2024年の夏、夫婦で北海道をドライブしました。
毎年「二輪車」での旅を楽しんでいる我々ですが、今年はもろもろありまして、「四輪車」での旅となっています。
そんな旅の様子を、これまで4回ほどお届けしてまいりました。
ということで、第5回目となる今回は、旅も折り返しということで、「十勝」に戻る様子をお伝えしていきます。
東藻琴と相生で道の駅休憩をしながら、オンネトーで温泉浴と森林浴を楽しみ、極めつきは道の駅かみしほろでのモーニングサービスで舌鼓・・・といった感じでお届けしていきたいと思っております。
この旅日記も今回を含めて残り3回となりますので、気合を入れて尋常じゃない数の写真を挙げていきますよっ(笑)。
- 記事タイトルに「ドライブ」や「車中泊」とつけてはいますが、諸般の事情により、自家用車の画像や車中泊の様子はほぼお見せできません。あしからずご了承願います。(1,500CCのミニバンタイプ、とだけお伝えします)
- その分、北海道の「うまいもの」をふんだんに挙げていきますので、どうかお楽しみくださいませ〜。
- ここにご紹介した情報は、2024年8月時点のものです。
東藻琴〜相生ま「道の駅」つまみ喰いの旅
車中泊仮眠をさせていただいた「道の駅パパスランドさっつる」を後にし、今日の最終目的地である十勝を目指します。
十勝までの旅路は長し。
道の駅でうまいものをつまみながら、旅を進めていきましたよ。
「道の駅ノンキーランドひがしもこと」でのんき〜焼きをほおばる
はい、この日最初の休憩場所は、大空町(旧東藻琴村)にある「道の駅ノンキーランドひがしもこと」です。
ここでは、名物「のんき〜焼き」をいただきましたよ。
食べるのをためらうほどの、可愛らしい牛さんですよね。
この日から発売開始の「かぼちゃ味」。北海道は、季節を先取りしてますね。素材によさを感じるやさしいお味でした。
お隣にあるレストラン。過去に利用したことがありますが、こちらもとても美味しかったです。
それにしても、この道の駅はとても便利ですよね。
- 売店ののんき〜焼きやレストランの料理など、味のクオリティが高い
- 宿泊施設がある(屋根付きのバイク専用駐車場あり)
- 24時間使用できるキレイなトイレがある
- セイコーマートやホクレンが隣接し、至近距離に温泉もあるため、ライフラインに困らない
- 少し走ればオホーツク・知床、峠を越えれば屈斜路湖・摩周湖と、観光スポットへのアクセスが抜群
はい、こんな感じで、めちゃくちゃ魅力的な道の駅なんですよね。
そんな居心地のいい道の駅を後にしまして、どんどん十勝方面へ向かいますぞ。
「道の駅あいおい」でウマイ厚揚げ豆腐にかぶりつく
東藻琴の道の駅から、美幌町→津別町を抜けて、たどり着いたのは「道の駅あいおい」です。
この道の駅も、ほぼ毎年お世話になっておりまして、ほぼ毎回名物の「クマヤキ」を食しておりました。
ちなみに、これまでのクマヤキ遍歴です(笑)。
「自分、どんだけクマヤキ好きやねん!」と激しくつっこまれそうですが、それほど美味しいんですよね。
しかしながら、先に「のんき〜焼き」をいただいたものですから、ここは、断腸の思いで甘いものは控えました(笑)。
で、道の駅内にある「あいおい物産店」で購入した「厚揚げ豆腐」を食すことに。
どうもここ相生ではお豆腐が特産品らしく、「ここのお豆腐を食べたら他では食べられない」という声が上がっているらしい。(毎回訪れているのに、無知でした・・・)
そんな中で、「これ、絶対美味しいやつや」と手に取ったのが、この厚揚げ豆腐でした。
はい、期待を裏切らない、いや期待以上の美味しさだったのは、いうまでもありません!
- 駐車場が広い
- 「鉄道博物館」がいい雰囲気を醸し出す
- クマヤキうまし!
- 厚揚げ(お豆腐)もうましっ!
そう、味わい深い「鉄道記念館」が、この道に駅にはあるのです。
そして、風が心地よかったので、しばしこちらの駐車場で休憩をしました。
そこで大活躍したのが、このクルマ専用の網戸です。
窓を開けたフロントドアに、こんなふうにかぶせれば、ドアを閉めても風が入ってくるのですよ。
これは、今回の車中泊で重宝した代物の一つ。
気持ちのいい相生の風に吹かれながら、ゆるりと過ごした時間、最高でした。
「オンネトー」で温泉浴&森林浴♪
さて、道の駅あいおいを後にして向かう先は、この日のメインイベントともいえる「オンネトー」です。
「野中温泉」入湯!
