こんにちは。もりこねです。
毎年恒例の北海道バイクツーリングですが、おかげさまで今年の夏も夫婦で北の大地を走ることができ、何事もなく無事帰還できました。
そんな旅の記録を、前回(その1)に引き続き、「その2」としてお届けしてまいります。
- これから北海道に行かれる方→情報のひとかけらとして・・・
- 北海道ツーリング経験者や北海道にゆかりのある方→思い出に浸っていただけるかも!
- ツーリングの記録を残しておきたい→自己満足&自己顕示欲のあらわれ
ちなみに、前回(その1)の記事はコチラです↓
今回のざっくりルート&立ち寄りスポット
今回のルートをざっくりお伝えしますと、
「帯広〜士幌〜上士幌〜足寄(オンネトー)〜相生〜東藻琴」
となります。
帯広に3連泊し、雨が上がった翌朝、やっと本格的に北海道を走ることができました。
朝の気温は15℃を下回ります。
服装は、長そでシャツ、Tシャツ、フリースを着てから、胸部プロテクターを装着し、春秋用のマックスフリッツジャケットですが、それでもバイクで走り出すと少し肌寒く感じました。
まずは、帯広駅前(ホテル)出発→六花亭西三条店で美味しいお菓子を堪能♪しまして・・・
そのあとは、上記マップの数字の順番に休憩や宿泊のために立ち寄りましたので、その様子をお伝えしていきます。
ちなみに、どの道を通ったというようなルートマップではございませんので、ご了承願います。
①「道の駅ピア21しほろ」で心地よい風に吹かれながらの休憩
帯広市街の国道39号線から国道241号の十勝大橋を渡り、音更町へ。
途中、「十勝平原広域農道」をまったり走行。
こういった広域農道や道道は、ゆったりまったり気持ちよく走れるので、明るい時間帯にところどころ利用しています。
国道241号に戻って北上し少し走ると、前方に「道の駅ピア21しほろ」の看板が見えてきました。
ここで、お手洗い&給水休憩です。(休憩早っ!)
特にお腹も空いていないのでお店には入りませんでしたが、少し気温も上がった十勝地方には心地よい風が吹き、しばしまったりするにはとてもいい環境でした。
この道の駅には、改装されたばかりの2017年におじゃまし、美味しい珈琲(カンイチだったかな?)を頂いた記憶があります。
食事については、当時は少しお高めかな?なんて思いましたけど。(個人的感想)
余談ですが、最近の道の駅は、パッと目を惹くおしゃれな建物が多くなっていて、本当に素敵です。
ただ、洗練されているのが逆に落ち着かなくて、昔ながらの少々野暮ったい雰囲気を残すのも、あたたかみがあったり味があったりでいいと思うのは、私だけでしょうかね。
※ ちなみに、音更町にある「道の駅おとふけ」は、北海道で31番目にできた道の駅で、建物は昔のままでしたが、2022年4月に移転・オープン予定となっており、現在新店舗建設中とのことです。またひとつ「昔ながら・・・」が消えていきます。
「道の駅ピア21しほろ」の詳細はこちら↓
そしていよいよ、十勝地方のライダーの聖地のひとつ「ナイタイ高原牧場」へ向かいます。
②「ナイタイ高原牧場」を気持ちよく走った後は…立ちゴケです(涙)
上士幌町の「ナイタイ高原牧場」は、十勝地方ではライダーの聖地のひとつとも言われているほど、大変人気のスポット。
牧場の緑と空の青、牧歌的な雰囲気に道路状況もたいへんよろしいという環境下、本当に気持ちよ〜く走れます。
なので、ワンパターンのごとく毎年必ず立ち寄るのです。
ヤエーしてくれるライダーに多く出会えるのも、ヤエーがうれしい私にとってはポイント高しです。
上士幌市街地から約10km走ると、牧場ゲートがあります。
そこから6kmほど登った頂上には、これまたオシャレでシックな「ナイタイテラス」がありまして、ここで食事したり、しろ・くろ・うし柄のソフトクリームを食べたりできるのは、今さら私がいうのも恥ずかしいほど誰もが知っている情報です。
ただ、我々は、手洗い以外はこれまで一度も利用したことはありません。(特に深い意味はないのですが)
今回も利用するつもりはなかったので、「ナイタイテラス」の前の広大な駐車場ではなく、上段の駐車スペースにバイクを停めました。
十勝平野を一望できて、なんとも清々しい。
観光客は、思い思いに寛いでいます。
しかしながら、走りと風景を堪能し、すっかり上機嫌になったのも束の間・・・
この場所で、愛車のW650を倒してしまいました(泣!)。
上記マシンを方向転換して、よっこいしょと跨ぎまして、右足を着地させようとしたのですが、なぜか足が着かず、そのままマシンとともに私は右側の斜面に倒れてしまいました。
いわゆる「立ちゴケ」です。
自分が想像する以上に、路肩が斜めっていたようです(汗)。
※ ちなみに、実際の様子は、そんなものを撮影する余裕がなかったため、ございません(苦笑)。
幸いエンジンガード様のおかげでマシンには影響はなく、私も斜面を転げ落ちることもなく無傷で済みました。
それよりなにより驚いたのは、私が倒れた直後にオットよりも迅速に救助してくれたのは、近くにいたセローライダーです。
だ~いじょ~ぶですかぁぁぁぁ?!?!?!
