毎年夏の我が家の恒例行事といえば北海道を旅することであり、その旅の手段(&目的)は、オットと私それぞれのバイクでのツーリングでした。


しかし、昨年は諸般の事情で四輪車での旅となり


そして今年は、これも諸々の理由により、オットのバイク1台での「タンデムツーリング」となったのです。
ツーリングの日程は、8月の第2週目からお盆を挟んで第4周目の初頭まで、道内7泊8日、往復フェリー移動を含めると全行程9泊10日のロングツーリングでした。
そんな2025年の北海道バイクツーリングについて、道内ルートやかかった費用などなど、実体験をもとにした情報をお伝えしてまいります。
- 今年2023年にバイク免許取得30周年を迎えた、無駄に歴だけ長い50代女ライダー
- 初の北海道ツーリング(ソロ)は1994年、当時のマシンはホンダVT250F
- 北海道ツーリングは20回以上経験、一応無事故・無検挙
現役ライダーではありますが、今回はタンデムシートでの旅。
「自分のバイクで走った方が面白いんじゃない?」なんて声が聞こえてきそうですが、それがそれが、これまでの自力ツーリングと遜色がないほどに、北海道ツーを楽しむことができたのです。
- バイクツーリング記事ではあるものの、マシンオーナーの意向により、バイク画像はほぼ見せできませんので、あしからずです。(1,000CC以上のアドベンチャータイプとだけお伝えします)
- ここにご紹介する情報は、2025年8月時点のものです。
北海道内8日間のルート・宿泊地・費用
まずは、北海道内8日間のルートと宿泊地、そして、フェリー移動を含めた全行程10日間でかかった費用を、ざっくりではありますがお伝えしていきます。
今年もやはり「道東地方」を巡る
関東在住の我々は、北海道へ上陸する方法として、毎度のことながらフェリーを使いました。
往路は、茨城県の大洗港から、オットのマシンとともに「商船三井フェリーさんふらわあさっぽろ」で苫小牧西港に上陸。
そして復路は、苫小牧西港から「太平洋フェリーきたかみ」で宮城県の仙台港に上陸し、関東の自宅に帰還したのでした。




フェリー内で往復2泊するので、全行程としては9泊10日間となりますが、今回ご紹介するルートは、北海道内7泊8日のみとなります。
そして、それはほぼほぼ「道東地方」であることをご了承くださいませ。


