかるデータになっています。
プロテクター装着の注意点
プロテクターは必要であることを語ってきましたが、注意点もあります。
- 猛暑日に過剰な装着
- 膝や肘等の締め付け型のもの
これは、私の経験談です。
暑い夏にこれまでご紹介したマイプロテクターを装着すると、あたり前ですが普通に暑いです。
2番目については膝プロテクターの圧迫がきつくて、途中で外してしまった時もありました。
このまま着けてかえって苦しい思いをするのか、たまたま外してしまった時に運悪く痛い目に遭うのか・・・大変難しいところです。
その時その時の状況で、着ける着けないを判断して、できるかぎり安全で快適なライディングをしたいものです。
まとめ
バイクのプロテクターについて、私が普段使っているプロテクターの紹介&経験談とともに、データをもとにその必要性をお伝えしてきました。
いくらプロテクターを着けていても、安全運転をしていないと意味はありませんし、こんなことをいっては元も子もないでしょうが、「運」もあるでしょう。
でも、「プロテクターを着けていたので助かった」という話も身近で聞きます。
後悔のないように安全対策をして、楽しいバイク生活を送っていきたいとあらためて思いました。
ありがとうございました。