たしか暦の上では立冬のはずですが、先の週末は、最高気温20℃を超えた関東の湘南エリア。
そんな日本屈指の観光地である鎌倉・藤沢という人気スポットに、友人と2人、日帰り旅に行ってまいりました。
旅の目的&内容は、次の2つです。
- 鎌倉で「ザ・観光」 ←今回(前編)の記事内容になります
- 湘南で「ヒーリングモデル」を体験 ←次回(後編)の記事内容にするつもりです
この2つのことを、前編と後編にわけて記事にしていきます。
そういえば、両方に共通するキーワードは、「癒し」でした(〃ω〃)
そして、「1dayとりっぷ」のお供はやはりコレ↓ みんな大好き(たぶん)昭文社の「ことりっぷ」鎌倉江ノ電版です!
この「ことりっぷ」、本当に鞄に入れて持って行っちゃったという「ザ・観光客」&「超アナログ」な私です。
でもこれが、めちゃくちゃ役に立ちました。
そして、今回私がまとめますこの記事には、そんな「天下のことりっぷ様」にも載っていない情報が、もしかしたらあるのかもしれないし・・・ないのかも知れませんけどねー。(どっちやねん!)
まあ、私たちが立ち寄ったスポットは、「ベタ」なところばかりであるのは間違いないのですが・・・

一緒に旅をしている感覚で読んでいただけると、嬉しいです!
※ とっても長いので、時間がなければ「目次」から気になる箇所にとんでくださいませ〜(*^^*)
鎌倉駅に到着したら「いざ観光案内所」へ
JR鎌倉駅に着いたら、真っ先に行きたい場所はコチラ↓

東口を出て左手、JRみどりの窓口横にある「鎌倉市観光案内所」です。
数年前にも利用したことがあるのですが、スタッフの方が観光名所をとてもわかりやすく親切に教えてくれました。
いや〜、それにしても、ものすごい人の波です。(まあ、私もその1人か^^;)
ここで、観光案内図(無料)↓を入手。

今回の鎌倉観光、時間がたっぷりあるわけではないので、行き先は厳選したいところ。
「銭洗弁財天や長谷寺もいいけれど、今一番気になる場所は?」
・・・なんて思いながらこの地図を見たときに、これが目に入ってきました。

「報国寺」の竹林「報国寺」の竹林「報国寺」の竹林「報国寺」の竹林「報国寺」の竹林「報国寺」の竹林「報国寺」の竹林ほうこくっ・・・じっ・・・
2人とも以前に行ったことがあり、とてもいい場所であることは知っている。
鎌倉駅からバスで8分と、意外と近い。
「よしっ、ここに決めた!」と、1分で即決ですっ( ̄^ ̄)ゞ

「鎌倉市観光協会」ウェブサイト↓
鎌倉竹の庭「報国寺」の竹林でバンブーシャワーヒーリング
鎌倉駅東口バスターミナルの4番乗り場から、激混み!のバスに揺られ「浄明寺」で下車。

ここから徒歩2分で、目的地「報国寺」に到着予定です。
でも、目的地に着くまでのわずかな時間でも、テンションは上がりっぱなし。
というのは、こんなレトロな建物がそこかしこにあるからです。

まあ、なんて風情のある散髪屋なのでしょう!

鎌倉は、どこもかしこも趣があります。
そうこうしているうちに、「報国寺」入り口です。
建武元年(1334年)に、足利氏、上杉氏の両氏で創建され、「鎌倉竹の庭」として有名な禅寺です。

山門。紅葉にはまだ少し早かったでしょうが、緑は鮮やか。写真は友人Rちゃんが撮ってくれたもの。

門をくぐると、素晴らしい庭園が出迎えてくれます。

友人Rちゃんが撮った可憐なお花。写真もお花も素敵すぎ!

こちらもRちゃん撮影。なんて可愛らしい。

そして、本堂でお参り。(Rちゃん撮影)

この本堂には、報国寺本尊・釈迦如来坐像(鎌倉市指定文化財)がまつられているとのこと。
そして、鐘楼。茅葺きの鐘つき堂です。

風情、ありますな。

拝観券(300円)と抹茶券(600円)。茶席でお抹茶をいただくには、この抹茶券が必要です。

では、いざ竹林の中へ入ってみましょう。
まずは中庭、枯山水の庭園。

そしてここから、竹林、竹の庭に向かいます。

ここ報国寺は、孟宗竹という竹林で有名な場所。
かの川端康成は、この山あいのしじまの音なき音を「山の音」と表現した・・・といわれています。

それにしても、竹林の中にいるととても癒されます。

これはもう、ヒーリングの世界です。バンブーシャワーを浴びているかのようです。

そういえば、こんなことが報国寺のパンフレットに記載されていました。
竹葉みどりの下を歩くだけでも、健康に益すると証されています。
「功臣山報國寺」パンフレットより一部引用
これはやはり、ヒーリング効果があるということでしょうか。
おやおや、向こうに茶席らしきものが見えてきましたよ。(Rちゃん撮影)

