この9月末より、元公務員×キャリカウンセラーという経験を活かすべく「キャリアお悩み相談」をオンラインで開設しています。(注:2023年9月に一旦終了し、同年11月より新たなサイトでキャリア相談をはじめています)
スタートしてから1ヶ月が経ったということで、これまでの自分のカウンセリングを振り返ってみたところ、こんな思いが湧き出てきました。
- 相談を受けてくださった方との出逢いに感謝
- 自分のキャリアカウンセラーとしての力のなさを実感
この2つのことについて、これからさくっと語らせていただきます。
相談を受けてくださった方には「感謝」しかありません
最初にお伝えしたいのは、「これまで相談を受けてくださった方々との出逢いに感謝」ということです。
この1ヶ月で、ありがたいことに数名の方のカウンセリングセッションをさせていただきました。
「もっと話を聴かせていただきたいのに、時間が足りないーっ!!」という思いになってしまうほど、人間的魅力溢れる方ばかりで、 カウンセラーである私の方が多くの学びや気づきを得ていたのです。
どんな気づきや学びを得ているのか、詳しい内容についてはもちろんお伝えはできませんが、例として挙げていきます。
- 思考停止にならず、常に疑問や問題意識を持って真摯に仕事に取り組んでいる
- 一時的な感情に流されず、冷静に俯瞰して物事を捉えている
- 自分のこうありたいという将来像が明確であり、それに向けて行動(前進)している
- 自分の強みや弱みは何か、自分はこれからどんな働き方生き方をしたいのかなどの自己分析が進んでいる
私も、公務員現役時代にこのようなことを意識して過ごしていれば、もちょっといい感じで人生を歩んでこれたのかもしれないのに・・・と、思わず時間を戻せない悔しさを噛み締めてしまうほどでした(^_^;)
そして、公務員は、当たり前なのでしょうが、全員が全員「思考停止な羊さん」ではないこともよくわかりました。(いや、それは自分だけでしたね^^;)
ここで出逢った方は、「なんでだろう?」「なんかおかしいよね?」というような疑問や問題意識を持ち、そこから自分の頭で考え行動していらっしゃる方ばかりです。
いや、そもそも公務の仕事や職場に疑問を持っている(思考停止していない)から、私のようなところに相談に来てくださるわけですので、そう考えれば納得の結果なのかもしれません。
そして、自分の強みや弱みは何か、自分はどんなふうに生きていきたいのか、というような自己分析をしっかりされていらっしゃるということにも、頭が下がりました。
皆さん、それぞれに自分の軸を持って、前に進んでいらっしゃる・・・
もうそうなれば、こちらがアドバイスをするようなことなどございません。
こんな素敵な方々から生き様を聴かせていただき、そこから多くを学ばせていただいているのですから、感謝しかないのは当然のことなのです。
自分のキャリアカウンセラーとしての力量のなさを実感
それとともに湧いてきた思いは、「自分のキャリアカウンセラーとしての力量のなさを実感」したことです。
毎回、カウンセリングセッションが終わる度に、自分の力不足に辟易し、長く深〜いため息をついていました。
定期的におとずれる「自分はカウンセラーには向いていないんじゃないか」という思いが、またもや脳裏をよぎったのです。(これについては、また後日詳しく記事にしていきます)
特に、どんなところが力不足だと思ったのか、それはこれら↓ができていないと感じたからです。
- 相談者(クライエント)の頭の中のごちゃごちゃを「整理」して差し上げること
- 相談者自身にすでにある「こたえ」に自ら気づいていただけるような対応(深堀)をすること
これらは、キャリアカウンセラーとして求められることの一部として、一般的にいわれているものです。
要は、「基本中の基本」なのですが、それができていないと感じているのですから、私はこれまでキャリアカウンセラーとして何をやってきたのか?疑問に思う気持ち、わからなくもないでしょう(^_^;)
そして、せっかく相談を受けてくださったのに、ご満足いただけるカウンセリングにならなかったのではないかと思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
それでも、あたたかい感想を寄せていただき、本当に救われる思いでした。(ええ人たちや〜)
ただ、こうやって自分の力不足を嘆いたって、誰かがどうにかしてくれるわけではありません。
そんな人の優しさに、甘えてばかりもいられません。
自分に力がないと思えば力をつけるような行動をするしかないのですから、相談者に寄り添うという気持ちを忘れず、これからも日々研鑽です。
そして、それはキャリアカウンセラーを続けるかぎり、終わることはないのです。
あなたの生き様聴かせてください!
こんな感じで、「キャリアお悩み相談」の1か月間を振り返ってみました。
かなり正直な気持ちをお伝えしてしまっていますので、「こんなカウンセラーで大丈夫か?」と不安に思われた方も、もしかしたらいらっしゃるのかもしれません。
でも、私はキャリアカウンセラーではあるものの、人としては欠点だらけのポンコツですし、これまでも悩み多き日々を過ごしてきました。
ゆえに、よくいわれることもかもしれませんが、人の悩みに寄り添おうとすることができるのです。
そして、人の「生き様」から多くの学びや気づきを得て、それらに助けられてここまで生きてきた一人でもあるのです。
ぜひ、あなたのあなたにしかない「生き様」を私に聴かせてくださいね。