まるで、レスキュー隊のような機敏さで、一歩も二歩も遅れてヨタヨタと救助にきたオット(笑)とともに、ひょいと持ち上げてくれました。(本当に消防士なんじゃないか?と、後でオットと話していたほどです)
そして、はやての如く軽々とセローを操り、ナイタイ高原を下っていきました。
あの時は動揺していてまともにお礼が言えていなかった気がするので、この場をお借りしてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました!
そして、北海道の路肩には要注意です!
道路のアスファルトも柔らか仕様なので、駐車時も場所によっては要注意です!
「ナイタイ高原牧場・ナイタイテラス」についてはこちら↓
ナイタイ高原についての過去記事です。よろしければぜひ↓
③この日の宿は「上士幌航空公園キャンプ場」
ナイタイ高原牧場での立ちゴケですっかりハートブレイクとなり、心を落ち着かせるために、すぐ近くの「上士幌航空公園キャンプ場」で休憩しました。
どうもメンタル面がやられちまったようで(脆弱なので)これ以上の遠出は控えまして、この日は、
「ここをキャンプ地」としました。
この日1日の移動距離は、帯広から上士幌までのわずか40kmほど・・・
「軟弱者!」です(苦笑)。
そして、もう一つ軟弱者といわれそうなことは、我々は「キャンプ飯を作らない」ということです。(珈琲くらいは淹れますよ)
どうでもいい話ではありますが、作らない理由としては4つあります。
- 北海道には美味しいお店がたくさんあること
- 荷物を少しでも減らしたいこと
- 後片付けの手間を少しでも減らしたいこと
- この時くらいは食事をことを考えずゆっくりしたいこと(苦笑)
(でも、本当はとても憧れてるのですよ、キャンプ飯)
今回も、適当にそのへんの道の駅(かみしほろ)とか、そのへんのコンビニ(セイコーマート)で食事や朝食の買い出しをしました。
そして、暗くなった頃に「クラシックビールを呑んで→寝る」というスタイルで、夜を明かしたのです。
ただ、この日の夜は、寒かった!
お互いに声を掛け合い、生存確認をしたほどです。(冗談ではなくけっこう本気で)
例年の北海道では、少々薄手のシュラフでも十分だったのですが、それが痛恨のミスでした。
最終手段として、モンベルさんのバイク用カッパを着用し寝る羽目になったのですが、それにより再び目覚めることができたのです!