「茶房 休耕庵」
しばしここで、お茶休憩です。

竹の庭を愛でながら抹茶をいただける、なんとも贅沢な休憩タイムです。

先ほどの抹茶券と引き換えの、お抹茶とお菓子。どちらも美味(*≧∀≦*)

竹の庭を観ながら、心休まるひとときです。

実のところ時間に余裕があるとはいえない状況でしたが、そんなことを忘れさせるほどのゆったりした時が流れるこの茶席、この竹の庭。

都会の喧騒から離れ、時を忘れての竹林浴。
本当はもう少しここに居たかったのですが、先を急ぐゆえ名残り惜しくもこの地を後にします。
「報国寺」公式サイト↓
鳩サブレー「豊島屋本店」のハトカーボールペンが可愛すぎる件
浄明寺バス停から、鎌倉駅行きのバスに乗りました。ぎゅうぎゅう詰めのバスに揺られ(汗)、下車した場所は、鶴岡八幡宮の三ノ鳥居を拝める「八幡宮」。

ところどころ紅葉になっている、鶴岡八幡宮の参道を歩いてみました。人は多いけど、ほんと晴天でよかったですわ。

ここから目指すは、鳩サブレーで有名な「豊島屋」。
でも、その途中にも、おしゃれなお店や看板が溢れている古都鎌倉。
人気のパン屋・キビヤベーカリーさんの看板が可愛い。

その他多くの誘惑にも負けず、たどり着いたは「豊島屋本店」。

今や「鎌倉といえば鳩サブレー」といわれるほど多くの人に愛されているこのお菓子は、こんな起源があるそうです。
- 鳩サブレーのはじまりは、店をはじめて間もない明治30年頃
- 店に訪れた異人さんからいただいた見たことのない大きな楕円形のお菓子、それを初代店主が口にし、「なんておいしいお菓子なんだろう」と感動
- 「これからの日本の子ども達に喜ばれるのはこれだ!」と確信した初代、自分で新しい時代のお菓子を創ろうと、それから試行錯誤の日々が始まった
【鎌倉豊島屋ウェブサイト「鳩のつぶやき」より一部引用・要約】
個人的には、鳩の可愛さとともに、余分なものがあまり入っていない(材料がシンプル)というところも、贔屓にしたいポイントなのです。
この鳩のマーク、おしゃれでシック。

「鳩サブレー」の名前の由来・誕生も、ウェブサイト内の「鳩のつぶやき」に挙がっています。
- 欧州航路から帰国した友人の船長が店に来た際、試作品を食べてもらったところ、「かの国で食べたサブレーというお菓子に似ている」と言われ、はじめてその言葉を知る
- サブレーという言葉は、「三郎(サブロー)」と語呂が似ていて親しみを感じた
- 鶴岡八幡宮を崇拝していた初代は、かねてから八幡様にちなんだ菓子を作りたいと考えていた
- 本殿の掲額の「八」の字が鳩の抱き合わせで、境内の鳩が子ども達に親しまれていた
- これらのことから、鳩の形にした「鳩サブレー」と名付けることになる
【鎌倉豊島屋ウェブサイト「鳩のつぶやき」より一部引用・要約】
シンプルなデザインの外観も素敵すぎる。

で、購入したのはもちろん「鳩サブレー」。
蓋を開けると、当然ですが「鳩サブレー」があらわれました。

それにしても、鳩サブレーってこんなに大きかったかな?

さくっとごちそうさまでした!安定のおいしさです!

