こんにちは。アラフィフ女ライダーのもりこねです。
クラシカルバイクの超ロングセラーである「ヤマハ・SR400」が、本年(2021年)3月の発売を最後に終了となったようで、一介のSRオーナーである私も、寂しさを募らせる日々でございます。
「ヤマハさんお得意のやめるやめる詐欺であってほしい(笑)」
そんな願いを込めながら、週末はSRでお散歩ツーリングをしました。
その時のSR画像とともに、この機会に今熱い視線を浴びるSRへの思いを語らせていただきます。
SRが好きだ!!
そんな方に向けて、失礼のない記事にしていくよう努めてまいります!
ただし、SRはその歴史もさることながら大変奥が深いことから、コアなファンが多いバイク。
私なぞがむやみに記事にするには恐れ多いことは重々承知しておりますので、どうかお手柔らかにお願いいたします(笑)。
2005年式・SR400について
まずは、私が購入した2005年式のSR400についての紹介です。
購入したのは2005年式のSR400
SR400を購入したのは、2006年の春でしたが、その時の最新モデルは「2005年式」でした。
まずは、お約束(?)の仕様諸元から。
SR400仕様諸元(一部)
シート高:790mm
全長:2,085mm
乾燥重量/装備重量:152kg/168kg
燃費:44.0km/L
燃料タンク容量:12L
エンジン種類:空冷・4ストローク・SOHC・2バルブ
気筒数配列/総排気量:単気筒/399㎤
始動方式:キック式
キャブレター型式:BSR33×1
最高出力:20KW(27PS)/7,000r/min
制動装置 前・後:油圧式シングルディスク・ドラム(リーディングトレーリング)
引用元:ヤマハ・SR400 2005年モデル カタログにて
ちなみに、メーカー希望小売価格が486,150円(税込)。
今となっては、貴重なキャブレター車でございます(笑)。
この時のカラーは3色。
- ベリーダークオレンジメタリック1(ブラウン)
- ヤマハブラック
- ダルレッドメタリックD(レッド)
私は、ダルレッドメタリックD(レッド)を選びました。
ヤマハさんはデザインセンスがとてもいいですよね。どのカラーも素敵です。
SR400・ファイナルエディションについて
1978年に誕生し、2021年3月15日の発売がラストとなったSR400。
騒音規制、排ガス規制、ABS規制によるものと思われますが、43年の歴史に幕を閉じることとなったのは、SRオーナーとしては非常に残念極まりなく寂しいかぎりでございます。。。
我が家のSR400のご紹介
我が家のSR400について、先日のお散歩ツーリングの画像とともにお伝えします。
SR400を選んだ理由
SRを選んだ理由が、どうしても思い出せないのです。。。
それまではずっとセロ−225Wに乗っていて、そろそろ400CCバイクにステップアップしようと思っていた頃でした。
この時は大型二輪免許は持っていなかったため、車種はある程度限られます。
そのような状況下で物色していたのですが、SRを選んだのは、こんなところに惹かれたからだと思います。
- 見た目がとにかく美しい
- キックスターターのみである
キックしかないというのはハードルが高いとは思ったものの、こんな理由からSR購入を決断したのです。
- 「デコンプレバー」で比較的簡単に始動できる
- あえて不便を味わいたいというあまのじゃくな性格
- キックだけというヤマハさんの並々ならぬ「こだわり」に何かを感じた(笑)
SR400の長所と短所
SR400は、超ロングセラーバイクということもあり、長所は盛りだくさんです。
人によっていいと思うツボは様々でしょうが、私が思うSRの長所を挙げてみます。
- 造形美は天下一品(私は純正エキパイの曲線美が好き)
- どこでも絵になる佇まい
- 心地よいサウンド
- キックスターターが意外に扱いやすい
- 足つき性がいい
- 軽量で取り回しやすい
- 燃費がいい
- とにかく走っていて気持ちいい!(←最後は結局それかよ)
SRこそ、フィーリングで乗るバイクなんだと思っています。(ちょっと言ってる意味わかんないかもですが・・・汗)
そして、ここがイマイチかなぁという部分も、一応挙げてみます。
ただ、そんな短所も「味わい」になってしまうところが、SRマジックなのです。
- 噂どおりの振動(笑)
- スピードが出ない(馬力がない)
振動については、高速走行は少しきついと感じますが、のんびり走れば気にならない程度です。
また、もともとゆっくり走りたいタイプの私には、スピードが出ない方がちょうどいいのです。
SRとのこれからのこと
SRについては、W650を購入してからは乗る頻度が格段に減りました。
とても素敵なバイクなのですが、維持費を考えると一度は手放すことも考えたのです。
しかし、「売っても二束三文?」ということで、しばらく様子を見ていたところに今回の生産終了。
貴重なキャブレター車でもありますし、やはり手放すのが惜しくなってしまいましたので、まだもう少し楽しみたいと思っています。
SRで走るときは、どうしても今回のような自然の中が多くなってしまうのですが、今後は古民家などの建造物だとか路地裏なんかをバックにしたSRを撮影して、にんまりと悦に入りたいものです。
「SRといえば・・・」を独断と偏見で
私が勝手に厳選した「SRといえば・・・」を挙げてみました。
伝説の女性ライダー!堀ひろ子さん
SRといえば、女性オートバイレーサーの故・堀ひろ子さんが真っ先に思い浮かびます。
