毎年バイクで北海道を走っている我々夫婦ですが、今年2024年は、諸般の事情により「四輪車」による北海道旅を楽しみました。
その様子は、これまで2回にわたってお届けしています。
今回はその第3回目ということで、「帯広を擁する十勝とお別れをした後は、道の駅巡りをしながら、知床に足を踏み入れる」という感じでまとめていきます。
ただの旅日記ではありますが、あわよくば、道東好き、道の駅好きな人に喜んでいただけたらいいな〜なんて思いながら綴っていきます。
- 記事タイトルに「ドライブ」や「車中泊」とつけてはいますが、諸般の事情により、自家用車の画像や車中泊の様子はほとんどお見せできません。あしからずご了承願います。(1,500CCのミニバンタイプ、とだけお伝えします)
- ここにご紹介した情報は、2024年8月時点のものです。
帯広としばしのお別れ
北海道上陸2日目は、お昼過ぎまで帯広を楽しみましたが、もうそろそろ移動したいところです。
さて、次はどこへ行きましょうか。
天候を見ながら、自由気ままに旅を続けます。
十勝大橋を渡り帯広を出る
帯広駅の北口にある地下駐車場を出まして、とりあえずは、音更、士幌方面に向かうことにしました。
国道241号で十勝大橋を渡ると、音更町に入ります。
なかなかの交通量、なかなかの曇り空ですな(苦笑)。
音更町で小型扇風機を買う
郊外型の店舗が並び、なんどきも賑わいをみせる国道241号。
ずっと探し求めていた小型の扇風機を、音更のケーズデンキで手に入れることができました!
USBがいいんですよね。そして、小型といえどもある程度の風量も欲しいところ。そんな条件を兼ね揃えた一品を、お手頃価格で購入できたのです。
北海道で車中泊(仮眠)を余儀なくされた場合に、この扇風機が役に立つのです。エアコンを効かそうとしてエンジンかけっぱなしは、個人的にはどうかと思いますからね。
実際この扇風機、車中泊(仮眠)はもちろん、走行中にも空気循環に力を発揮してくれました。
士幌町のオカモトグループ創業スタンド
音更町から、国道241号線を北上していきまして、士幌町に入りました。
北海道のカントリーサインは、いつ見ても可愛いですね。
ほどなく見えてきたのは、昭和チックなガソリンスタンド。「オカモトグループ」の創業スタンドです。
創業70周年を記念してつくられたモニュメントなので、こちらでは営業はしていません。
昨年2023年は、バイクとともに記念撮影しましたよ。
そういえば、帯広や音更では、オカモトのガソリンスタンドをよく利用していました。それは、他の地域よりも「安い」からです!
士幌から斜里まで「道の駅」巡り
走れど走れど道は続く北海道。こまめに休憩を取ることは、ドライバーと車両の疲労回復に必要ですよね。
士幌町から斜里町まで、4か所の道の駅で休憩をしましたので、その様子をほんのチラリとお伝えしていきます。
「道の駅ピア21しほろ」で小休憩
オカモトグループ創業スタンドモニュメントを後にし、5分足らずで到着したのは、「道の駅ピア21しほろ」です。
こちらも、なんどきも人気の道の駅ですね。
- 駐車場が広い(バイク駐輪場も)
- トイレがキレイ
- 食堂、軽食、美味しいコーヒー屋があり、お土産処も豊富
帯広市内でお腹を満たしていた我々は、こちらの食堂は利用しませんでしたが、次回のためにメニューを情報収集させていただきました。
士幌牛が有名なんですよね。美味しそうです。
そして、その士幌牛と思われるオブジェといいますか、乗り物といいますか・・・
愛嬌ありますよね。ここには写真は挙げませんが、特に後ろ姿が愛おしかったのですよ。
廃止となった道の駅に立ち寄ってみる(旧道の駅足寄湖)
道の駅を出てほどなくすると、国道241号は274号との重複区間となり、上士幌町に入ります。
そのまま走り続けると、かつての「道の駅足寄湖」が見えてきたので、立ち寄ってみました。
2022年1月に登録が廃止された道の駅。北海道で初めて廃止された道の駅なのだそう。(同時にもう一つ、道の駅フォーレスト276大滝もそうらしい)
道の駅の機能は、「あしょろ銀河ホール21」に委譲していますが、駐車場やトイレは、引き続き利用できるとのことで、ちょっとした休憩に使えますよね。
過去にお世話になった道の駅。廃止になったことは存じ上げておりましたが、今回立ち寄ってみたことで、ノスタルジィーを感じざるを得ませんでした。
「道の駅あしょろ銀河ホール21」でソフトクリーム休憩
感傷に浸っている間もなく、「道の駅あしょろ銀河ホール21」で休憩します。
毎度立ち寄るお気に入りの道の駅で、この風景も何度撮ったことか(苦笑)。
それでも、何度でも撮りたくなってしまう魔力(?)がありますな。
そしてそして、これは絶対に外せない!キャラメルソースのソフトクリームです。
六花亭のサクサクパイ同様、これを味わうために北海道に来たといっても過言ではないのですよ。
- 食事、スイーツが旨い(おまけに良心的価格)
- トイレがキレイ(特に、館外あるトイレが広くてキレイ)
- 松山千春さんコーナーがあり、ファンにはたまらない
- 駐車場は広め(特にバイク駐輪場は停めやすい)
はい、冷たいソフトクリームで眠気を覚まし英気を養いましたので、ここからもどんどん進んでいきますよ!
