2024年6月中旬からはじめた無農薬の米作り。
前回の田んぼの記事では、「田植え」の様子をお伝えしました。
今回は、無農薬栽培には欠かせない「草取り」の様子を記事にしていきます。
そう、田植え後は、一週間ごとに田んぼに入って雑草を取る作業にいそしんでおりました。田んぼのまんなかで、雑草(の妖精)たちと戯れていたのです(笑)。
そんな感じで今回の記事は、ほぼほぼ稲オンリーの画像で終始してしまいそうです。
いわゆる「映え」とはいえないかもしれませんが、稲たちの成長ぶりが垣間見えると思いますので、そんなところを楽しんでいただければいいな〜という思いでまとめていきます。
1回目の草取り(田植えから7日後)
1回目の草取りは、6月の第4週目でした。
10:30頃、田んぼに到着した時の様子です。
おお。
雨風にさらわれることなく、ちゃんと稲が残っているじゃありませんか!それだけでも、ほっとしています。
ちなみに、一週間前(田植え時)はこんな感じでした。
う〜ん、見るかぎりあまり変わっていないような・・・(苦笑)。
それはさておき、なぜ草取りが必要なのかということを、農家のSさんの言葉をお借りしてここに挙げてさせていただきます。
- 無農薬栽培の田んぼには自然と草が生えてくるが、それを放っておくと稲が負けて収穫量ががくんと落ちる
- ゆえに、豊作を目指すならば、草は少なければ少ない方がよい
- また、草は初期であればあるほど取りやすく、初期の10分の作業は、後々の1時間、2時間にも匹敵する
今後の稲の成長を左右するのは、「草取り」ということなんですね!
そして、初期の作業がとても大切ということで、これは、「草取り、がんばるべぇ」しかないじゃないですかっ!
ということで、Sさんから教えていただいた4つの方法で、草取りをやっていきますよ。(こちらも、Sさんの言葉を拝借します)
草取り方法 | 内容 |
①手でむしる(手取り) | ・道具を使わずに手でとる方法で、取った草は泥の中に埋め込んだり浮かしておく ・100㎡なら、決して非現実的ではない ・一番確実に草を取れる方法だが、腰痛になる可能性がある ・田んぼにいる寄生虫によりかゆみが出る場合もあるので、人によってはゴム手袋などの対策が必要 |
②デッキブラシを使う(この後ご紹介します) | ・草が小さい時に絶大な効果あり ・稲の根元ギリギリまで攻めて、ガシャガシャと泥を動かして草を取る ・草が大きくなり根を張るようになると、デッキで草を取るのは難しくなる |
③草削り器(次回7月の巻の記事でお伝えします) | ・長い棒の先端に刃のついた器具で、泥ごと草を根こそぎ切る方法 ・草が大きくなって根を張っても使用できる ・切った草がそのまま着地し、復活する恐れがある |
④ハッタン転がし(この後ご紹介します) | ・回転する刃により、泥をかきまわしながら草を浮かしたり埋め込むことができる ・破壊力があり、作業が早く終わる ・初期に苗を倒しやすい(倒れたら直せばよいが) ・小回りがきかないので、株元ギリギリまで攻めづらい |
今回は、①手でむしる、②デッキブラシ、④ハッタン転がしの3つの方法で草取りをしましたので、その様子を画像でお伝えしていきます。
左は「デッキブラシ」、そして右は「ハッタン転がし」です。
まずは「デッキブラシ」で、草取りをしている様子です。
この画像では、ちょっとわかりづらいでしょうが、根元ギリギリをひたすらゴシゴシして、草を取ることに努めています。
とはいっても、なかなかうまくは取れないものですねぇ(苦笑)。
少々バランスを崩して、もう少しでやっちまう(田んぼの真ん中でコケる)ところでした(笑)。
そして、デッキブラシでゴシゴシしながら、気になった草は手でむしるという作業もしていきました。
正直、手で取るのが手っ取り早くて確実です。
が、この猛暑の中では熱中症の危険があることから、短時間で勝負を決めなければなりませぬ。それに、腰に負担もかかりますので、無理をせずほどほどに。。。が鉄則です。
お次は、「ハッタン転がし」をご紹介。
器械モノが大好物のオットにしばらく独占されていましたが、途中で交代しました。
そんなへっぴり腰の様子を、お伝えします。
よくこんな画像を公開できるなぁ〜と自分でも呆れてしまいますが、ハッタン転がしの使い方を説明するにこれが一番伝わりやすいので、恥をしのんで挙げました。
ハッタン転がしは、初期に苗を倒しやすいとSさんから教えていただきましたが、本当にそうですね(汗)。
上記画像を見てもおわかりのとおり、倒れまくっています(苦笑)。
それでも、ちょっと手を添えれば、すぐに立ち直ることができる強い子なんです。
ちなみに、抜けてしまって行方不明の苗もありまして、その際は、再度植え直しをしました。
そしてそして、2時間後の12時30分頃に、第1回目の草取りを終了しました。
気になる雑草がたくさんあったのですが、この日はこれが限界です。
それでも、こまめに休憩を取ることで、熱中症で倒れることだけは防げたのではと思います。
さて、また次週、がんばるべぇ!
2回目の草取り(田植えから14日後)
ということで、2回目の草取りは、前回の草取りから一週間後の6月第5週目に行いました。
午前11時頃の田んぼの様子です。
おお!
シャキッと背筋が伸びてる感じですよ!!
・・・と、そんなふうに気分が上がったのは、ほんの一瞬でした。
雑草、生えまくっているではないですかっ!
生えてます、生えてますよ〜(泣)。
さあ、気持ちを切り替えて、草取りに励みますよ。
今回も前回同様に、「デッキブラシ」と・・・
「ハッタン転がし」に活躍してもらいました。
草取りをしながら、撮影にも勤しみました。
そんなこんなで、草、取れましたかね?
倒れている苗もあったり、残っている雑草もありますが、この日の草取りはこれで終了です。
1時間50分ほどの短期決戦でした。
暑さマシマシで、汗ダラダラ。それでも、終わった後は、毎回爽快感があります。
7月の草取りも、がんばるべぇ!
次回予告:7月も地道に草取りは続きます
6月の草取りの様子をご覧くださり、ありがとうございました。
次回は、7月の草取りの様子をお伝えしていきます。
はい、7月も草取りオンリーです。草取りに次ぐ草取りです!