今年の6月からはじめた無農薬の米作りが、佳境を迎えました。
実りの秋である10月中旬、ついに「稲刈り」と相成ったのです。
今回は、全行程を手作業で行った様子を、画像満載でお届けしてまいります。
10月上旬:稲刈り1週間前の田んぼの様子(田植えから112日目)
とその前に、まずは稲刈り1週間前の様子をお伝えしていきます。
前回と比べると、ずいぶんと成熟したように感じますが、いかがですか。
緑から黄色に変わった稲穂たち。
あと一週間で、この子たちを刈ってしまうんですね。なんだか信じられません〜。
さぁ、次週はいよいよ稲刈りですよ!
10月中旬:稲刈りからハザ掛けまで(田植えから119日目)
10月も中旬にさしかかる頃、ついにこの日を迎えることとなりました。
そう、「稲刈り」です。
今年の6月中旬に植えた苗が、4ヶ月後にはここまで育ちました。
よくぞここまで・・・ううっ(感涙)。
そして、なんと美しい黄金色の稲穂でしょう!(いつも同じことを書いておりますが、親バカぶりを盛大に発揮しております)
この後すぐに、容赦なく刈ってしまうわけですから、それまでの間、できる限り愛でていたい気持ち、おわかりいただけますでしょうか。
はあ〜・・・ため息が出るほどに輝いている稲穂たちです。(本当に救いようのないほどの親バカっぷりですな)
ということで、陽が落ちるのが早くなっていることから、そうそうのんびりはしていられませんので、さっさと作業に入っていきますよ。
今回の作業は、「カマで稲を刈る→その稲をワラで束ねる→束ねた稲を稲干し器具に掛ける(ハザ掛け)」です。
それを、すべて「手」で行うのです。
こちらの田んぼを管理してくださっている農家のSさんから、カマの使い方、ワラの結び方、ハザ掛けの仕方のレクチャーを受けた後は、いよいよ稲刈り開始です!
素手で行った方が効率はよいとのことで、気をつけながら作業を進めます。
はい、こんな感じの仕上がりです。
これを、稲干し器具に掛けていきます。「ハザ掛け」というやつです。
3段あるうちの、1段目。
2段目に突入しましたよ。
そして、3段目に入ったところで、稲を4分の1ほど残して、この日の作業は終了。タイムオーバーというやつです。
残りの稲は、翌日に刈り取リますよ。
はい。一夜明けて、再び訪れた田んぼです。
刈り取った稲とそうでない稲が共存している不思議な風景ですが、この残りの稲をハザ掛けできれば、今年の稲刈りは終了です。
前日よりも過ごしやすい天気で、作業がはかどります。
余裕が出てきたのか、調子に乗って、写真撮影もしてしまいました。
カマで稲を刈りまして・・・
それをワラで束ねまして・・・
ハザ掛けしました!
残りの稲は、これだけになりましたよ!どや!!
どんどん減っていく稲。もうすぐ終わりなのかと思うと、なんだか寂しくなってきました。
そして、最後のひと束。祈りを込めて・・・
ザクっと刈らせていただきました。
そしてついに、ハザ掛けの完成です!
3段目は途中で終わっているのが、見た目的にも収穫量的にも少々残念ではありますが、この風景、私は大好きです。
ハザ掛けされても、輝き続ける稲穂。最後まで美しいものを見せてくれた稲穂たちには、感謝しかありません。
すべての作業が終了した後、この場所を去る前に、ハザ掛け以外に何もなくなった田んぼを記念撮影しました。
本当に、なんにもなくなってしまったんですね。。。
ちなみに、奥に見える稲の束は、農家のSさんのもの。この地域伝統の天日干しの方法ですが、牧歌的な雰囲気で、風情がありますよね。
ということで、今年の6月中旬から始まった米作りは、これにておしまいとなります。
4ヶ月間、この田んぼで格闘した日々は、生涯忘れないことでしょう。
といいますが、帰りの車の中では、オットとともに「田んぼロス」状態になっていました(笑)。
次回予告:そして玄米に、そして炊き立てご飯に
以上のように、「田んぼ作業」は終わりとなりました。
が、自分たちで作ったお米を味わうことこそ、お米作りの醍醐味ともいえます。
ということで次回は、あの稲が玄米から炊き立てご飯になったこと、そして、無農薬米作りの振り返りを行っていきたいと思っております。
そう、次回がほんまもんの最終回ですよ。
それでは、また。