オンネトーに着いたら、まずは温泉で身心を清めます。
そう、みんな大好き「野中温泉」に浸かりました。
今年も入湯できたことを心から感謝しながら、しみじみと湯に浸かる幸せな時間。
野中温泉については、過去記事でもう少し詳しく記事にしていますので、ご興味もたれた方は、ぜひのぞいてみてくださいね。
硫黄泉にトドマツ造りの湯船。身も心も沁み入る本当にいい温泉です。
「オンネトー国設野営場」を見学
温泉でゆっくりした後は、美しい湖「オンネトー」を愛でにいきますよ。
野中温泉から車で5分足らずの場所にある展望スペースで、少しだけオンネトーを眺めます。
そしてさらに、その先に車を進めますと、「オンネトー国設野営場」がありまして、こちらをしばし見学(散策)させていただくことに。
まだお昼過ぎということもあり、キャンパーさんはほんの数人でした。
てくてくと木々の間を歩いていくと、湖が見えてきましたよ。
おお。なんどきも変わらない美しい光景。
ほぼ人がいない場所で、水面を眺めながら過ごすひととき、とても贅沢です。
こういう時間は、人間にとって必須栄養素だと思うんですよね。
はい、駐車場に戻ってきましたよ。
野営感たっぷりのキャンプ場に、こんなお洒落なカフェやショップもあるんですよね。
「次回の北海道旅ではここで泊まれたらいいな〜」なんて思いを胸に、キャンプ場を後にしたのでした。
オンネトー湯の滝まで歩いてみたよ
すっかりオンネトーに惹きつけられてしまった我々は、こうなったら「湯の滝」まで行ってみようということになりました。
ゲートから先、「オンネトー湯の滝」までは、1.4km。
目いっぱい「森林浴」を楽しめるコースですよ。
アカエゾマツの原生林の中をひたすら歩いていくのですが、これが気持ちいいことこのうえない。
途中ですれ違ったのは、3グループ8人ほどで、ほぼ人がいない状態です。
あ、ヒグマの生息地でもあるので「熊鈴」を忘れずに、ですね。
あと余談ですが、こんな時のために持参をしたのが、この黒い靴です。実は、バイク用のブーツなのですよ。
ゴールドウィン製で、グリップ力の高いビブラムソール。歩きやすいので、トレッキングシューズを持っていない私にとっては、これがその代わりとなってくれています。
ここで、トレッキングにバイク用ブーツをお勧めしているわけでは決してありませんので誤解なきよう。こんな使い方もあったよ!というだけのただの体験談でした。
そしてこの林道、普通のスニーカーで歩いても問題のない程度に平坦ですので、ここまでの準備は必要ないかもということを、あわせてお伝えします。(とはいっても、自己責任でお願いしますね)
はい、そんなたいらな林道をてくてく歩いていくこと30分。ついに見えてきましたよ!
こちらが、国の天然記念物「オンネトー湯の滝」です!!
こちらで、マンガン酸化物生成現象が見られるのです。
それも、「この地上でここだけ」とのことで、地味に(?)スゴいところなんですよね。
その影響で現在は入浴禁止なのですが、昔は秘湯として人気のあったオンネトー湯の滝なのです。
にしても、この湯の滝、圧巻です。ここまで歩いてきた甲斐が、十分にありました。
オンネトーを訪れた際には、ぜひ!
おいしい十勝に戻ってきたよ!
そんな感じでオンネトー時間を満喫した後は、足寄の街へ向かっていきますよ。
足寄ひだまりファームのとうきびにがっつく
国道241号を足寄の街方面に走っていきますと、右手に見えてきたのは、「足寄ひだまりファーム」の看板です。
こちらは、「とうきび」が美味しいと人気のお店。迷わず飛び込みます!
う〜ん!甘くて美味しい!!ぷりっぷりです。
あまりの美味しさに、この後もう1本ずつ買ってしまいました。
少し冷ましてからクーラーボックスに丁重に保管したのですが、冷たいとうきびもめちゃくちゃ美味しかったですよ。
お店の人も、気さくでとてもいい感じです!
こんなお洒落なカフェもあるんですよね。
はい、きっとまた、来年もお世話になりますよ!
道の駅あしょろ銀河ホール21を再訪
ということで、「道の駅あしょろ銀河ホール21」に到着。
ここでは、恒例の「ソフトクリーム休憩」をしました。
毎度おなじみのキャラメルソフト。
帰る前にこれを食べないと、旅を終われないカラダになってしまっているのです〜(笑)。
「道の駅かみしほろ」が神ってる!
そして、たどり着いたは上士幌町にある「道の駅かみしほろ」です。
「まるで神ががってる?」と思わずにはいられないほど、大満足の食やサービスなどをお伝えしていきますよ。
道の駅かみしほろで車中泊
190kmほど走ったこの日、こちらの「道の駅かみしほろ」で車中泊をさせていただきました。
このような「車中泊ガイド」があるほど、車中泊ウェルカムな懐深い道の駅なんですよね。(たぶん)
それだけで、もう「神」の領域です!
