こんにちは。もりこねです。
好きなアロマテラピーを仕事にしたいけれど、資格ってあった方がいいのかな?
資格を取ると、どんなメリットがあるの?
デメリットも知りたいな
そんなふうに思っている方に向けて、資格の必要性や資格を取ることにメリット・デメリットをまとまてみます。
- AEAJアロマテラピー検定→アロマテラピーアドバイザー→アロマテラピーインストラクター→アロマセラピストと立て続けに取得(2014年〜2015年)
- アロマセラピストの資格取得後に、イベントスタッフ、ワークショップ出店を経験
- しかし、アロマで生計を立てられるほどの収入経験はなし(正直すぎますかね?)
このようにポンコツ感丸出しの私ではございますが、このような私だからこその忖度なしの資格アレコレを語っていきます。
ちなみにこの記事は、アロマの資格についての自分なりの考察を述べたものであり、資格の要・不要や良し悪しなどの答えを導き出しているものではありません。
責任逃れをするつもりではないのですが、判断するのはあくまでご本人ということで、よろしくお願いします。
私としてましては、この記事を情報のひとかけらとして参考にしていただけたのであれば、それだけで御の字です!
アロマの仕事をするのに資格は必要か
アロマの仕事をするには、「資格」はあった方がいいのでしょうか?
私は、資格は必要な場合とそうでない場合の両面があると思っています。
その理由を、私が現時点で得ている経験や情報をもとに、次のとおり挙げていきます。
民間資格なので必須ではない
今の日本においては、アロマテラピー関連の資格がなくても、アロマの仕事はできます。
その理由は、「民間資格」だからです。
民間資格とは
企業や業界団体などが独自に認定し授与する資格
法律などの規定はない
出典元:「コトバンク」より一部引用
アロマの資格がない人がアロマの仕事をしても、それだけでお縄にはならないということです。
そういう意味では、資格は必要ないというよりは、必須ではないといった方が適切かもしれませんね。
無資格でも就職・起業をしている人はいる
実際に、アロマの資格がなくても、アロマ関連企業に就職したり、起業してアロマサロンの経営や講師業をしている人はいます。
就職に関しては、今の日本の就職事情では、年齢が若ければ、未経験・無資格はそれほどネックにはなりません。
若いのでこれから経験を積んでもらえればいいわけですし、その間に資格をとってもらうということを考えている企業もあるからです。
年齢が高い場合だと、未経験・無資格で就職というのはハードルが高くなりますが、企業が求める人材にマッチすれば、不可能ではありません。
起業の場合は、無資格であろうがなんだろうが、お客様がそのサービスに満足をすれば事業として続けていくことができます。
なので、資格がなくてもアロマの仕事はできるということです。
ただ、就職にしても起業にしても、相応の知識が必要になってくるのは当然です。
アロマは、エビデンスとはあまり関係のないふわっとしたイメージに捉えられがちですが、人間の心身に少なからず影響を与えるもの。
ゆえに、安心安全が求められ、それ相応の知識や情報が必要不可欠になると、私は思っているからです。
未経験の場合には資格が有利になることも
上記のことで、資格がなくてもアロマの仕事ができることはわかりました。
ただ、企業に就職する場合でも起業(個人経営)する場合でも、資格が有利になることは少なくありません。
過去記事にも挙げましたが、就職の際には、ある程度年齢が高い未経験者であっても、資格があることで採用される可能性が出てくるのです。
また、起業の場合でも、資格があることでお客様が安心したり、お客様より信頼されやすくなるという効果が期待できます。
アロマの資格を取るメリット
ではここで、アロマの資格を取ることのメリットを、5つ挙げていきます。
前項の内容とかぶる部分もありますが、ご了承くださいませ。
就職への可能性がひろがる
資格があることで、たとえ未経験であっても就職への可能性はひろがります。
ただ、企業側は、資格よりも経験を重視しがちですので、いくら資格があっても未経験者に即戦力を期待することはしません。
ただ、資格取得者はそれ相応の勉強をしたわけですので、基礎知識レベルや熱意があるとみなす企業があるのは事実です。
資格を持っているからといって必ずしも採用されるわけではありませんが、有利に働くケースもあるということです。
起業への自信につながる
先にも触れましたが、資格を取るには、その種類にもよりますが、それ相応のトレーニングをします。
私が取得したAEAJのアロマセラピストでは、数カ月間にわたるスクールでの実技トレーニング(これがけっこう厳しかった)にプラスして、決められた数の症例(トリートメントモデル)が必要でした。
そして、その間には学科試験もあったので、思っていたよりもずっとハードだったのですが、スクール仲間に励まされながら乗り越えてきたのです。
いくら未経験であったとしても、資格取得で得た知識や技能、乗り越えてきたという経験などが、独り立ちしていこうという自信へとつながっていくというのは、おおいにアリだと思うのです。
相手に安心感をもたらし信頼も得やすい
就職にしても起業にしても、有資格者であれば、お客様が安心する度合いが高まりますし、信頼も得やすいでしょう。
もちろん、いくら資格があったとしても、お客様が期待するような商品やサービスが提供できなければ、結果的にはお客様に安心していただくこともできなければ、信頼を得ることもできません。
資格だけ取ればいいというわけではなく、それに見合った実力をつけていくことが必要になるのです。
スクールや仲間との情報交換
資格を取得する方法は、資格そのものや資格団体によって様々あるので一概には言えませんが、AEAJのアロマテラピーインストラクターとアロマセラピストは、スクールに通って取得をしました。