その道東地方を中心に、道内8日間で我々がいったいどこで何をしていたのか、画像を交えながらざっと書き出してみました。
道内行程 | |
1日目 「苫小牧から帯広へ」 | 「苫小牧西港フェリーターミナル」から道内の旅が始まる![]() ![]() →暫定無料日高道「沼ノ端東IC」上線・「鵡川IC」下線 →「道の駅むかわ四季の館」白い恋人ソフトは濃厚美味♡ ![]() ![]() →R237を占冠方面に向けて走る →平取町振内の「セイコーマート」で雨宿り&腹ごしらえ ![]() ![]() →道東道「占冠IC」上線・「音更帯広IC」下線 →雨天の中で「アパホテル帯広駅前」に到着 →帯広駅前の「ふじもり」で晩御飯(安定の旨さ!) ![]() ![]() ![]() ![]() →帯広の夜の街を散策(涼しい!) →ホテル目の前の「セイコーマート」でクラシックビール等買い出し |
2日目 「帯広DAY♪」 | 「アパホテル帯広駅前」出発 →「六花亭西三条店」で1年ぶりのサクサクパイ! その他美味しいスイーツの数々をコーヒーとともに堪能♡ ![]() ![]() ![]() ![]() →「帯廣神社」に参拝 マッチョなエゾリスくんにも遭遇 ![]() ![]() ![]() ![]() →帯広市内「ら〜めんみすゞ」でランチ(やっぱり美味しい!) ![]() ![]() →声をかけてくれた地元の人としばし歓談♪ →「アパホテル帯広駅前」にチェックイン →夜に散歩がてら「藤丸パーク」に行ってみる ![]() ![]() →困った時の「セイコーマート」でクラシックビール等買い出し |
3日目 「帯広を脱出! オホーツク斜里へ」 | 「アパホテル帯広駅前」出発 →「六花亭帯広本店」で再度のサクサクパイ 黄金の梅ロールケーキ、雪こんチーズで贅沢三昧♡ ![]() ![]() →R38からR241で十勝大橋を渡り音更町へ →「道の駅かみしほろ」でトイレ休憩 →R241・274で足寄方面へ(途中小雨に降られる) →「道の駅あしょろ銀河ホール21」でランチ&なまらうまいスイーツ休憩♪ ![]() ![]() ![]() ![]() →オンネトー「山の宿 野中温泉」が休業中でショックを受ける ![]() ![]() →「道の駅あいおい」も名物クマヤキは完売 ![]() ![]() →「道の駅ノンキーランドひがしもこと」経由で、R244を斜里方面へ →「モンベルオホーツク小清水店」でキャンプ用品(シーツ)購入 ![]() ![]() →斜里町「みどり工房しゃりそよかぜキャンプ場」到着 →テント設営後、夕食を取るために再び斜里の町へ 結局「セイコーマート」にお世話になる(クラシックビール等買い出し) →キャンプ場に戻り場内散策(涼しい!) |
4日目 「ヤエー炸裂! 聖地オブ聖地の知床へ」 | 起床後すぐに「セイコーマート」で朝食 そして、斜里駅前の「オジロワシ像」の前でしばし佇む ![]() ![]() ![]() ![]() →テントを撤収し「みどり工房しゃりキャンプ場」出発 →R334でウトロへ!タンデムシートから全力でヤエーする →「天に続く道」の逆バージョン、「道の駅シリエトク」を通過 →「ウトロ漁協婦人部食堂」で鮭親子丼を堪能♪ ![]() ![]() →「知床峠」で雄大な羅臼岳をのぞむ ![]() ![]() →ウトロ方面に戻り、「知床自然センター」のザ・ノースフェイスでカフェ休憩 ![]() ![]() →「天に続く道」通過 →「道の駅しゃり」で知床とこさんのステッカー購入 ![]() ![]() →斜里を後にし、「小清水神社」参拝 ![]() ![]() →「こもれび街道」をまったり走行 →「ハイランド小清水725」で屈斜路湖をのぞむ ![]() ![]() →R391から摩周方面へ →「オートキャンプ&レストラン摩周の森」到着 →テント設営後、摩周駅前の「ぽっぽ亭」で晩御飯(旨いっ!旨すぎる!) ![]() ![]() →「泉の湯」で汗を流す(いい湯だな♪) →「セイコーマート」でクラシックビール購入 |
5日目 「大好きな 摩周湖と屈斜路湖」 | 「オートキャンプ&レストラン摩周の森」出発 →「セイコーマート」でおにぎりとコーヒー →「摩周湖第三展望台」に2時間近く滞在 曇ってはいたものの、涼しい風が心地よき ![]() ![]() →リニューアルした「川湯温泉公衆浴場 湯吉」へ ![]() ![]() →「クッシー街道」で屈斜路湖をチラ見 →「道の駅ぐるっとパノラマ美幌峠」で軽い食事(すべて美味!) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() →摩周に戻り、スーパー「フクハラ」でクラシックビール等買い出し →「ぽっぽ亭」再訪(ジンギスカン定食が身に沁みるうまさ!) ![]() ![]() →標茶町「多和平キャンプ場」到着 レストハウスで、美味しい手作りパンやスコーンを購入 |
6日目 「釧路経由で帯広へ」 | 雨天のため、テント内で雨宿りしながらまったり過ごす →ヘルメットとカッパ着用で、テント撤収!荷物積載!! 正午に「多和平キャンプ場」出発 ![]() ![]() →R391で釧路方面へ →シラルトロ湖通過(意外に見応えあり) →遠矢の「セイコーマート」でおにぎりととうもろこしを食らう ![]() ![]() →暫定無料道東道「釧路東IC」上線・「浦幌IC」下線(距離長でキツい) →R392・274からR274・241で本別へ →「道の駅ステラ⭐︎ほんべつ」休憩(疲れた身体に沁みるソフトの美味しさ) ![]() ![]() →道東道「本別IC」上線・「音更帯広IC」下線 →すずらん大橋を渡り「六花亭西三条店」に閉店ギリギリに飛び込む 苺のショートケーキとサクサクパイに救われる ![]() ![]() →我らのオアシス「アパホテル帯広駅前」到着(2連泊だ) →平原まつりで盛り上がる帯広の街に繰り出す 駅前の鹿の像を見ながらクラシックビールを飲む幸せ♡ ![]() ![]() →そしてやっぱり「セイコーマート」でクラシックビール等買い出し セコマの前に鎮座するアパホテル、めちゃくちゃ便利だ ![]() ![]() |
