こんにちは。もりこねです。
他人と自分を比べることは、無駄だとか無意味だとかいう声をよく耳にします。
他人との比較は、優越感、劣等感を生み出し、それが自分のみならず社会全体にとっても、よからぬ影響を及ぼしかねないからでしょう。(実際そうなっているような・・・)
それがあって、私もできるだけ他人と比較しないで日々暮らすことを心がけてきました。
しかし先日、自分が運営しているブログ(まさにこのブログ)のことで、
「他人の素敵ブログと比較→劣等感を抱く→ひどく落ち込む」
という経験をしたのです。
今はその沼から生還し元気に楽しくブログ運営をしていますが、抜け出すまではけっこうしんどい思いをしました。
ということで、今回はこんなことを記事にしていきます。
- そんな劣等感から抜け出すために私がやってみたこと
- 他人と比較し劣等感を抱いたことで得られたこと
同じようなことで悩んでいる方に、少しでも参考にしていただけたら幸いです。
といいますか、自分の備忘録のような記事になることが否めませんが(苦笑)。
「他人との比較→劣等感→落ち込む」が起こった経緯
他人と比較し劣等感を抱いて落ち込む・・・この沼にハマると抜け出すのが大変です。
そこで、それを解消すべく私がやってみたことをこれからお伝えしていきます。
その前に、私が他人と比べて劣等感を抱いた経緯から、説明をさせてください。
先日、あるブロガーさんの記事をきっかけに、同年代女性ブロガーの記事をいくつか拝見しました。
そこで見たものは、クオリティの高い素敵ブログのオンパレードだったのです。
素直にスゴイ!と思ったと同時に、こんな感情に陥りました。
それに比べて、自分のブログってなんてしょぼいんだろう・・・
まさに、他人と比較して劣等感の沼に落ちたのです。
しばし、ブログを書く気力が失せてしまうほどでした。
楽しくブログ運営をしていくには「他人と比べない」なんてことを過去記事にも書いていたのに↓、なんということでしょう。
劣等感から抜け出すために私がした2つのこと
そんな劣等感から抜け出すために私がとった行動は、次の2つでした。
- 現実直視→自分のブログのしょぼさを感じ切る(受け入れる)
- これからどうしていきたいのか→自分が惹かれるブログを分析する
これをしたことで、劣等感の沼から出て、以前よりも軽い気持ちでブログ運営ができています。
それでは、それぞれ掘り下げていきます。
1.現実直視→自分のブログをしょぼさを感じ切る(受け入れる)
まずは、期限を決めて、とことんまで自分のブログのしょぼさを感じ切りました。
自分のしょぼいブログから逃げずに、今ここにある現実をしっかり見て、その現実を受け入れるということをしたのです。
これは、けっこうしんどい作業でした。
今までは、「これはどうにかした方がいいかな?」「あれは変えたほうがいいよね?」と気にはなっていたものの、見て見ぬふりをしていたのです。
それと、真正面から向き合わなければならなくなったのですから、それはキツイです。
でも、この作業をしないと、このまま前に進めない気がしました。(別に前に進まなきゃいけないわけではないのですが、私は止まりたくなかったので)
ちなみに、今回、自分のブログでしょぼいと思ったところを例として挙げていきます。
- 全般的な雰囲気が野暮ったくてもっさりしている
- アイキャッチのセンスが壊滅的
- 記事タイトルがダサいしそもそも意味不明
- 1記事が異様に長文
- 要点がぼんやりしてまとまりがない
- 箇条書きが少なくて読みづらい
- 表や図解もほぼない
- 今流行り?の「エビデンス」がなく私見、持論、経験のみ
- 誰に向けて書いているのか明確ではないので伝わりづらい
- 結局何が言いたのかわからない
- なんかうすっぺらい
- 自分に酔ってる感の文章が痛すぎる(苦笑)
・・・とまあ、挙げればキリがないほどの自虐ぶりで、今書いていてもけっこうキツイです(笑)。
「いいところを見ていきましょう!」「長所を伸ばしていきましょう!」「褒めて育てましょう!」という昨今の傾向とは、まるで真逆のことをしているようです。
でもここのポイントは、「悪いところを挙げていきましょう」ということではありません。
あくまで「自分がしょぼいと感じていることを認めること」「自分が何にしょぼいと感じたのかを明確にすること」が目的でした。
それをしてどうなったのか・・・
- 自分のしょぼい感を認めたことで、気持ちがほっとして心にゆとりができた
- しょぼい感を明らかにしたことで、これから自分がどうしていけばいいのかが明確になった
- もう一度ブログを書こう!できればクオリティを意識したブログ作りをしていこう!という気持ちになれた
これらは、前に進んでいく原動力となったのです。
2.これからどうしていきたいのか→自分が惹かれるブログを分析する
これからどうしていきたいのかということですが、私の場合は、少しでも(自分にとって)クオリティの高いブログ作りをしたかったので、とにかくブログを見まくりました。