道の駅はなやか小清水で小休憩
ここからは、オホーツク海沿岸に向けてひたすら走ります。
国道242号で陸別まで→道道51号でのんびり走行→国道240号に出てそのまま美幌町まで→国道334号で東藻琴→道道102号から国道244号に出る・・・
・・・そーんな感じで、オホーツク海が左手に見える斜里国道(244号)を走っていきまして、到着したのは、「道の駅はなやか小清水」です。
すっかり陽が落ちてしまいました。
この道の駅は毎年訪れていますが、この時間帯は初めて。
バイクだったら走らない時間帯なのですが、こんな時、四輪車は便利ですね。
道の駅は営業時間外で閉まっていましたが、トイレは使わせていただきました。
そして、道の駅の向こうには、釧網線の浜小清水駅が。
なんだか幻想的です。この時間帯ならではですね。
おお。ちらとオホーツク海が見えましたよ。
三角の建物は、フレトイ展望台です。
本当に風情のあるいい駅です。
- 駐車場が広い
- 売店が多くてバラエティに富んでいる
- セイコーマートがある
- モンベルがある
- 風情のある駅に併設
- 24時間トイレ
道の駅はまた後日、営業時間中に再訪したいという思いで、この場所を後にしました。
道の駅しゃりで車中泊仮眠
ということで、知床半島の付け根、斜里町に着きました。
夜も更けてきたので、ここで車中泊仮眠です。(あくまで仮眠、ですよ笑)
道の駅の施設横にある駐車場は、これまで立ち寄った道の駅に比べると、少々手狭です。
が、すぐ近くに第二駐車場的なものがありますので、そこを利用されてもいいと思いますよ。
- トイレは24時間利用可能でキレイ
- セイコーマートは徒歩圏
- 斜里駅に近く、食事処が多い
車中泊仮眠中は、マナーのいい車ばかりで、快適に過ごすことができました。
ウトロ漁港から知床峠まで
北海道に上陸して、やっと斜里まで来ました。
ここまで来たら、もう行くしかないでしょう、彼の地へ!
そう、知床半島、ウトロです。
ウトロ漁協婦人部食堂で三種丼を堪能
斜里町から車で走ること30分。
朝8時頃に到着したのは、「ウトロ漁協婦人部食堂」です。
ここでシャケやイクラを食べることが、旅の目的の一つでもありました。
午前8時半開店ですが、8時ですでに20人ほどの行列。(お盆時期ということもあるのでしょう)
行列嫌いな我々ではありますが、このお店でこの人数はまだまだ少ない方だということで、迷わず並んで待ちます。
待っている間に、建物に貼られているメニューを見るやいなや、こちらも迷わず「三種丼」に心を決めます。
そして、ウトロの海や空の風景を撮ってみました。まあ、暇でしたからねぇ(笑)
しかし、この日は暑かったぁ(汗)。
そんなこんなで行列に並びはじめて約1時間、めでたく入店です。
そして、お待ちかねの「三種丼」が、出てきました!
「いくら、鮭の刺身、鮭フレーク」がてんこ盛りです。
数量限定のこの三種丼は、実は我々で終了でした。あぶないところでしたねぇ。(次に注文された方、本当にごめんなさい!)
せっかくですから、三種丼の三連発、いってみましょう。
はい、三種丼です!
もう少し近くで、三種丼です!!
これでもかとアップで、三種丼です!!!
あーーーーーーーーっ
なまらうまかったぁーーーーーーーーっ(←北海道弁を使ってみました)
並んでも食べたいグルメです!
知床自然センターでお買い物
お腹も心も豊かになった後は、知床峠に向かいます。
その途中、「知床自然センター」に寄ってみましたよ。
知床のことならなんでもござれのこのセンターは、とても頼りになります!
知床の自然を満喫したい場合は、必ず立ち寄って情報を得ることをお勧めしますよ。自然を舐めちゃアカンですからね。(って、私は何様じゃ?)