7日目 「2回目の帯広DAY♪」 | 同部屋に連泊のため、ゆっくり過ごす →徒歩で「六花亭帯広本店」へ サクサクパイ、マルセイアイス、コーヒーがあれば生きていける ![]() ![]() ![]() ![]() →六花亭前にあるアーケードのベンチに座って休息タイム →11時の開店と同時に「ら〜めんみすゞ」へ再訪 行者ニンニクバターライスを食べると1年間風邪ひかないよ(経験者) ![]() ![]() →満腹を消化するため、帯広ウォーク♪ 帯広の夏はたしかに暑いが、関東よりも湿度が低いのが救い ![]() ![]() →「トラントランますや」でメロンパンや十勝あんバタコッペを購入 →やはり暑さでバテ気味のため、ホテルに戻り日暮まで寝る💤 →気温が下がる夕方、ホテルのフロントから荷物(キャンプ道具等)を郵送 →「ふじもり」を再訪 道内最後の晩御飯 ![]() ![]() ![]() ![]() →ホテルに戻り、冷蔵庫のクラシックビールを飲んで、寝た |
8日目 「ついに道内最終日」 | 「アパホテル帯広駅前」出発(トータル4泊、ありがとう!) →「帯広神社」参拝 ![]() ![]() →「六花亭西三条店」今夏最後の訪問 復路フェリー内で食べるお菓子(大平原)も購入 ![]() ![]() →R38からR274で日勝峠を越える →「道の駅樹海ロード日高」で雨宿り休憩 ソフトクリームうまっ! ![]() ![]() 目の前の「セイコーマート」でおにぎりを食す →R237で平取方面に向かう →暫定無料日高道「日高富川IC」上線・「沼ノ端東IC」下線 →道内最後の「セイコーマート」で買い出しし、道内ラストラン! →無事、「苫小牧西港フェリーターミナル」に到着 ![]() ![]() 徒歩客の私はここから楽々乗船、帰路に向かう |
このように書き出してみると、いかに「セイコーマート」にお世話になっているかがよくわかります。
そこでは必ず「クラシックビール」を入手するということで、セコマなくしてこの旅はありえませんでした。
そして、呆れるほどにほぼ毎年同じようなルートを巡り、同じお店に何度も訪れているということです。
それだけ、我々にとっては魅力あふれる場所ということで、もはや「ホームに戻る」といった感覚なっているのです。
にしても、食べ物の写真ばかりというのも、いかがなものでしょう(笑)。
ホテル4泊とキャンプ3泊という結果に
北海道内では、どこに泊まったのでしょうか。その宿泊地を次のとおり挙げていきます。
宿泊場所 | 市町村 | 税込料金 (一人当たり) | |
1泊目 | アパホテル帯広駅前![]() ![]() | 帯広市 | 5,950円 (駐車場代なし) |
2泊目 | 同上 | 同上 | 5,000円 (駐車場代なし) |
3泊目 | みどり工房しゃり そよかぜキャンプ場![]() ![]() ※2023年8月撮影 | 斜里町 | 500円 |
4泊目 | オートキャンプ&レストラン摩周の森![]() ![]() | 弟子屈町 | 800円 |
5泊目 | 多和平キャンプ場![]() ![]() | 標茶町 | 380円 (ゴミ袋代 1枚30円×2枚) |
6泊目 7泊目 | アパホテル帯広駅前(連泊プラン) | 帯広市 | 11,050円 (2泊分/ 駐車場代なし) |
結果としては、ホテル4泊、キャンプ3泊でした。
今回はタンデムツーリングということで、後にも紹介しますが費用がかなり抑えられることから、すべてホテル泊ということも考えてはみました。
しかし、帯広から東の地域でめぼしいお宿は、お盆時期ゆえにほぼ満室状態であることは、これまでも経験済み。
それを想定して、せめてテントだけでも持っていこうということで、なんとかキャンプ泊をすることができたのです。
全行程でかかった費用は一人ギリギリ12万円台
往復フェリー代を含めた全行程10日間の費用を、ざっくり計算ではありますが公開します。
バイク(1,000CC超)1台と大人2人の北海道ツーリングでかかった費用は、一人当たりかろうじて12万円台、ほぼ13万円となりました。
その内訳は、こんな感じです。
一人当たりの金額 | 備考 | |
往路フェリー代 | 37,500円 | 商船三井フェリーさんふらわあ 大洗・苫小牧間 コンフォート 二輪750cc以上1台含む |
復路フェリー代 | 21,400円 | 太平洋フェリーきたかみ 苫小牧・仙台間 C寝台 二輪750cc以上1台含む |
ガソリン代 | 5,807円 | 全行程10日分 道内ハイオク平均価格 1ℓ 177円 |
高速道路代 | 3,115円 | 全行程10日分 |
宿泊代 (ホテル・キャンプ) | 23,710円 | 道内7泊分 |
食費 | 33.438円 | 全行程10日分 |
その他雑費 (お土産代除く) | 4,735円 | 温泉代、キャンプ用品、 ステッカー、宅配代等 |
計 | 129,705円 |
これを、高いとみるか安いとみるかは、人それぞれの価値観に委ねます。
ただ、我々にとっては、お金には換えられない体験を得ることができたということで、いつも同じことを言っちゃってますが、これはもうプライスレスなのです。
タンデムツーリングの利点と課題
今回タンデムツーリングにしたことで、一人一台ツーリングと比べて、よかったことと課題点を挙げていきます。
最大のメリットは「費用削減」
これは、タンデムツーリングにしたことの理由の一つでもあるのですが、これまでの一人一台ツーリングと比べて一人4万円ほどの費用を削減することができました。
それは、フェリー代の車両1台分、ガソリン代、高速道路代を折半することができたからです。
ただ、事前にそれがわかっていたため、気が大きくなってしまいました。
非日常であることも相まって、理性のタカが外れまくりで、食べたいものを食べたいだけ食べる旅を続けることになったのです。
ゆえに、食費に関してはこれまでにない高額を叩き出しました。(それに比例するが如く体重も・・・)
それでも、罪悪感なく美味しいものを食べられる、こんな幸せはありませんです、はい。
「荷物積載」に出発直前まで悩む
タンデムツーリングの最大のネックは、荷物の積載に限りがあること。
オットのマシンには振り分けバックをつけていないため、使えるのはリアボックスのみです。
そのような状況であるにもかかわらず、キャンプ泊をしようなどと目論んでいたため、荷物の厳選には最後まで悩まされました。
出発当日に試走をした結果、キャンプには必須であろう「シュラフとマットを捨て、テントのみを持っていく」という大胆な(!)決断をしたのです。