先のアラフィフブロガーさんや、気になったキーワードで検索してたまたま見つけたブログの中で、「ステキ!」「真似したい」と心惹かれたものは、どんどんブックマークをしていったのです。
この時には、もう劣等感で落ち込むことはなくなりました(笑)。
そんなふうに自分が選んだブログを見ていくと、好みの傾向がわかってきます。
それが、ブログ作りの大きなヒントになりました。
ちなみに、私が作りたいブログ像を例として挙げてみます。
- デザインはシンプルで統一感がある
- ハイセンスの中にでも、抜け感、素朴感を残している
- 簡潔な文章なのにしっかり的を得ている
- 時には本音を語る飾らない人柄が垣間見える
まだまだぼやっとしていて、抽象的なところが否めません。
それでも、自分の惹かれるものがわかったことで、こんな効果がありました。
- 自分のブログの方向性が見えてきた
- これからどうしていけばいいのかが、より具体的になった
- 実際に行動に移すことができた
さしあたり今していることは、自分が惹かれるブログを分析→参考にする→実際に真似てみる(パクってはいませんよ〜)です。
デザインをセンスよくしたいだとか、簡潔な文章を書きたいという悩みも、そういったブログであればたいがいが解決orヒントをくれるので、ほんとありがたいです。
他人との比較による劣等感から得られたこと(メリット)
他人と比べて劣等感を抱くことはデメリットしかないのではないのか?と思いきや、メリットもあったと私は感じています。
それは、次の5つです。
- 自分の現実を冷静に俯瞰して見ることができた
- その他人から多くのことを学べた
- 自分がどうしていきたいかが明確になった
- 自分の個性や自分らしさに気づいた
- 他人と比べるより過去の自分と比べる方が面白い
それでは、ひとつずつ掘り下げていきます。
1.自分の現実を冷静に俯瞰して見ることができた
劣等感から抜け出すためにまず行ったことは、現実を見ることでした。
私の場合は「ブログ」を見ることでしたが、逃げずに直視することで不思議と冷静になれたのです。
冷静になると、自分のブログなのに客観的に俯瞰して見ている自分に気づきました。
これまでは自分目線の独りよがりだったのが、相手(読者)目線も取り入れてブログ運営をしていきたいという思考に変わっていったのです。
このブログを始めて9ヶ月経ちますが、今頃気づいたのかよ!?という感じですけどね(笑)。
2.その他人から多くのことを学べた
今回の私の場合は、他人であるブロガーから、多くのことを学びました。
幸いにもこの国には、デザインや文章のセンスが好い才能あふれるブログがたくさんあります。
それを無料で見ることができるなんて、なんともありがたい話じゃないですか!
おおいに参考にしたり、ヒントをいただいています。
しつこいようですが、もちろんパクリはしていませんよ(笑)。
3.自分がこれからどうしていきたいのかが明確になった
自分がこれからどうしていきたいのか、という方向性が明らかになったと思っています。
私の場合は、こんなブログを作りたいというブログ像が明確になってきました。
それもこれも、他人との比較による劣等感から導き出されたものです。
方向性を決めることが現実化するひとつだと思っているので、これは大きな収穫でした。
4.自分の個性や自分らしさに気づいた
他人と比べ劣等感を抱くことで、実は自分の個性というのか自分らしさに気づくことになったのは、自分でも驚きでした。
私の場合は、他人のブログと自分のそれを比較したことで劣等感を抱きつつも、他人のブログにはない「自分独自のものがある」ことに気づいたのです。
それがいいのか悪いのか、周りから受け入れられるものなのかどうかは、また別の話ですが(苦笑)。
でも、間違いなくそれは「個性」であり「自分らしさ」です。
「個性」に長所・短所や優劣なんていうのは、存在しないですよね。(たぶん)
なので、それを活かしていくことが、自分がしっくりくる生き方になるのかなぁ〜なんて思っています。
ちょっと意味不明で長ったらしいこの文章も、私しかない個性なので、こんな個性を持ってるやつだと思って、あたたかい目で見てやってくださいませ〜(笑)。
5.他人と比べるより過去の自分と比べた方が面白い
よく言われることですが、「比較をするのは他人じゃなくて過去の自分」というのを、実感しました。
過去の自分のブログを見て、「黒歴史だ」「恥ずかしい」「しょぼい」と思えるのは、もしかしたら少なからず進歩をしたからじゃないかと、自負しております。
おわりに
他人のブログと比較して自分のブログに劣等感を抱いたことで、そこから抜け出した体験談や劣等感のメリットなんていうことを、かなりの私見満載でまとめてみました。
他人との比較はナンセンスだという考えに、変わりはありません。
でも、今回のこの体験により、悪いことばかりではなく学びや気づきがあるということがわかり、支離滅裂なこんな文章でも、記事にしてよかったと思っています。
自己満足の自分語りな記事でしたが、読んでいただきありがとうございました。