SRの元祖となる「ロードボンバー」で、鈴鹿6時間耐久レースに出場。
このロードボンバーは、ヤマハXT500のエンジンを搭載した、まさに堀さんのためにつくられたマシン。
ネットで検索すれば、このロードボンバーを乗りこなす堀さんの画像を見ることができますが、堀さんもマシンも、ともに息をのむ美しさです。
堀さんのことはここではこれ以上は触れませんが、こんな素晴らしい女性ライダーがいたことを、女性ライダーの端くれとして心に留めておきたいです。
カスタムし放題
SRといえばカスタム、カスタムといえばSRといわれるほど、カスタムパーツが豊富なバイクがSRです。
カスタムをしない方がおかしいんじゃないかといわれるほどなのですが、我が家のSRはほとんど手を付けていません。
- マフラー→W・M(画像はノーマルマフラーです)
- シート→ワイズギア純正タックロール
- フロントサスペンション
- ハンドルバー
- カウンターウエイト
- スプロケット→アルミ製に変更
これくらいなので、SRは改造してナンボ!と思っている方にとっては、「つまんねーヤツ」かもしれません(笑)。
500に改造するキッドもあるそうで、私も一度は考えてみました。
しかし、キックがかかりにくかったり、車検を通すに問題があったりと、いろいろ不具合?もあるそうで、私のスキルでは手に負えないということであきらめています(苦笑)。
キックスターター
「始動はキックのみ」
そんな不便さをあえて愉しんでいるSRオーナーも、きっと多いことでしょう。
これこそが、SRの醍醐味です(笑)。
私がSRを選んだ理由も、変わらないこだわり(?)をヤマハさんから感じたため。
しかし、SRは左ハンドル部分に「デコンプレバー」がついているので、キック始動は思うほどに難しくありません。
女性は体重が軽いということもあり、どうしてもかかりづらくはなるのでしょうが、私はそのへんは大丈夫なのです!!(←ドヤ顔してますが、それはつまり・・・涙)
ただ、交差点などではエンストしないように、気をつけています。
焦ると、とたんにかからなくなっちゃいますからね(笑)。
あと、坂道での始動も極力控えています。
振動でナンバープレートが外れるという噂
先にも触れましたが、SRは振動が多いというのは、たしかにそのとおりです。
そして、ナンバープレートが外れるという噂(?)もありますが、これに関して我が家の場合ですと、外れるとまではいきませんが、ネジが緩んで今にも取れそう!ということがありました(笑)。
振動や風圧については、高速道路での走行はたしかにきつく感じますね。
その分、街乗りや田舎道をゆるゆると走るのは、軽快で本当に気持ちいいです。
玄人好み
SRは乗りやすいという声もありますが、私は「玄人好み」のバイクだと思っています。
SRは、1978年に誕生して以来造りは当時のままであり、正真正銘のクラシカルバイクです。
例えば、私のメインマシンであるW650は、見た目こそクラシカルですが、中身は生産当時の機能で造られているため、比較的乗りやすいバイクといえるでしょう。
ところがSRは、その車格や雰囲気とは裏腹に、「乗りこなす」にそれなりに熟練さが必要なのかなと感じています。
私独自ではありますが、SRに乗る時に意識している乗り方は、こんな感じです。
- シートに座る位置は気持ち後方で
- 少し前傾姿勢で
これをすると、やはりカフェレーサータイプに行き着くのか?・・・なんて勝手に思いながら、「ワタシ、乗れてる!」と勘違いをしてしまいます(笑)。
いまだにSRの良さを引き出せていないのですが、それゆえこれからどんなSRを発見できるのか楽しみでもあるのです。
美容系・クリエイター系に人気?
SRは、おしゃれに敏感な人に人気のあるイメージです。
私調べによると、美容師さんやクリエイター系のオーナー率が高いような気がしていますが、いかがでしょうかね?
決して無骨ではなくどちらかというと繊細なバイクだと、私は勝手に思っています。
男性と比べると小柄な人が多い女性には、とてもよく似合うバイクです。(もちろん男性が乗ってる姿もかっこいいですよ)
参考にしているSR関連の書籍
我々夫婦が参考にしているSRに関連する書籍を、ほんの一部ですがご紹介します。
TheSound of Singles SR vol.6
先に触れた堀ひろ子さんのロードボンバーの首謀者、山田純さんが表紙となっています。
この表紙だけでも、相当の価値があります!
2015年当時のSRへの想いが詰まった、SR好きならばお宝モノの1冊。
カスタムネタも満載です。
大人のSR
SRの積載や乗車ポジションを理論的に説明されていますが、図解が大きくわかりやすいです。
さらに、SRの系譜まで掲載。
その名の如く、大人のシブい書籍です。
ヤマハSRメンテナンス&カスタムファイル
購入当初、オットがよく見ていた本です。
メンテもカスタムもオットに任せきりでしたので、この本を見ながらこれから頑張っていきまーす!
おわりに
SR400がついにファイナルを迎えたということで、SRでお散歩ツーリングをした画像とSRへの想いを語ってみました。
かなり独断と偏見もあったでしょうし、メカ的なことや乗り方のハウツー的なこともないという、なんともお役に立てない内容だったかと思います。
それでも、SRのオーナーの端くれとして、少しでもその魅力をお伝えできたのであれば、うれしいかぎりです。
SRが生産終了となってしまっても、唯一無二のバイクだということに変わりはありません。
ありがとうございました。