そして、もう一つのお土産は・・・
「走るボールペン ハトカー」、おそらく本店にしか売っていない代物だと思います。

トップに鳩、ついてます。

鳩のお顔、可愛すぎます。

「810」のナンバープレート、粋です。

で、鳩とボールペン、分離できます。

「走る」というくらいですから、本当に走るんです。

走っていないように見えますが(車輪が回っていない)、これでもがんばって走ってます(汗)。
非常に健気です。ていいますか、走らせると瞬足です。

あと、ちゃんと文字書けます。ボールペンなんで。

ということでこのハトカー、この3拍子↓が揃ってる地味にスゴい子なんです。
可愛い・走れる・文字が書ける
最強じゃないですかっ!
そしてこのハトカー、実は「ことりっぷ」には紹介されていませんの。(たぶん・・・)
本当にそうなのかをたしかめたくば、コチラ↓をどーぞ(このリンク、ちょっとしつこいですな^^;)
いや〜、衝動買いしたハトカー、可愛すぎます!
そして、癒されています(*≧∀≦*)
「豊島屋」ウェブサイト↓
秋しらすの時期ですから!「鎌倉海鮮や」で釜揚げしらす×生しらす丼
報国寺と豊島屋で、すっかり時間を使ってしまいました。
そんなタイトなスケジュールの中、ランチはどこでしようかとなんとなーく考えながら小町通りに向かって歩いていたら、こんなお店がありました。
「鎌倉海鮮や」

せっかく鎌倉、江ノ島エリアに来たのであれば、生しらす丼が食べたいと思っていたので、ちょうど席も空いていたことですし、入ってみることに。
で、注文したのは、釜揚げしらすと生しらすの二色丼。どこまでも強欲です(^^;;

「自家製タレ」をかけて、美味しくいただきました!
そういえば、今回の湘南エリア行きが急遽決まった時に、ランチは何にするかを血眼になる勢いで調べていたら(食べることは生きることですからっ!)、こんなことがわかりました。
- しらすは、毎年1月1日から3月中旬までが禁漁期間とされている(環境保護のため)
- ちょうど今の時期は、鎌倉沿岸で育った「秋しらす」が旬であるとのこと
それを知ってしまったからには、生しらすは外せません。でも、釜揚げしらすも好きな私は、迷わず二色丼を注文してしまったというわけです。
そういえばこのお店、私たちがしらす丼にがっついている間に、すっかり行列ができていました。
すぐにありつけた私たちは、ラッキーガール(ガール?)です!
「鎌倉海鮮や」ウェブサイト↓
濃密な小町通りの「鎌倉八座」で鳩グッズに癒される

そろそろ鎌倉駅に戻らなければならぬ時間なのですが、せっかくならその途中にある「小町通り」を歩きたい。
ということで、一歩その通りに入ってみたのですが、も〜〜〜人がどっちゃり!
かなり「濃密」です〜(^_^;)
人に酔ってしまいそう・・・
で、そんな大混雑の中でも、一際心惹かれた外観、そしてセンスよくディスプレイされた「鳩グッズ」に、思わず立ち寄ってしまったのは、「鎌倉八座」です。

こちらの看板商品となっている「鳩しるべ」は、先ほどからしつこいほど紹介しております「ことりっぷ」の表紙にもなっているのです。
この白と桃の2体(羽?)の「鳩しるべ」、その可愛さに、心奪われます。
でも、目を合わせたら、買ってしまいそう・・・目を合わせたらいかん!!目を合わせたら最後じゃ(笑)
と、目を逸らせた先にあったのは、実用的なコチラ↓「鎌倉はとふきん」です。

一目見て、友人Rちゃん「これ、いい!」「(台所仕事で)気分が上がる!」と即買い。
- 蚊帳生地 綿100% 約30×40cm
- 蚊帳生地は奈良県の特産品であり、吸水性がよく、乾きやすく、洗いやすいのが特徴
- 柄は、鎌倉の象徴「ハト」を、縄文時代から続く伝統的な幾何学文である「菱文」に見立たてた、縁起の良い文様
【「鎌倉はとふきん」商品帯記載文を要約】
私も、「何か上がってきたもの」があったので、つられ買い?です(*≧∀≦*)
で、帰宅して・・・
ひろげてみました。(茶色の模様は鎌倉で見かけるリスくんがモデルだそう)

干してみました。

拭いてみました。

ほんと、すぐに乾くし、使いやすい。

それに、この国宝級な可愛さ、ズルいです(笑)
だいどこ仕事を楽しくさせますよ、ほんと。
お土産にしたら、間違いなく喜ばれます!
「鎌倉八座」ウェブサイト↓
「江ノ電」でにわか乗り鉄子になる
このプチ旅でやりたかったことの一つに、「江ノ電に乗る」がありました。
私は長年のバイク乗りではありますが、こういった趣のあるレトロチックな電車も好きなのです。
通称「江ノ電」で親しまれ、全国に多くのファンを抱える「江ノ島電鉄」について、私ごときが御託を並べるなぞ千年早いのは承知の助ではございます。
でもこの機会に、江ノ電についてほんのちょっと調べてみたので、アウトプットさせていただきます。