頼みの綱であるリアボックスにはテントとカッパ等を押し込み、その上にはテントのポールやサンダルなどの比較的軽量な物をくくりつけることで、走行安定性を図りました。
しかし、いくら荷物を厳選したとて、これだけではロングツーリングは厳しいため、RSタイチの防水ザックにも衣類や雑貨を入れ、これを背負いながらの走行となったのです。
キャンプで使う折り畳みチェアさえも、リアボックスの上にくくりつけた際に「重い」と判断し、泣く泣く置いていくことにしたほどでした。それは、なんと出発5分前のことです。
そんな感じなので、キャンプ場ではキャンパーから、「これで二人分の荷物とキャンプ道具が入っているなんて信じられない!」と驚かれ、シュラフとマットがないことを伝えると絶句されたのはいうまでもありません。
それも今や懐かしき思い出です。
とはいえ、今後もタンデムでロンツーをすることが想定されるため、再考の余地ありありですけどね。
自身の北海道ツー史に残るであろう出来事5選
今年の北海道旅も、数々の印象的な出来事がありました。
その中でも、おそらく自身の北海道ツーリング史に残るであろう心揺さぶられた出来事を、5つほどご紹介します。
「山の宿 野中温泉」まさかの休業にショックを受ける
オンネトーで人気の温泉宿である「山の宿・野中温泉」が休業していたことに、かなりのショックを受けました。
野中温泉を目指してオンネトーまで(オットが)バイクを走らせたのですが、その場所には、あるべきはずの建物がないのです。


