こんにちは。相変わらず「元公務員」と名乗る現在主婦のもりこねです。
今年の4月の話になるのですが、地元の「市役所」でとてもうれしい出来事がありました。
それは、窓口を気持ちよく利用できたということはもちろんあるのですが、職員の丁寧で的確な対応に、疑問が一気に解決し、救われた体験をしたのです。
とてもエラそうな言い方なのですが、元公務員である私は、なまじっか役所勤務を経験しているからか、公務員や役所に対してけっこう厳しく見てしまうふしがあります。
さらに、こんなことをいってはどうかとは思いますが、出来事自体はなんてことはない小さなことではあるので、当初は発信するまでもないのかな?とも思っていました。
それでも日が経つにつれ、やはりいいことはどんどん発信していった方がいいという思いに至り、今回記事にすることにしたのです。
- 公務員の仕事は、「やって当たり前」だと思われがち。
- でも、その仕事のおかげで、救われている人は確実にいる
おこがましいとは思いましたが、そんなことをお伝えしていきます。
どんな出来事だったのか
まずは、どんな出来事なのかということを、時系列になりますがお伝えします。
- 確定申告締め切り直前に、突如、市民税のことで確認しておいた方がいいと思い立ち、市役所に直接質問をすることに。
- この時期は電話だと担当部署は繋がりにくいだろうと思い、自宅から一番近い市役所の「出張所」窓口に出向いた。
出張所窓口で用件を伝えてすぐに、私は大きなミスを犯したことに気づき、大恥をかきます(汗)。
確定申告がからむような市民税の込み入った話は、出張所では行っておらず、担当は本庁になることを知りました。
まったくもってとんちんかんな質問をする、困った市民です。
あらやだ!
そんなことも知らずに、よく長年公務員をやってきたものだ・・・(苦笑)。
しかし、とても感じのいい窓口の女性職員は、そんな私を門前払いをするどころか、予想外の言葉を口にします。
こちらから本庁に電話をしますので、直接お話しされてはいかがですか?
え?いいんですかっ!
それはすごい助かるわぁ!
これだから、「おばさん」と言われるのでしょうか。(あんまり自分からいいたくないんですけどね・・・汗)
でも、お言葉に甘えて、そのようにさせていただきました。
そして、受話器をお借りし、本庁の市民税担当の男性職員(おそらく30歳前後)に用件を伝えようとした際にすぐに言われたのが・・・
だいたいのご用件は伺っています。
電話をかけてくれた女性職員が、男性職員に概要を説明してくれていたので、私は再度同じことを言わなくても済み、すぐに本題に入れました。
そして、その後の私の要領を得ない質問や、市役所の範疇外に及ぶことでも、その男性職員は迅速に的確に、そして丁寧に返答をしてくれまして、あっという間に疑問は解消したのです。
この人、いい仕事してるわぁ!
エラそうに上から目線で(?!)、そんなことまで思いました。
いや、ほんとに、あざやかな仕事ぶりに感激したのが、つい昨日のことのようです。
そして、ここでは具体的には書きませんが、その後、とても救われる出来事もあったのです。
今回の出来事で、私が何に心を打たれたのかをまとめますと・・・
- 出張所の女性職員の懇切丁寧さと機転のよさ
- 本庁の男性職員の迅速・的確・丁寧な対応
- それにより救われた体験ができた
市役所、グッジョブです!
最後に言い訳がましいのですが、私がついついその出張所に行ってしまったワケをお伝えします。
- 出張所の職員の皆さんが、いつもとても感じが良くて、説明もわかりやすい。
- ここに来ればなんでも丁寧に教えてくれると思い、ついつい頼ってしまう。
そんなこんなで、私は今、とてもいい街に住んでいると思っています!
注)役所によって、行政サービスは異なります。お問い合わせの際は、それにふさわしい部署を事前に調べてからなさった方がより効率的です。(どの口が言ってんだという感じですが・・・)
公務員の当たり前の仕事に感謝
今回のこの話について、次のAとB、どちらだと思われましたか。
実は私は、どちらも思いました。
公務員の仕事は、実務も来客対応も「できて当たり前」を求められています。
一小市民である私は、元公務員であることを忘れて、自分が払っている税金分くらいはしっかりやってもらわないと困るわ!なんて思っているのです(苦笑)。
でも、私の知らないところで、毎日のように当たり前のことを淡々と粛々とやってくれているおかげで、私たち市民が安心安全に過ごせているのですよね。
そんな公務員の仕事ぶりに少し触れたことで、厳しい目で見ていくことも時には必要でしょうが、そればかりではなく、「役所を利用してよかった」「助けられた」と感じたら、素直に表現していきたいとも思いました。(私もこの時ばかりは、何度もお礼をいいました)
それにより、少しでも公務員の皆さんの「いい仕事」につながれば、我々市民はさらにいいサービスが受けられる・・・という正のスパイラルになっていくと感じるからです。
公務員だって心を持った生身の人間、苦情や文句ばかりいわれていたのでは、心身がもたないどころか、「当たり前」のこともできなくなってしまいます。
それは市民にとっては、逆に痛いことになります。
世の中そんな単純なもんじゃないとか、考えが甘いという声が聞こえてきそうですけどね。
でも少なくとも、役所を「税金ドロボー」とか「きちんと仕事しろ」と言い続けているよりは、確実にいい感じに変わっていくのだと私は思っています。(根拠はありませんが)
おわりに
少し前に、「公務員ネタを記事にするなら有益な情報を」なんて大口叩いた記事を書いたばかりなのに、今回の内容も自分語りの有益とはほど遠いものになってしまったようです。
徒然なるままの日記帳になりましたが、ずっと伝えたかったことを今回やっと記事にできて、自己満足ではありますがスッキリしました。
公務員、特に市役所は、今回の私のように、まさによろず相談のようになっているのでしょうが、感謝している人、助かったと思っている人は、私だけではないと思っています。
ありがとうございました。