自動ドアを開けると、この地域の情報が得られる掲示があったり、パンフレットが入手できます。
一部崩壊してついに朽ちてしまうのか?と噂される幻のタウシュベツ川橋梁についても、林道ゲートの鍵をこの道の駅で借りることができるんですよね。
ただし、事前予約が必要かもしれないので、詳しくはこちらの公式サイトでご確認くださいませ。(私は利用したことがないので、お伝えできずごめんなさいです)
さらに私が心惹かれたのは、こちらの「旧国鉄士幌線橋梁群」の展示です。
廃線となった帯広駅から十勝三股駅までの「士幌線」。廃線路を辿りながら、橋梁の様子が写真で紹介されています。
また、タウシュベツ川橋梁の変化も写真で見ることができることから、思わず見入ってしまいました。(夜は長いですからね笑)
あと、広くてキレイなお手洗いは、24時間大開放!
これで、なんの心配も退屈もなく、車中泊ができますね。
8月のお盆を過ぎた頃でしたが、朝夕は涼しさを感じるほど。
車中泊では、窓を開けて網戸をかぶせることで、エアコンをかけなくとも快適に過ごすことができました。(車中泊でアイドリングは御法度ですしね)
さらに、マナーのいい車が多く、それも心地いい車中泊を実現できた一因でもあるのかなと。
そーんな感じで夜は更けていき・・・
はい、翌日です。
施設内には、上士幌のカントリーサインのデザインにもなっている「気球」のモビール。くすみ系パステルカラーが、建物の雰囲気に合っていてステキです。
上士幌町は熱気球のメッカで、この日の朝も、道の駅から空に浮かぶ気球を大きく見ることができましたよ。
それから、道の駅内にある芝生広場に(お尻が)キュートな動物たちに、興味津々なオット。
背中に乗りたくなってしまうのは、ライダーのサガでしょうか(笑)。
レストランの絶品モーニングに舌鼓
そして何よりも神ってると感じたのは、こちらのレストランの「モーニングサービス」です。
朝8時前からこのレストラン入口前には行列ができておりまして、なにごとかと思って見ていたのですが、ちょいと気になったので、8時の開店から十数分後に入ってみることにしました。
エントランスからお洒落な雰囲気が漂うレストラン。
開放感があって都会的な洗練さがありつつも木のぬくもりが感じられる、ほっと安心できる空間です。
ガレットやキッシュなどのメインディッシュを各々一つ選んだ後は、食べ放題のパン(たしか3種類あり)と飲み放題のドリンクに手を出します。
ジャムやマーガリン、十勝大豆のあんなど、パンにつけるもろもろも種類が豊富だし、パンは備え付けのトースターで焼くこともできまして、なかなかのサービスでした。
ドリンクは、コーヒーをはじめ、牛乳やリンゴジュースなどがありましたよ。
パンもドリンクもとても美味しくて、これだけでお腹が満たされた感じです。
そして、お待ちかねのメイン。思わず「わぁ〜」とため息が漏れてしまうほどステキな盛り付けです。
上が、オットが注文した「コーンのガレット」。
下は、私が注文した「ドライトマトとベーコンのキッシュ」です。
ガレットやキッシュそのものが美味しいのはもちろんのことですが、ジャガイモやレタスなどの野菜やソーセージが、これまた格別!(なにげにソースも美味しいのです)
素材のよさを存分に味わいながら、お腹いっぱいに十勝の食を堪能しました。
にしても、こんなに美味しいキッシュを食べたのは、おそらく生まれて初めてです。
うれしいゴミ回収サービス
この「道の駅かみしほろ」では、専用のゴミ袋を購入すれば、ゴミを回収してもらえるのです。
先ほど「道の駅かみしほろ車中泊ガイド」のことをご紹介しましたが、そこにもゴミ回収についての記載がありまして、専用のゴミ袋は、こちら「インフィメーション」で購入できるのです。
今回は、たまりにたまった(?)ゴミを、こちらで回収してもらいました。
このようにゴミを回収してくれる道の駅はなかなかないので、大変ありがたいサービスです。(道の駅しゃりも、燃えるゴミのみ回収可能ですが)
最近は、キャンプ場でもゴミを出せないところが増えてきているそうですね。
四輪車は積載性があるので、ゴミが出せなくてもまあなんとかなるものの(気持ちはよくありませんが)、二輪車ならどうなることでしょう。
それを考えると、このゴミ回収は、まさに「神サービス」なのです。
ということで、以上のことをふまえつつ、最後にこの「道の駅かみしほろ」のイチオシポイントをお伝えして終わりとさせていただきます。
- 駐車場が広い!(バイク専用駐車場も同じく)
- トイレがキレイ、めっちゃキレイ!
- レストランのモーニングサービスが絶品!
- ゴミ回収サービスが神!
- 「車中泊ガイド」があるほど、車中泊に対して寛容!(というよりお勧めしてる?)
- 朝、目の前にでっかい気球を見ることができるかもっ!(圧巻です)
次回予告:なかさつない六花の森&再びの十勝・帯広ライフ
北海道ドライブ第5弾を最後までご覧くださり、ありがとうございました。
この旅日記も、残すところあと2回となりそうです。
次回は、中札内村にある「六花の森」と再びの帯広ライフの様子をお届けしていきます。
あと2回ですからね。ここまできたら、最後までお付き合いいただけるとうれしいかぎりです。
それでは、また。