- 江ノ島電鉄株式会社は、鎌倉から藤沢を結ぶ15駅、営業距離10Km、片道所要時間34分のローカル路線
- 1902年(明治35年)、江之島電気鉄道として藤沢〜片瀬(現江ノ島)間で開業し、本年(2022年)で開業120周年を迎える
- 1980年(昭和55年)に1000形車両がブルーリボン賞受賞、1990年(平成2年)には2000形車両がグッドデザイン商品に認定される
- 1997年(平成9年)に鎌倉高校前駅が、1999年(平成11年)には極楽寺駅が、それぞれ「関東の駅100選」に選定される
【江ノ島電鉄株式会社 公式サイトより一部引用】
私が感じる「江ノ電」は、車窓から見える景色、沿線の観光地、車両までもが実に多種多様で飽きのこない面白さがあるということです。
そして、日常(通勤・通学・買い物で利用する沿線住民)と非日常(観光客)の融合も、他にはなかなかない路線で、さらに魅力を引き立てています。
さて、JR鎌倉駅東口から西口行きの通路をくぐり、江ノ電乗り場まで来ました。

そう、こういう雰囲気の車両や、こういうローカル線の終着駅も好きです。

鉄道のことも江ノ電のこともまったくわかりませんが、調べによるとこの車両↑は、おそらく1979年デビューの1000形。
行き先表示の駅名「藤沢」の両隣は、紅葉の絵柄になっていますが、これは季節によって変わるそう。
さて、真っ先に車両に乗った私は、にわか乗り鉄子になって、先頭座席で運転士を凝視します。

運転士さん、背中に私の熱い視線を感じませんかっ!

・・・ゾワッ!なんか寒気がして怖いけど仕事に集中!集中!
そんなこんなで、鎌倉駅「出発!進行ーっ!!」

噂には聞いていましたが、本当に民家の軒先を抜けるんですね。かなりなギリギリ度合いに大興奮!(なんでや~_~;)

天井部に設置のレトロな扇風機も、定年という概念はなく、あちらこちらに首を回して働いています。

まもなく「長谷駅」に到着。
前方に見える車両↓は、もしや300形か?

1956年製造の300形は、江ノ電ファンの人気者だとのこと。(江ノ電公式サイトより)
長谷寺や大仏様の最寄駅である「長谷駅」を過ぎ、トンネルをくぐってしばらくすると・・・
海岸線です!そして、孤高のライダー、登場です。

バイク乗りの1人としては、やはりバイクは気になります。一度はこの海岸線を走ってみたい。
さらに、前方には江の島です!

そして、「腰越駅」↓ まで来ちゃいました。

この先は、市街地を走る「路面電車」になってる!いや、正確には「併用軌道」と呼ぶそうです。
路面電車のある街で生まれ育った私は、こういうのはたまらなくノスタルジィなのです。
いよいよ目的地「江ノ島駅」に到着・・・というところで、反対方向に魅力的な車両が↓

むむ?これは、2002年製造の20形か???
江ノ電公式サイトによると、「外観は10形のレトロ車両の流れを汲んで、更に洗練されたものになっている。また、冷房率100%達成や車いすスペース、ドアチャイム、外幌の取り付け等人に優しい設計となっている」とのこと。

レトロな外観、人に優しい中身・・・私の好みのタイプですぅ〜はい〜〜〜
いやしかし、我らの1000形も、なかなかにいい面構えだ!なにせブルーリボン賞ですからな。(私は何様やねん!)

はい。江ノ島も、晴天でした!
青空という言葉は、江ノ島のためにあるといっても過言ではありません。(特に根拠はなく、ただ単に気分が上がっているだけ)

今さらながら私が言うのもどうかとは思いますが、江ノ電及びその沿線地域は、交通機関の粋を越え「テーマパーク」と化しています。
今度訪れた際は、1日乗車券の「のりおりくん」で、終日江ノ電を乗り降りして楽しみたいと思った「にわか乗り鉄子」でした。
「江ノ島電鉄株式会社」公式サイト↓
次回は後編「湘南ヒーリング」につづく

ベッタベタな「鎌倉観光」、いかがでしたでしょうか~(笑)。
江ノ電の江ノ島駅に到着した後は、「ヒナヒーリング」のモデルをするために、急足で目的地の藤沢某所に向かいました。
上記画像は、その途中、弁天橋からの江の島の様子を、友人Rちゃんが撮影してくれたものです。
鎌倉で身も心も癒されまくって、胸いっぱいお腹いっぱいになっている私たちでしたが、この後のヒーリングでは、いったいどんな感じになってしまうのでしょうか?
これ以上、癒されてしまったら、私たち、いったいどーなってしまうのでしょうかーっ???
続きは次回です。