認定するスクールで受講することが、資格取得の条件でもあったからです。
そんなスクールでできた仲間との情報交換により、たくさんの学びや気づきをもらいました。
おすすめのアロマショップやアロマサロン、アロマクラフトの作り方などのお役立ち情報は、自分一人ではなかなか得られないことなので、とても貴重でありがたかったです。
また、ある程度価値観が似通っているということもあるのか、スクール仲間との時間はとても心地よいものでした。
そんな仲間との出逢いも、今の私のライフスタイルにとてもいい影響を与えてくれているのです。
知識・情報を得られ経験のひとつとなる
たとえアロマの仕事につなげられなかったとしても、知識や情報が得られたというその「経験」こそが、貴重なものだと思うのです。
これは人によるのでしょうが、私の場合は、せっかく期間限定でこの制約のある地球に人間として生まれてきたのだから、できるかぎりの経験をして生をまっとうしたいという考えでいます。
そんな経験にいい悪いはなく、逆に失敗談が誰かを救うことになるかもしれないので、そんな経験をどんどんシェアしていく今の風潮は、私はいいなと思っています。
「資格取得体験記」ということで、ブログやYouTubeで発信している人も少なくありません。
それにより収入を得ることも可能ですが、何よりも、その情報を求めている人の役に立てる可能性があるという点では、かなりのメリットになるのではないでしょうか。
私も、この記事を書き終えた後に、私なりの資格取得体験記を綴っていくつもりですよ。
資格のデメリット
次に、アロマの資格を取ることのデメリットを、3点挙げていきます。
時間と費用がかかってしまう
アロマに限らず、資格取得の最大のデメリットといえば、時間と費用がかかるということなのかもしれません。
参考までに、私が取得したアロマの資格(すべてAEAJ)の一覧です。
- アロマテラピー検定1級
- アロマテラピーアドバイザー
- アロマテラピーインストラクター
- アロマセラピスト
このうち、アロマテラピー検定は過去に記事にしています。
それ以外の資格については今後詳しく記事していく予定ですが、アロマテラピー検定1級からアロマセラピストまでは、休みなく立て続けに取得しました。
それでも、1年以上の時間をかけています。
おまけに、それにかけた費用(スクール代や受験代、登録代等含めて)は、トータル30万円を超えています。(たぶん)
私にとっては大金も大金なので熟考したうえの判断でしたが、現時点で生活できるレベルまでの収入を得られているかというと、そうではないというのが現実です。
そして、同じような人が少なくないというのも、事実としてあります。
ということなので、資格取得については、そこまでの時間やお金をかけてまで本当に取りたいのかというところを、やはりよくよく考えてから決められることをお勧めします。
自分が努力していないのを棚に上げた愚痴やぼやきであることをわかったうえで、ちょっとばかりの先輩風を吹かせて申し上げてしまいました。
ただ、これまで挙げてきたとおり、プライスレスのメリットはたくさんありますので、それもぜひ参考にしていただければ幸いです!
そういえば今思い出しましたが、資格には「更新費用」がかかるものもあるんですよね〜。
資格を取ることでなんとかなるという依存思考
これは、まさに私のことなのですが、資格依存をしていたところが否めません。
もちろん、いくら私でも、「資格を取ればアロマの仕事が湯水のように沸いてくる♪」なんてことまでは思ってはいませんでしたが、知識や技能を得るということを、資格取得に委ねていた部分はあります。
アロマの知識や技能を身につけるには、何も資格に頼らなくても、やる気次第では独学でも可能です。
自分で知識や技能を得るにはどうすればいいのか?ということは一切考えず、資格を取ることで自動的に学べるからその方が楽チンという、相当安直で依存心バリバリの考えでした。
これまではなんとかなっていたこの依存思考も、これからの生き方としてはけっこう厳しいものになっていくのではないかと、私は感じている一人です。
資格依存については、過去に記事にしていますので、よろしければ覗いてみてくださいね↓
資格取得が目的になり資格ジプシーに
アロマに限ったことではなく、資格というのは、仕事や活動のために最低限必要な知識や技能を備えてもらうための「手段」に過ぎないと、今の私は思っています。
それなのに、資格取得そのものが「目的」になってしまう人がいるのですが、過去の私がまさにそうでした。
資格取得が目的なので、その資格が取れれば目的が達成されてしまいます。
すると、また次の資格を取るために行動するという、いわゆる資格ジプシーとなるのです。
それなりにモノになれば「多芸多才」となり得るのでしょうが、哀しいかな私はそこまでの才能はございませんで、散財して終わっておりました(苦笑)。
ただ、今はその経験をこのブログのネタとして活用しているので、まあよしかなとしています。(かなり無理がありますが・・・)
そして、「資格を取ること自体が楽しくて仕方がない!」ということであれば、それは逆に素晴らしいことです。今思えば、私もそういった心持ちで臨めばよかったなぁ・・・
ということで、資格を取る際は、何のためにこの資格を取るのかという「目的」を明確にすることが、後悔しない資格取得になるのではと思います。
どの口が言ってんだ!なんて思われそうですけどね(苦笑)。
おわりに
アロマの資格をひととおり取得した私が、アロマの仕事をするために資格は必要なのかということや、資格のメリット&デメリットについて、かなりの持論を展開してしまいました。
結局、資格の必要性やメリット・デメリットは、その人次第というところはあります。
なので、このような記事でも、資格取得に迷っている方にとって、ほんの少しでも参考材料のひとつになっていれば幸いです。
ありがとうございました。