現役キャリアカウンセラーのもりこねです。
このたび、「キャリアインタビュー」という取り組みをしたいと思い立ちましたので、そのきっかけや想いなんていうのを語らせていただきます。
私流キャリアインタビューとは
「キャリアインタビュー」というと、社会で活躍している著名人のキャリアを紹介するものだったり、企業内の社員インタビュー的なものを想像される方が少なくないのではないでしょうか。
また、キャリアカウンセリング(コンサルティング)を勉強されている方であれば、サビカスが提唱したナラティブキャリアカウンセリングの「キャリアインタビュー」を思い浮かべる方もいらっしゃることでしょう。
もちろん、そのあたりの影響は受けてはいるものの、私が行なっているキャリアインタビューは、これらをイメージすると期待ハズレになるかもしれません(笑)。
私流のキャリアインタビューとは、こんな感じです。
- 生き方や働き方に感銘を受けた「身近にいる市井の人」に焦点を当てていること
- そんな魅力あふれる方の生き様や価値観、仕事への想いなどを、キャリアカウンセラーである私が、その人らしさやキラリと煌る部分を逃さずキャッチしながら、じっくり掘り下げてお聴きすること
- 唯一無二のそのキャリアを、私目線の言葉(&写真)で、このサイトに記事として表現(発信)していくこと
そして、現時点では、私の個人的な趣味の一環、いわば無償ボランティアとして行なっております。(今後どうなるかはわかりませんけどね)
まあ、「やりたいことをやってみる」という、単なる自己満足です(笑)。
そんなちょっと我が強い感が否めないこのキャリアインタビューではありますが、そのきっかけや想いなどを語らせていただきますので、もしもご興味を持たれましたら、ぜひこのままお付き合いいただけるとうれしいです。
キャリアインタビューのきっかけ
私は、「人が働く姿や人が何かに懸命に取り組んでいる姿を見ると、このうえなく興奮(ワクワク)する」というちょっと変態的な性質を持っています。
なので、キャリアインタビューのきっかけは?と問われると、「変態だから」の一言で済んでしまうのです(苦笑)。
でも、それだと読者にドン引きされて、もう二度とこのサイトに訪れてくれなくなってしまうので、弁解のためにもう少し語らせていただこうかと。
そう、そんな自覚を持った最初の出来事は、高校時代にまで遡ります。
ある年の文化祭で、「写真展」を出し物にしていたクラスがありました。
たしか「何かに夢中になったり真剣になっている人の姿を撮る」みたいなテーマだったかと思うのですが、そのクラスの全生徒が学校内で撮影したいわゆる「奇跡の1枚」を、とてもセンスよく展示していたのです。(余談ですが、我がクラスは昭和初期のレトロがテーマでしたよ)
そこに飾られた写真のすべてに興奮していた私ですが、その中でも特に心揺さぶられたのは、部活動中のとある生徒の真剣な表情でした。
今ならきっと「エモい」と表現するのでしょう。
その写真やその生徒の表情にすっかり魅了されてしまった私は、写真にうつる表情はもちろんのこと、その時の感情もセットで、今でも鮮明に記憶しているのです。
その後、高校を卒業した私は、特に志望していたわけではないのですが、縁あって労働関連の行政事務に従事することとなり、働く人や企業と関わる環境に長年身を置いておりました。
また、「働く」ということを常に考えさせられる家庭環境で育ってきた、というのもあるのかなとも思います。
そういった諸々があって、人が一生懸命になる姿や人のキャリアに興味を持つようになったのかなと、そんなふうに分析しています。
10年ほど前に就職支援(キャリアカウンセリング)の仕事に転職をしたのも、きっとそんな高校時代のエモい思い出や前職経験、家庭環境が影響しているのかもしれません。
そして、キャリアカウンセリングの経験を重ねながら気がついたことは、「相談者のこれまでの生き様、いわゆるキャリアは、十人十色でそれぞれがおもしろく、替えのきかない唯一無二のものであること」でした。
そんな貴重なキャリアをお聴きしたことにより、これまでいったいどれだけの気づきや学び、感動をいただけたことでしょう。
そんな実体験から、「人のキャリアをもっと知りたい!もっと聴きたい!」と思うようになったのです。
そのために、これまでキャリアカウンセリングの仕事を続けてきたといっても、過言ではありません。
さらに、ブログ運営を始めるようになってからは、「こんな素敵なキャリアを私の胸の内だけに留めておくなんてもったいない!せっかくなら、少しでも多くの方にそれを届けたい!」という思いも湧いてきたのです。
