こんにちは。もりこねです。
人生すごろく「金の糸」というゲームをご存知ですか?
私は、「キャリアコンサルタント」という更新制の資格を持っているのですが、更新するためにはそれ相応の講習を受けなければなりません。
この「金の糸」ゲームは、その更新の対象となる講習ということで受講しましたが、これが思いのほかおもしろく、自己理解を深めるのに役に立ちました。
今回は、その時の体験を記事にしていきます。
- 「自分の価値観」「自分らしさ」を知る方法を探している方
- これから自分がどう生きていけばいいのかというヒントを得たい方
ただし、必ずそうなるという保証はありません。あくまで「個人の感想」です(笑)。
すごろくゲーム・学生版「金の糸」とは?
私が体験したのは、すごろくゲーム・学生版「金の糸」という自己理解、自己探索を支援するツールです。
まずは、この「金の糸」ゲームが何かをいうことをお伝えしていきます。
「自分のことがわからない」を支援するツール
この「金の糸」ゲームは、「特定非営利法人日本キャリア開発協会(JCDA)」が販売しているものですが、もともとは京都産業大学の学生の発想から生まれたものです。
就職活動で学生が相談したいことは「自分のことがわからない」というものだそうです。
そういった学生でも取り組みやすいように開発したのが、この自己理解、自己探索支援のツールといわれる「金の糸」ゲームなのです。
このゲームを体験することで、自分の持っている「金の糸」に気づき、そしてそこから、自分らしい生き方への方向性が見出せる(かもしれない!)というものです。
JCDA「金の糸」教材↓
ゲーム形式で楽しめる
すごろくゲームの名のごとく、ゲーム形式で楽しめるツールです。
グループにわかれて、サイコロを振りコマが止まったマスに書かれている「質問」について、1人ずつ経験を語っていくものなのです。
「質問」は、小学校から大学生までの学生時代の出来事。
例えば・・・
「当時流行っていた遊びは?」
「打ち込んでいたことは?」
などなど、話しやすいものばかりです。
自分の経験を語って、それをみんなじっくり聴いてくれるのですから、こんなに気持ちのよいものはありませんよね。
もちろん社会人でもOK!
「学生版」とありますが、もちろん社会人でも使えます。
逆に、社会人の方が盛り上がっているという話も聞くほどです。
企業での「キャリア教育」の教材としても使われているそうで、こんな研修なら喜んで参加しただろうなと思うほどでした。
ちなみに、この人生すごろくは社会人版もあります。
グループ毎で語る「質問」が、学生時代でははなく社会人となるのです。
「金の糸」ゲームをzoomでやってみた感想
ここで、実際に私が体験した人生すごろく「金の糸」ゲームをご紹介します。
すべてはご紹介できませんが、問題のない範囲内でお伝えしていきます。
すごろくゲームがオンラインでできるなんて!
このご時世になる前の講習は、各地域の会場に集っての対面受講でした。
ただ、昨年の6月頃(?)から、zoomでのオンライン講習となりました。
この「金の糸」ゲームは、初対面同士のグループ間での「語らい」がほとんどの時間を占めます。
それをzoomでどう作り上げていくのかが、とても興味津々でした。
しかしながら、そんな私の勝手な心配?をよそに、講師陣のすばらしくスムーズな進行と、受講生同士の意外なほどの盛り上がりで、とてもいい感じで終わったのです。
ここで私が感じた、オンライン講習の良い点と残念な点を挙げていきます。
まずは良い点。
- 講師も受講生も、全国各地から参加することができる
- 会場までの交通費や移動時間がかからない
お次は、残念な点。
- 参加者全員のお顔や様子を拝見できないのは、少し物足りない
- リアルならでは「独特の場の雰囲気」が味わえない
やはり私は骨の髄まで昭和の人間、膝と膝を突き合わせて(?)リアルに人と話をする方が、充実感が得られるのです。
グループメンバーからのフィードバックが大きな気づきに!