そんな我々は、このセンター内にある「ザ・ノース・フェイス&ヘリーハンセン」でお買い物です。
私、こちらで、勢いあまって(?)ショートパンツを購入しちゃいました。私にとっては高価な代物ですが、これがまた着心地がよくて、この旅で、すでに元がとれた感がしています。
それから、隣接する「バリスタートコーヒー」でアイスコーヒーをいただきました。
ゴールドウィンでバイクウェアを購入しているオット。そのたまったポイントで、今回コーヒーを無料でいただくことができたのですよ。コクがあって、とても美味しかったです!
その後は、しばし館内を見学です。
こんなステキな写真展も、無料で観ることができましたよ。
フィールドワークの際に便利なレンタルシューズ。さすが、すごい数ですね!
そして、レクチャーコーナーには、本物の熊の毛皮を触ることもできます。
ドラム式の捕獲器もありますね。
こちらは、ぬいぐるみの熊さん。ほっこりします。
熊さんのかたわらには、キタキツネやエゾリスなど、北の動物たちが勢揃い。
ここの来るだけで、知床の自然を満喫できた気分になれる、とても魅力的な場所でした。
霧の知床峠
自然センターを後にして、向かうは知床峠です。
が、ご覧のとおり、峠に近づくにつれ、それはそれは見事な雲り空でした。
知床峠の頂上です。
うーん、こんな感じで、残念ながら国後島は拝めず・・・。
そんな中でも、駐車場は超混雑。やはりお盆だからでしょうね。
はい、来年、リベンジ確定です!
斜里の町でも清めます
峠を下り、ウトロの街を通過して、斜里町に戻ります。
斜里でふたつの「お清め」をしましたので、その様子をお伝えします。
コインランドリーで1回目の洗濯
道内3日目、ついに着替えが底をつきまして、この旅で初めての洗濯をしました。
お世話になったのは、コインランドリーつちはしさん。
洗濯と乾燥(全自動、洗剤・柔軟剤入り)、少量コース60分1,000円でした。
店内は、広くて清潔でおすすめですよ。(駐車場も広いです)
斜里温泉湯元館でモール泉に浸る
コインランドリーつちはしさんで洗濯物を回している間に、ひとっ風呂浴びてきますよ。
訪れたのは、斜里温泉湯元館。源泉掛け流しモール泉です。
こちらは宿泊施設なのですが、ありがたいことに、日帰り温泉もやっているのですよ。
おもしろいのが、代金支払い方法が「ガチャ」なところ。
大人は400円を入れまして、くるっと回すと玉が出てきますので、それを抱えて脱衣所までいきますよ。
温泉を堪能した後は、この玉をボックスにお返しするのです。
なかなかにユニークですが、清潔感があってとてもいい温泉でした。
なんてったって、「美肌の湯」といわれるモール泉ですしね!
公式サイト↓
http://yumotokan.info/onsen/higaeri.html
小清水町を楽しむ
さて、温泉に入って、洗濯物も回収して、次はどこへ行きましょうか。
道の駅はなやか小清水のソフトクリーム
前回は、閉店後で寄れなかった「道の駅はなやか小清水」の売店に行きました。
リニューアルしたばかりの売店は、どんな感じなのでしょう。
こ、これは、40年ほど前に流行った、ファミコンのアドベンチャーゲームのキャラクターではないですかっ。
北海道が舞台なんですよね。
とはいっても、ゲームに興味のない私にはなんのことだかさっぱりで、喜んでいたのはオットでした。
そんな感じで、ひととおり店内を回り、外に出ます。
そして、ソフトクリームをいただきました。
毎度お馴染みらーめん太郎山さんのソフトクリームは、すぐにとろけてしまいますが、相変わらず美味しいですな。
濤沸湖の馬の放牧
斜里国道に来たら、これを見ずに帰れない。
そう、濤沸湖の馬の放牧です。
道の駅はなやか小清水から、北浜駅方面に走っていきますと、左手に比較的大きなパーキングがあります。
ここから、見る馬の放牧は、いい風景なのですよ。
そして、少しだけ見える濤沸湖。
風が心地よくて、しばらくここでまったりしたい気分になりました。
小清水神社参拝
小清水に寄った際には、必ずお参りする「小清水神社」。
気の流れのいい神社だと、私は感じております。
いつも我々の旅を見守ってくださり、ありがとうございます。
ここで、小清水町とはお別れし、この後は、ついに道東の中枢である弟子屈、摩周方面に足を踏み入れることになるのです。
次回予告:絶景まみれ!斜里岳×屈斜路湖×摩周湖
第3回目の北海道ドライブ記を最後までご覧くださり、まことにありがとうございました!
次回は、道東の絶景三連発をお届けしてまいります。
それでは。