このモンベルのカッパには雨以外でもお世話になることが多く、今回の旅のMVPに輝きましたよ。
朝7時頃、「んシュボぉぉぉぉぉ・・・」という音がして、何が起きたかとテントを出てみると、気球が浮いていまして、その大きさ(近さ)にちょっと驚きました。
これが、上士幌町のカントリーサインのデザインになっている気球なんですね。
淹れたての珈琲を飲みながら気球を眺める朝は、かなり贅沢な時間。
これぞ、キャンプの醍醐味です。
「上士幌航空公園キャンプ場」の詳細はこちら↓
「上士幌航空公園キャンプ場」については、過去にも記事にしているので、よろしければぜひ↓
④「道の駅あしょろ銀河ホール21」は食のレベルが高い
上士幌航空公園キャンプ場を出発し、ようやく道東の奥地を目指す日がやってきました。
上陸5日目にしてまだ十勝地方の上士幌ですので、いい加減早く、摩周湖やら屈斜路湖やらオホーツク海を拝みたいものです。(単なるぼやきでした)
この日は足寄方面に向かうため、普通に国道241号(274号)をひた走ります。
242号にぶちあってすぐに、「道の駅あしょろ銀河ホール21」があるので、そこで少し早い食事休憩です。
初めて利用する「レストランあしょろ」で、「チーズ焼きカレー」をいただきましたが、これがまた美味しい!
さらに、食後のデザート(最近はスイーツというのですよね)として・・・
キャラメルソフトとラワンブキソフトを味わいましたが、ここのソフトクリームは地味にめちゃくちゃ旨い!
毎年必ず、最低一つは食べて帰るほど、我々のお気に入りのスイーツです。
キャラメルはそれほど甘ったるくない絶妙な味加減なのですが、ここに来たらぜひ、その土地のもの=ラワンブキを食することをおすすめします。
そして、足寄町出身の超大物歌手・松山千春さん歌碑でのびやかな歌声を聴くことは、お約束事です。
「道の駅あしょろ銀河ホール21」についての詳細はコチラ↓
⑤オンネトーの「野中温泉」で元気を取り戻す
道の駅あしょろ銀河ホール21で、美味しい食事、絶品ソフト、千春さんの歌声を堪能し、ナイタイ高原立ちゴケ事故の傷もようやく癒えてきたようです。
道東の奥地に迫るには、普通に国道241号で阿寒湖方面に向かうのがお決まりのルートでしょうから、そこをひたすら走ります。
国道240号にぶち当たるまでのこの道は、とにかく長い。
そして、ポリスマンのお世話になる可能性も高い(苦笑)。
過去に、目の前で脇からひょっこり出てきたパトカーに捕まった車を見たこともあります。
できればマーカーをつけたいところですが、いかんせん北海道ののどかな道は国道といえども車が走っておらずマイロードと化してしまします。
さらに、車のスピードがこれまた速すぎて、ついていけない(汗)。
そんなことを思いながら淡々と走っておりまして、茂足寄のPAでトイレ休憩をした時に、オットはいいました。
温泉に浸かりたい!
この先を少し走って右折するとオンネトーがあり、その手前に「野中温泉」があります。
道東の奥地に入る前に、ここで浄めて(?)いくことにしました。
「山の宿 野中温泉 別館」は、宿泊施設ですが日帰り入浴が可能です。
内湯と外湯が1つずつで、ザバッと浸かってサッと出る、というシブいタイプ(?)の温泉です。
泉質は、硫黄を含むカルシウム、ナトリウム云々・・・と難しことはよくわかりませんが、とにかく目が覚めるといいますか、元気を取り戻せる温泉であることはたしかです。(個人の感想です)
ライダーにも人気がありますが、登山者の姿を多く見かけました。
我々も過去にこちらで泊まったことがあるのですが、とても寛げるいい宿でしたよ。
ただ、今回は残念ながら宿泊はすでに予約でいっぱいでしたので、次回のお楽しみとします。
「山の宿 野中温泉 別館」について詳しいことはコチラ↓
⑥「道の駅あいおい」の魅力はクマヤキだけじゃない・相生鉄道公園
野中温泉を出て足寄峠を越えると、国道240号との分かれ道に出ます。
ここで右に行けば、阿寒湖、そして弟子屈町へ、左折をすれば、相生のある津別、美幌方面となります。
そして我々は、左を選びました。
我々は、いったいどこへ行きたいのでしょう?
この日は、どこに泊まる気なのでしょう???