「ど、どういうことかしら・・・?」と近づいてみると、「しばらく日帰り入浴は休みです(グッズ販売中)」との看板が立っていました。


なんということでしょう。
昨年まで、こんな立派な建物があったのに・・・です。


ほぼ毎年のように、この温泉に立ち寄っては、旅の英気を養っていた我々でした。
なんともいえない味のある空気感と人懐こい看板猫たちに癒され、我々にとってはかけがえのない場所だったのですよ。
2023年には、運よく宿泊し、看板猫と思う存分戯れることができたというのに・・・
それなのに、建物がなくなっているとは、いったいどうしたのでしょうか。
事前にまったく下調べをせずに現地入りした私たちは、困惑しきりでした。それでも、ないものは仕方がない。
温泉の営業再開を切に願いながら、泣く泣くオンネトーを後にしたのでした。


その後も気になって仕方がなかったため、旅の途中で調べてみたところ、どうも今年の1月に火事に見舞われたようでした。そ
その時、宿の方々は、看板猫たちの救出に奔走したそうです。(なんと優しい方々・・・)
今後の復活を心から願い、私にできる限りの応援をしたいと思っています。
「川湯温泉公衆浴場」が湯吉として開店していた
お次は、嬉しいニュースです。
弟子屈町川湯で惜しまれながら閉店した「川湯温泉公衆浴場」が、湯吉としてオープンしていることがわかりました。




先の野中温泉同様、この温泉も大ファンである我々にとって、浸かりにいかないなんて選択はありえません!
個性的で味わい深い外観。これは期待できそうです。




入れてよかったです!


一歩なかにお邪魔すると、そこは昭和レトロな世界が展開されていました。
そして、浴室に入ると、これまた数々のリニューアルが施されていました。
例えば、給水器で美味しい冷水が飲めたり、お手洗いがきれいになっていたり、シャワーが完備されていたりと、以前からの味わい深さはそのままに、より快適になっていたのです。
温泉成分は変わらず、本当にいい湯でした。
温泉上がりに、思わず手にした「摩周ブルーソーダ」。これで、身も心も、すっきり爽やかに。


これは、きっと手作りなのでしょうが、とても素敵です。その素朴なかわいらしさに、すっかり心を掴まれました。


このたびは、リニューアルオープン、本当にありがとうございました!また、お世話になります!!
「多和平キャンプ場」のお手洗いがリニューアル


標茶町にある「多和平キャンプ場」にはこれまで何度かお世話になっていましたが、その「お手洗い」がリニューアルされてキレイになっていたのには驚きました。
トイレ情報をお届けすることになり、お食事中の方にはまことに申し訳なく存じますが、私にとっては大変嬉しくありがたきことであるため、ここに挙げることにしたのです。
このキャンプ場は、展望台から眺める絶景、牛や羊が戯れる牧歌的な風景、芝生サイトの気持ちよさ、レストハウス使いやすさ、そして利用料金が今どき380円とリーズナブルなことなどなどで、私も大変気に入っておりました。




ただし、「お手洗いを除いては」です。そう、ここのキャンプ場のネックは、「トイレ」が少しイマイチなことでした。
それが、今回のこのリニューアルにより払拭され、私にとってはまさに「最強のキャンプ場」となったのです!
このキャンプ場のお手洗いは、たしか標茶町の管理だったのではと思いますが、だとしたら標茶町、いい仕事をしてくれました!
ただ、今年は曇天→雨天のため、いつものような絶景を拝めなかったことが残念です。




それでも、とても心地よく過ごすことができました。
そして、ここで飲むクラシックビールも、最高です!