私のグループは4人だったので、一つの質問について、1人だいたい3分程度で順番に語っていきます。
同じ質問でも、それぞれ違う感じ方、考え方があることに驚いたり、逆に、同じような思いをしていた人がいたということで癒される・・・という体験をしました。
そして、クライマックスともいうべきところは、自分が語ったことに対するグループメンバーからの「フィードバック」の時間です。
自分がよく使う言葉や思考の癖など、自分では気づかないことを、他者目線で冷静に客観的に伝えてくれるのです。
また、グループ内だけでなく全体で感想を共有しあうこともできるので、ほかのグループの人はどんな考え方、感じ方をしているのかを知ることもできます。
自分の語ったことや第三者からのフィードバックをもとに、自分の「金の糸=経験からつながる自分らしさ」を言葉として表していくことが、このすごろくゲームのゴールになります。
自分の価値観を知りより自分らしい生き方へ・・・
この「金の糸」人生すごろくゲームにより、私が気づいた「金の糸」を、ざっくりご紹介します。
「何者かになりたい自分」にこだわっていた
私が気づいた「金の糸」は、「何者かになりたい自分」でした。
それを「金の糸」としたのは、小学校時代に「やり残したことは?」という質問で語った言葉からきています。
私の小学校時代は、それほど嫌な思い出があるわけでもなく、わりと楽しく過ごしていたので、特にやり残したことは思いつかなかったのです。
ただ、唯一言えることとして、何か「コレ」というものを小学生から始めて今でも続けていれば、今頃は「モノ」になっていたのにな・・・というものでした。
自分では言った記憶があまりなかったのですが、フィードバックの際に、2人から「モノになっていないという言葉が印象的だった」と言われ、はっとしたのです。
私は、「手に職をつける」や「何かをモノにする」ということに、とてもこだわりをもっていたことに、このゲームにより気づきました。
だから私は、何もモノにしていない自分を「何者でもない自分」として、ブログで自虐ネタとしてアピール(?)していたのかなぁとも思いました。
少しネガティブな経験ではありますが、今は「何もモノにできていない残念な自分のありのままの姿が、良くも悪くもどこかの誰かの心には刺さるのかも?」・・・なんて良い方向にとらえています(笑)。
だって、そういう「何者でもない人」って、この広い世の中できっと私だけじゃないと思うので・・・(え?やっぱり私だけ???)
「金の糸」ゲーム体験で得られたこと
このゲームを体験したことにより、こんなことが得られたよ!ということを挙げてみます。
- 自分のこれまでの生き様を、肯定できる体験ができた
- 自分の価値観を明確にできた
- 自分らしい生き方の方向性が見出せ、明るい気持ちになった
- 楽しい体験をして、ご機嫌になった(笑)
こんな感じでしょうか。
モノは試しに体験してみるのも、おもしろいと思います。
「金の糸」ゲームはどこでできる?
そんなわけで、「金の糸」ゲームはおすすめではあります。
ただ、その用途のほとんどが、学生のキャリア教育や企業のキャリア研修、そして、我々のようなキャリアコンサルタント有資格者などが対象なのです。
なので、それ以外ではなかなかお目にかかれないのが実情です。
そんな中ではありますが、このゲームが体験できるところはないかと、私なりに調べてみました。
地方自治体のキャリア支援センター等
各都道府県や市町村では、就職支援センターのようなキャリア相談の窓口を設けています。
イベントやセミナーを開催しているところもありますので、そこでこのゲームをやっていれば良いのですが・・・
これは私調べではありますが、過去の実績としては少ないもようです。
ただ、茅ケ崎市のとある公民館主催で、この「金の糸」ゲームのオンライン講座を開催する記事を目にしました。
2021年2月開催のものなので、すでに終了していますが、「やるなぁ!茅ケ崎」と思いましたよ。
イベント・セミナー等の集客支援サービス
「こくちーずプロ」や「Peatix」などのイベントやセミナーなどの集客を支援するサービスで探す方法もあります。
ただ、2021年3月現在で、残念ながらほとんどヒットしません。
「金の糸」「人生すごろく」「すごろくゲーム」で検索(2021年3月17日時点)
- こくちーずプロ→1件
- Peatix→0件
・・・チーン(涙)
過去にはあったようなのですが、それでも数が少ないです。
近隣地域での開催とも限りませんし、「会員限定」なんていうのもありますので、なかなか難しいかもしれませんね。
ただ、比較的安価(~3,000円以内程度?)で体験できるのは良いところです。
一応・・・「こくちーずプロ」↓
こちらは「Peatix」↓
あと、FacebookやTwitterで告知している場合もあるでしょうが、私はやっていないのでご紹介できずです(汗)
こうなったら誰かやってくれませんか(笑)
こんな感じで、気軽に体験できるところがなかなかありません。(すぐに調べるのをあきらめてしまいました・・・)
「金の糸」ゲームは、キッドを購入し、ファシリテーターが一人いて、場所が確保できれば、あとは集客するだけでできます。
場所の確保が難しければ、Zoom開催も可能です。
個人で開業しているキャリアコンサルタントさんが開催している様子を、ブログやホームページなどでお見かけしたこともあります。
もうこうなったら、どなたか開催していただけないでしょうか(笑)。
もしくは、一緒にやりませんか~。
このツールであれば、盛り上がりますよ、きっと!
おわりに
人生すごろく「金の糸」ゲームを体験して、自分の価値観があらわになったところで、できるだけ多くの方におすすめしたいとの思いでこの記事を書きました。
でも、最後の項にもあるとおり、それを体験できる機会があまりにも少ないことから、結局は役に立たない記事となってしまうようです(涙)。
逆に、どなたか情報があれば、教えてくださいませ。
さてここで、この「金の糸」ゲームを通じて感じたことをまとめて終わりにします。
- 自分のことは、自分では意外とよくわかっていないこと
- 他者からのフィードバックにより、自分では気づかない自分を発見できる
今日はこれくらいで。
ありがとうございました。
・・・と、そんな私は、2023年11月より、キャリアカウンセリングサービスをはじめています。
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