さて、国道240号を走り、ディープな佇まいが気になる「シゲちゃんランド」を横目に少し行くと、「道の駅あいおい」が見えてきましたので、ここで休憩です。(しかし休憩多いな・・・)
この道の駅の名物は、なんといっても「クマヤキ」です。
普段はしない「行列に並ぶこと」をしてまで私が入手した「クマヤキ」は2種類。
粒あんこの「クマヤキ」と、タピオカ粉が入ったもちもち食感の粒あん「シロクマ」です。
一瞬食べるのをためらうほどの愛らしい見た目ですが、オッサン(オット)も喜ぶ美味しさで、あっという間にペロリです。
そして、この道の駅の魅力はそれだけにとどまりません。
この道の駅には、「相生鉄道公園」が併設されています。
入口にあるこんな素敵な看板があれば、鉄道ファンならずとも気になって思わず足を運んでしまうのではないでしょうか。(私がまさにそれなので)
相生鉄道公園は、昭和60年4月に廃止となった石北本線の北見相生駅の駅跡を再生した公園とのこと。
当時の車両が保存されていますが、青い車両はライダーハウスになっています。(ただし、2020年5月から当面の間は閉鎖しているもよう)
さらに、駅舎を利用したカフェ「駅舎cafeホロカ」があります。
気になってちょっとのぞいてみたところ、とても感じのいい女性と小さなお子さんがいて、「こんにちは!」と声をかけてくれました。
本当はここで珈琲やスイーツを味わいたかったのですが、お腹がいっぱいだったので今回は遠慮しました。
次回は必ずおじゃまします!
「道の駅あいおい」についての詳細はこちら↓
⑦「道の駅ノンキーランドひがしもこと」で泊まる!
道の駅あいおいを後にし、国道240号を津別町に向かって走ります。
そろそろ宿を決めた方がいい時間帯になりましたので、津別町の中心地に入ったところで気になる宿に電話して、運よく宿泊予約がとれました。
これで一安心です!
そう、その宿が、こちらの「道の駅ノンキーランドひがしもこと」に併設されている「ホテルひがしもこと」です。
津別町から津別広域農道を走り、美幌の街に出たら、国道334号で斜里方面へ。
しばし走ると、そこは東藻琴の交差点となり、ここに道の駅とホテルがあるのです。
この交差点のすごいところは、道の駅(ホテル)、セイコーマート、ホクレンのガソリンスタンドがあるという、ライダーにとってはライフラインの揃い踏み(笑)。
まだ道の駅が営業していたので、コチラの名物である「のんき~焼き」をいただきます。
定番のあんこのほかに、ピーナツバタークリームが出来立てということで、思わず食べてしまいました。
あんこも美味しいけど、これも旨い!
あいおいでは「クマ」でしたが、こちらのひがしもことは「ウシ」ですね。
ホテルの入口です。
2階建てでお部屋は広々、バス・トイレは別で、全体的にシンプルで清潔感があふれています。
ホテル料金は、朝食付きでツイン部屋1人6,820円でした。(時期や部屋よって変わります)
翌日の朝食はおいしくて、見た目よりもボリュームがあってお腹いっぱいになります。
ちなみに夕食ですが、なんだかんだやっていたら19時のオーダーストップに間に合わず、目の前のセイコマで腹を満たすこととなりました。
そして、こちらのホテルはバイク置き場が屋根付きです。
台数に限りがあるので早いもの勝ちになりますが、この「屋根付」というのは、やはりうれしいものです。
ふかふかのベッドでゆっくり休ませてもらって、天気にも恵まれて、感謝の1日でした。
「道の駅ノンキーランドひがしもこと」の詳細はこちら↓
「道の駅ノンキーランドひがしもこと」については、過去にも記事にしています↓
次回予告:ついに昨年のリベンジ「知床」を走ります!
帯広を出発して、士幌〜上士幌〜足寄~相生〜東藻琴というルートで、立ち寄りスポットをお届けしました。
毎年ほぼ同じところを巡っておりますが、私にとって北海道は「帰ってきた!」という感覚なので、どうしても同じところにまた行きたくなっていまうのです。
過去の北海道ツーリング記事と同じ内容が多く、情報が偏っていて申し訳なく思っています。
さて、次回予告ですが、ついにさいはての地「知床」が登場、昨年は行くのを断念したため今年はリベンジしました。
懲りずにまた記事にしていきますので、なにとぞよろしくお願いします!
ありがとうございました。