昨年、個人でキャリアカウンセリング事業をはじめたこともあり、だったらこの際「キャリアインタビューをやってしまえ!」なんて思い立ちまして、今回のこのような流れになったと、まあそういうわけです。
キャリアインタビューへの想いは「三方よし」
想いというほど大それたものでもないのですが、どんなキャリアインタビューをしたいのだろう?と考えた時に、まずもって大切にしたかったのは、最低でも「三方よし」とすることでした。
私流キャリアインタビューの「三方よし」とは
- 自分にとっての「よし」とは⇨自分のやりたいことができる、擬似体験により自分の内面世界を広げたり深めることができる
- インタビューを受ける側にとっての「よし」とは⇨事業の宣伝・集客につながる、キャリアの振り返りにより気づきが生まれる、自己肯定できる
- インタビュー記事を読んだ人にとっての「よし」とは⇨キャリアの参考になる、業界や職種の情報を得られる、擬似体験により自分の内面世界を広げたり深めることができる
今は、「四方よし」「五方よし」ともいわれていますし、「多くの人に必要とされているかどうか」という視点も必要なのかもですが、ここではそれは脇に置いておきます。
この「三方よし」を意識するようになったのは、最初は自分がただやりたいだけのキャリアインタビューであるにも関わらず、もしかしたら、インタビューを受ける人にも、そのインタビュー記事を読む人にも、何らかのメリットがあるんじゃなかろうかと、そんなふうに思うようになったからです。
まあ、ただ単に熱量が上がって周りが見えなくなっているだけなのかもしれませんが(笑)、私はそう確信したことで、キャリアインタビューに取り組むことに決めました。
とはいっても、ふと、「私、なんでこれをやってるんだろう?」という思いになることもあります。
そんな時は、この自分独自の「三方よし」に立ち返っています。
すると、もうちょっとやってみようとか、もう少しいい方法を考えてみよう、なんていう前向きで建設的に気持ちになれたりするから不思議なのですが、もしや「三方よし」って、何か中毒性があるんでしょうかね(笑)。
なぜ趣味の一環?無償ボランティアってどういうこと?
キャリアインタビューをビジネスではなく、趣味の一環、ボランティアと位置付けた理由を、ここで説明いたします。
理由は、単純に「実務経験がない」からです。
ブログ運営は3年(その前の無料ブログ時代を含めるとトータル5年)の経験があるものの、取材ライターという経験がありません。
さらに、キャリアインタビューを思いついたはいいけれど、そのノウハウやニーズ、細かいところでは料金の相場などなど、ビジネスにあたっての必要な調査や勉強などをしないままに、勢いだけではじめてしまうというずさんさ(苦笑)。
ゆえに、「とりあえずは、趣味の一つとしてボランティアからやってみよう、そうやってコツコツと経験を積ませてもらおう」現時点ではそんなふうに思ったのです。
何よりも、まずは行動です。行動すれば、必ずなんらかのうねりが生じますので、それがどんなふうに変化や進化をしていくのか、それも楽しみなのです。
とはいっても、このキャリアインタビューは、私にとっては真剣勝負。
だって、人様の大切な時間をいただいてインタビューをするわけなので。
それに、人様からお聴きした大切なキャリアをウェブサイトに挙げるわけですから、いくらこのサイトがそれほどの影響力がなくとも、そうそういい加減なものは作れません。
くだらないという声が聞こえてきそうではありますが、キャリアカウンセラー&物書きとしてのプライドが許さないからです。
そんなこんなで、趣味やボランティアでも、プロ意識をもってインタビューし記事を作成していることだけはお伝えをいたします。
ちなみに、「キャリアカウンセリング」については、これまでの実務経験を踏まえて、ビジネスとして行なっていることをご了承願います。
おわりに
今回はじめて、キャリアインタビューについてのきっかけや想いというものを語ってまいりました。
この記事で、少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひ、今後このサイトに掲載するキャリアインタビュー記事をのぞいていただけると、涙が出るほどうれしいです!
生き方や働き方のヒントが、てんこ盛りの内容となっております。読むだけですから損はしませんよ、きっと(笑)。
ではでは、再びのご縁があることを願いつつ、今回はこのあたりで失礼します。
ありがとうございました。