来年は、青空、夕焼け、満天の星空のキャンプを楽しみにしています。
平原まつりで帯広の若者たちから元気をもらう
帯広が大好きな我々にとっては、道東への中継地点ににとどまらず、連泊をして楽しんでいます。
なかでも、帯広駅前のシカの像を見ながら、ベンチの座ってクラシックビールを飲んだり、セコマのホットシェフ弁当を味わったりと「帯広ライフ」を満喫するのが、いつもの行動パターンとなっています。


今年は、ちょうど「平原まつり」が終了する頃とかぶりまして、駅前のベンチでクラシックビールを飲んでいましたところ、大勢の若者たちが、駅に向かって歩いているではありませんか。
その姿が、これまた爽やかでキラキラしていて、見ているこちらまで若返るようで、元気をいただいた気分でした。
特に、浴衣を着た女性などを見ると、「ザ・日本の夏」だと感じます。
目にも涼やかで輝いていて、とてもよくお似合いです。
昔と比べると着付けはかなり簡略化されたよう(自分で簡単に着られる)ようですが、それでも今でも脈々と続いている日本の文化に嬉しく思いました。
忘れられない帯広の夏の夜となったこと、帯広の若者たちに感謝したいです。
シュラフとマットなしでキャンプを乗り切る
これは、「良い子は真似しちゃいかん」やつではありますが、かなり記憶に残る出来事だったため、ここに挙げていきます。
8月お盆前の北海道のキャンプを、シュラフとマットなしで乗り切ることができました。
先にも挙げたとおり、タンデムツーにより荷物削減を迫られているにもかからわず、キャンプを目論んだ我々は、テントのみを持参して旅に出たのです。
そう、マットはおろかシュラフ一つもありません。
そんな無謀なことをした根拠は一応ありまして、それは最近の北海道でのキャンプは、シュラフが必要ないほどに暑いためでした。
それは、今使っているモンベルのステラリッチというテントが、非常に防寒性があるということも理由の一つとしてあります。


それでも、夏でも夜は冷え込む北海道で、さすがに何もないというのは心配だったため、小清水町にあるモンベルでシーツを購入しました。
そして、持参した薄手のフリースに、寒い時にはカッパ上下を着て、夜を乗り越えたのです。
また、スーパーマーケットで安価なレジャーシートを入手したことで、多少なりとも快適性を高めることができました(笑)。
今や我々はキャンプ飯などはせず、その街にある美味しいものを食べることで、腹と心を満たす旅をしています。
これまでも、キャンプ場は「寝るだけ」と化していたのだから、たいして不満はありませんでした。
その分をホテル4泊でゆっくり休むようにしましたので、マットなしで多少背中が痛かろうが、それは許せる範囲だったのです。
ただ、今回はたまたま気温が高くて、運が良かっただけかもしれません。気温が低ければ生命にかかわることもあるため、この「テントのみキャンプ」は、決して他人には勧められませんよ。
おわりに:仙台港からの苦難の道を乗り越え無事帰還


北海道を離れ、本州は仙台港に着いた我々を待ち受けていたのは、苦難(?)の連続でした。
自宅へ向かう高速道路では、灼熱地獄の中での工事渋滞と事故渋滞にはまり、しまいには雷雨に遭遇するなど、なかなかすんなりとは帰らせてくれません。
いったいどんな罰ゲームかと、何度も天を仰ぎました。
それでも、数々の心痺れる体験をしながら、無事故、無検挙で安全に旅を続けられたのは、ずっとハンドルを握ってくれたオットと、タンデムの重さに耐えたマシンのおかげです。
ということで、旅の途中で出会ったすべての人、コト、モノ等々に感謝しつつ、2025年北海道タンデムツーリングの記録は、これにて終了とさせていただきます。
長丁場にもかかわらず最後までご覧いただき、ありがとうございました。